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がんばりすぎずにあるこうや。

駆け抜けろ。ひたすらに高みを目指して。

上野紗稀選手のジェフレディースからの退団と浦和レッズレディースへの移籍が発表されました

サッカーに移籍はつきものです。特に日本の女子サッカー選手は、仕事や学業の傍らでプレーする"アマチュア"であることがほとんどですから、プレー以外の影響で移籍が起こることも多々あります。ですから、特に在籍4年目以降は、毎年ある程度の覚悟をもってオフシーズンを迎えていました。とはいえ、実際にこうして発表されてみると、やっぱり悲しいし寂しい。前向きな移籍であることが分かっていても、どうしてもそういう感情が先に立ってしまいます。

2013年の5月、フクアリでの新潟戦で初めて上野ちゃんのプレーを間近で見てから、あっという間に7年が経ちました。これだけの長い間、一人の選手をひたすらに応援し続けたのだなと思うと、すごいことだなと自分ながらに思います。がんばってほしい、活躍してほしいと思える選手を、間近で見続けて応援し続けられたのは、とても楽しく、とても充実していて、とても幸せなことです。

上野ちゃんといえば、やはりはじける笑顔が代名詞です。ルーキーイヤーに経験したはじめての代表戦や、雨の成田でベレーザに勝った試合などは、実に充実した表情を見せてくれました。
それからなんといっても、2017年のリーグカップ優勝。ジェフレディースのはじめてのタイトルとなる優勝カップを、最初に天高く掲げたのが他ならぬ上野ちゃんだったのいうのは、本当に嬉しかった。あの日の興奮は今でも忘れません。
その翌週には長野で念願のキャリア初ゴールをあげて、2週連続でお祭り騒ぎになったり、2018年にはリーグ戦100試合出場をお祝いしたり、楽しいこと、嬉しいことばかりです。

試合後に声をかけるといつも快く応対してくれましたし、逆にピッチ外で声をかけてくれることもありました。レディースチームはトップのホームゲームでチケット売りをすることがありますが、あるとき僕のほうが上野ちゃんがいるのに気づけなくて素通りしそうになって、いきなり背中をぶっ叩かれたこともありました(笑)

7年の間に、いろんな楽しさに出会えました。いろんな仲間にも出会えました。それまで知らなかったことをいろいろ知ることができました。本当に、とても充実した7年間でした。

新天地はレッズレディースになります。レッズレディースユース出身の上野ちゃんにとっては、8年ぶりの"古巣復帰"ということにもなります。もしジェフから移籍することがあるなら、行き先はきっとレッズだろうなという感覚はずいぶん前からあったので、あまり驚きはありません。レッズレディースの新体制発表でユニフォーム姿もお披露目しまして、真っ赤なユニフォームがまた悔しいほど似合ってますね。新しい背番号は12番ということで、こっそりと「2」が残っているのが個人的にはちょっと嬉しかったり。レッズには仲良しの菅澤さんも、ユース時代から親友の栗島もいますし、チームに馴染むのに苦労はしないでしょう。ユースのころから知ってくれているサポーターさんもいるでしょうから、温かく迎えてくれるはずです。

成長という意味でも、日本代表経験者を多く抱えるチームの中でレベルの高いサッカーを経験することで、一段も二段もレベルアップすることができるはずです。ポジション的なライバルとしては、左右両サイドをこなす佐々木繭と、直近でA代表にも選ばれている南萌華、ユース出身で世代別代表の経験も豊富な高橋はなといったあたりで、これは相当に高い壁です。スタメンを勝ち取るのは容易ではない。ですが、彼女らを上回って試合出場を果たすことができれば、それはこの移籍が正しかったという証明にもなります。高倉さんの目に留まれば、代表の青いユニフォームに再び袖を通すことも、叶うかもしれない。

ジェフの黄色いユニフォーム来てピッチを駆ける姿を見ること、「ジェフレディース上野紗稀」として日本代表に選ばれることは、なくなってしまいました。どうしたって残念でさびしい。その気持ちはぬぐえませんが、ジェフレディースにいたとき以上に大活躍して、この移籍が正しかったことを証明してくれるはずです。それを期待して、これからも応援していこうと思います。


上野ちゃんが移籍しても、もちろんジェフレディースのサッカーは続いていきます。シーズンが開幕を迎えたとき、自分がどんなスタンスや心持ちでいるのか、いまだに全然想像できません。ただ、少なくともレディースの試合を全く見に行かなくなるということはないし、一度べったり追いかけたものからスパッと離れるなんてことができようはずもないので、自分のモチベーションに合わせて応援していこうと思います。

今こそ、すべての力を結集するとき

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2020シーズンに臨むジェフユナイテッド新体制が発表されました。2017シーズンから3年間続いたエスナイデル-江尻体制を一新し、指導陣も入れ替わります。心機一転、新たなスタートです。

戦力整理は、印象ほど大きな変化はありませんでした。昨シーズン所属していた選手のほとんどが残留。退団は、他チームに期限付移籍していた選手がそのまま完全移籍に移行したり、期限付移籍が延長されたり、ジェフで出番を得られなかったローン移籍選手が帰還したのがほとんど。なので戦力的なマイナス分はほぼないでしょう。過去最低の17位という成績だったのにほぼ現状維持というのもやや違和感がありますが、高橋GMによれば「既存戦力を評価している」ということなので、残そうと思って残したということですね。J1からオファーがあったにもかかわらずジェフでプレーすることを決めてくれた選手もいますから、その評価が当たっていることを願うばかりです。

新加入は7人。すでに公式戦デビューを果たしている大卒ルーキーが2人と、U-18からの昇格、韓国U-23代表歴を持つ若い選手、そして完全移籍で3人です。GKからFWまで、7人全員がセンターラインの選手。つまりある程度一貫した方針をもって獲得に動いていたということで、ジェフの弱点を正確に補強するものになっているのだろうと思います。
個人的には、GKの新井とストライカーの山下への期待が大きい。新井の能力の高さはJ1のトップレベルで証明されていますし、山下は長らくジェフで活躍できていない"点で活躍してゴールを奪う"タイプのFWです。停滞気味の攻撃陣にカミカゼを吹かせてくれると期待してます。

新監督には尹晶煥ユン・ジョンファン)が就任しました。Jリーグのサポーターで彼の名前を知らない人は、おそらくいないでしょうね。選手としては韓国Kリーグと日本のJリーグでプレー。韓国代表としては96年のアトランタ五輪から2002年ワールドカップまでの経験があります。そして、指導者としての実績は言わずもがな。鳥栖を就任1年目でJ1に昇格させて定着させ、蔚山現代を上位へ争うチームに押し上げ、セレッソではやはり1年目でカップ戦二冠とリーグ3位を達成。監督としてタイトル獲得の経験がある人物がジェフの監督になるというのは、ずいぶん久しぶりです。もしかするとイビチャ・オシムさん以来でしょうか。Jリーグの文化と日本人選手の特性を熟知している人です。よくぞ来てくれました。

チームは新体制発表のあった6日に始動。早くも2部練習・3部練習を敢行して、ハードに追い込むトレーニングを重ねています。「テクニックがなければ走力でカバーする」という哲学は、ジェフにはよく浸透した考え方ですね。チームは来週から沖縄・南城市に入って3週間のスプリングキャンプを実施しますが、ここでも相当に厳しいトレーニングが課されることでしょう。恒例となったレイソルとのちばぎんカップで、その成果を見るのが楽しみです。

一方のレディースチームは、4人の退団・移籍が発表されました。上野、若林、西川と、主力として長年ジェフレディースの屋台骨を支えてきた選手がそろって移籍という事態には、驚きと衝撃を禁じえません。美里さんは海外チームへの挑戦を表明しています。上野ちゃんとにっしーは、なでしこ1部上位クラブへのステップアップとなる移籍。円佳はケガがちでなかなか満足に出番を得られませんでしたが、出場機会を求めて今季1部に昇格する愛媛に移ります。いずれのチームでも同じポジションに強力なライバルがいますから、スタメンを勝ち取るのは大変でしょうし、ジェフレディースにとっては戦力的に間違いなく大きな痛手ではありますが、4人ともジェフで培った経験を活かして、新天地でも活躍してほしいと思います。

新加入は7人。U-18からの昇格が3人と、大卒選手が4人です。U-18の大澤と大熊は、昨シーズントップ登録されて既に公式戦を経験済みで、特に大澤はほぼ主力のようなポジションで攻撃を活性化してきました。これまでトップ登録がなかった中尾も、U-19日本代表では中盤の要のポジションを任され、昨年のU-19アジア選手権優勝に貢献した1人です。なにより、ジェフレディースU-18は年明けに大阪で行われた全日本ユース選手権で、2年ぶりに優勝。大きな成果をもってなでしこリーグにやってきます。
大卒選手はいずれも即戦力です。日体大から加入する今井は、日体大FIELDS横浜の選手として公式戦79試合の経験を持つ即戦力。一昨年はインカレを制し、年代別代表の経験もあります。手薄になったバックラインにしっかりフィットしてくれるでしょう。

個人的に最も注目し期待しているのが、流通経済大から加入する広瀬桜です。はじめて見たのは2018年の夏、水戸で行われた国体関東ブロック予選に出場した茨城県選抜チームでした。地元開催となった昨年の国体でも選抜入りし、4ゴールを挙げて準優勝に貢献。所属する流経大でも10番を背負い、関東女子リーグ2部と関東大学女子リーグ2部でともに2位に導きました。テクニックとクイックネス、シュートセンスを併せ持つセカンドトップです。
つくばと茨城の女子サッカーを長く見ている身として、彼女のポテンシャルとパフォーマンスにはずっと注目してきたので、ジェフレディースに来てくれることになって嬉しいです。開幕からスタメンを勝ち取るのは大変かもしれませんが、黄色のユニフォームを着て存在感を発揮してくれることを期待しています。

監督は、2年間務めた藤井奈々さんが退任し、新たに猿澤真治さんが就任します香川県の中学校やJFAナショナルトレセンレノファ山口のアカデミーなど、育成年代を長く見ていた人だそうです。ジェフレディースの監督は長らく内部人事が続いていましたが、2007年シーズンの里内猛さん以来13年ぶりの外部招聘になりました。「優勝争いができるようなチームに」「なでしこジャパンに選ばれて活躍できる選手を」と、大きな目標とビジョンを掲げています。チームに新しい風を吹き込んで、上位を争うチームに成長させてくれることを期待しています。

例年どおりなら、1月下旬~2月にチームが始動。2月中旬には恒例になった「なでしこ交流戦」も実施されることでしょう。3月20日に開幕を迎えるなでしこリーグは、今年は東京オリンピックの影響で変則日程になることが見込まれます。3年ぶりのタイトル獲得を目指して、一丸となって戦い抜いてほしいと思います。

New Year 2020

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明けましておめでとうございます。今週から仕事始め・学校始まりという人が多いでしょうかね。僕は2日間くらいはリハビリかなと思っていたところ、初日からゴリゴリと作業が積み上がって早くも息切れしそうです。いつものことですが(^^;;

2019年の振り返り

昨年は珍しく年始にきちっと目標を決めました。これがこちら。

  • クルマを買い替える
  • ジムに1年間通い続ける

結果から言えば、どちらもクリアすることができました。
クルマは5月末に納車され、現在まで元気に走ってくれています。ハイブリッドってのはすごいですね。燃費がそれまでの倍以上に跳ね上がりました。ハイブリッドは新車で買うとなかなか元が取れないとも言われていますが、中古ですし通勤含めてほぼ毎日乗りますから、十分にペイできると思ってます。またローンを組んじゃったので、せっせと働いて返済しないとね。

ジムはしっかり1年間通いきりました。サッカーのシーズン中は週3日、オフシーズンに入ると多いときは週5日行ってますね。大型連休もなんのその、むしろ休日に「ヒマだ、ちょっと身体動かしに行くか」みたいなノリで行ったりしてます。ジム仲間もたくさんできて、楽しくなってますね。これは続くわ。

というわけで、昨年の目標達成度は100点。よくがんばりました。

一方で、昨年は公私とも、つまり仕事やプライベート、サッカーがらみなどなど、いろんなところで細かいミスをいろいろしてしまったなーという印象です。年間を通して心身ともに余裕がなかったですね。3月末までは忙しい状態が続きそうなので、まずこれをしっかり切り抜けて、4月の新年度からは心機一転切り替えて、充実した2020年にしたいところです。

2020年に目指すところ

今年は「整理と吸収」の1年にしたいと思っています。
ここ数年、忙しくも充実した日々を送っていて満足してはいるものの、その忙しさにかまけていろいろなこと・モノを"抱え込んで"しまっているなと思っています。仕事もそうだし、サッカーに絡むいろいろ、その他プライベートなども含めて、ちょっと「余裕」がなくなっているなぁと思っているのです。

顕著に現れたのは、読書習慣の減退でした。例年ですと年間50冊くらいのペースで読んでいたんですが、昨年は10冊にも満たないんじゃないかな。こんなに少なかったのは、たぶん20年以上ぶりです。せっかくKindleを買い替えたのに、いまいち活用できなかったw また映画も、一昨年は16本見たところ昨年は11本。時間が取れなかったのはもとより、見たいと思う映画を嗅ぎつけるアンテナが鈍ってしまったのだと思います。それもたぶん精神的な余裕のなさが所以。

ですので、今年1年は、心身のコンディションと時間やお財布事情などに余裕を取り戻す年にしたいです。具体的に目標を決めるわけではないですが、来年・2021年の年始エントリで「しっかりリフレッシュできました」と書けるように、自分自分に気を使いながら過ごそうと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。

ジェフ千葉でTech的に遊ぶ

※この記事は『ジェフユナイテッド市原・千葉 アドベントカレンダー2019』12月17日の登録記事です。

adventar.org

みなさんこんにちは。はじめましての方ははじめまして。ばぐーと申します。
当エントリにお越しいただきありがとうございます。昼休みや通勤/通学中の読みものとして、お付き合いいただければ幸いです。

アドベントカレンダーに登録されている記事は、毎回楽しみに読ませてもらってます。僕もせっかくblogを持っているので、せっかくの機会ですし、今まであまりきちんと書いてこなかったテーマでしたためることにしました。

Twitterアカウント『ジェフユナイテッドニュース』を運営しています
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ジェフユナイテッドニュースのトップ。ヘッダはナイトゲームフクアリを南側スタンドから撮影したもの。

SNSの代表格であるTwitter。僕も個人のアカウントを持っています。Twitter経由でこの記事にたどり着いた方も多いことでしょう。ジェフ関連のアカウントも、クラブ公式をはじめたくさん開設されていますが、その中にひっそりと紛れる形で「ジェフユナイテッドニュース」というアカウントを管理・運用しています。

twitter.com

ジェフユナイテッドニュースは、公式サイトやサッカー関連サイトなどの新着記事情報を集めてPostしたり、チームの試合情報のリマインダを提供したり、選手・コーチ・スタッフのお誕生日をお知らせしたりしているアカウントです。すべての処理がクラウド上で自動実行されている、いわゆる「ボット(bot:robotの略語)」アカウントです。

2010年に開設して以来10年が経とうとしていますが、おかげさまで4,300人を超える方にフォローしていただき、またレディースやアカデミーを中心にジェフの現役選手にもご愛顧いただいているようで、大変うれしい限りです。フクアリDJのガマさんや、DAZNリポーターの野中チコさんにもフォローいただいています。ありがとうございます。

botのしくみ

ジェフユナイテッドニュースbotは、前述のとおりすべての処理が自動で行われ、Postする際に人間の手作業は介在しません。専用のプログラムを作成してクラウド環境に実装し、これを定期的に自動実行させています。現在は下の図のような環境構成で開発/運用しています。

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bot動作の仕組み。緑色の中が自動実行されている部分です。

新着記事の取得は、2分ごとの定期実行です。なので記事がリリースされてから遅くても2分後にはbotでキャッチして投稿できる、ということになります。午前0時から7時までの深夜帯は動作を止めていて、これはまぁそんな深夜にPostされても見れないでしょというざっくりした感覚で設定してます。この間に新着があると、朝7時にドバっとPostされることになっちゃうんですけど。

試合情報や誕生日のリマインダは、毎日決まった時間に動いています。これはCSVファイルにデータを溜めて使っています。僕自身の普段の作業はこのCSVファイルの更新と、あとは不具合が起きたときのデバッグ作業。参照しているWebサイトのページ構成が変わったりすると、それに合わせて読み込み機能を改修したりもします。

開設当初は個人のWebサイト用にレンタルしていたサーバに、 Perl で書いたソースを配置して動作させていました。2015年のオフシーズンに、パフォーマンスの向上を主な目的として動作環境を Google App Engine に移行し、言語も Python に変更して書き直しました。現在の Google Cloud Platform では、 Developer Console を使ってリモートで直接サーバ上のファイルを編集することもできますが、僕はもっぱら自分のPC上で開発/動作確認をして、それをGCPにインストールする方法をとっています。

そもそもなんでbotを作ったのか
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botの基幹技術3種。プログラミング言語フレームワーク、プラットフォーム。

端的に言えば、仕事に必要なスキルを練習するためでした。
2010年4月から担当するプロジェクトが変わって、C++Perl が必要になりました(それまでは C や Ruby on Rails を使っていた)。当時の職場には練習用の開発環境が潤沢に用意されておらず、特に Perl はWeb環境を個人用に整えるのも難しい状況で、コードの実験には苦労していました。

そこで自前でなにか練習用に作りたいと思ってテーマを探してみたところ、どうせなら自分の好きなものを題材にしたほうが身も入るだろう、Twitter は当時流行り始めのころで遊んでみるには良い素材かもしれない、と思ったのがきっかけです。

2015年オフに前述のとおり環境移行を実施しましたが、移行先に Google App Engine を選んだのも、仕事でGAEを使うプロジェクトがあったのでその勉強のためです。言語にPythonを選んだのもそう。それまで作られて運用されていた Perl コードを片っ端から Python に書き換えるという作業が始まっていたので、これは少しでも触る機会を増やして Python に慣れておかないといけないと思ったのです。

余談ですが、 Python は数理計算系ライブラリが充実しているので、昨今はディープラーニングやAI関連技術の方面でホットな言語になっています。なのでやってて良かったかなと。クラウド環境は、いま選ぶなら GCPより Amazon Web Service ですかね。AWS にはモバイルOSやIoT向けのSDK(ソフトウェア開発キット)もあるようだし、データベースも PostgreSQLMySQL のエンジンがそのまま使えるみたいですしね。

オフシーズンはメンテナンスの季節です

大規模なメンテナンスが必要な場合には、まとまった時間が確保しやすいシーズンオフに行うことが多いです。特に今オフは、2015年オフ以来の大幅な環境構成変更を予定しています。ひとつは Python のバージョンアップ対応、もうひとつは Cloud SDK への移行です。

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年度末になると急に増える道路工事みたいなもんです。

現在のソースは Python2.7 で書かれていて、このバージョンは2020年1月でサポートが切れることになっています。サポートが切れても「=即bot動作不可」とはなりませんが、予期せぬ不具合などに対応できない可能性が出てきます。
またWebフレームワーク Django も、現在の Django1.11 は2020年4月で延長サポートが終了することになっています。あまり時間がありませんが、シーズンインまでには Python3.7 / Django2.2 へのコンバージョンを完了する予定です。

また、 現在利用している App Engine SDK(App Engine Launcher)はすでに非推奨環境になっていて、デプロイコマンド appcfg も2020年7月末でサービスが終了することになっています。なので、こちらも今オフのうちに Cloud SDK と gcloud コマンドを使った環境を整えることにしています。これが整えば、外出先からでもタブレットでソースやデータを修正することもできるのかな?(まだちゃんと調べてない)

あとは、新体制が発表されたタイミングで選手・スタッフ情報を一気に入れ替えます。これは毎年やっていることですね。新任のスタッフさんがいると、その人の誕生日を調べるのにいつも苦労するんですよね。過去に一度、どんなに調べても情報が出てこなかった方がいて、その方だけリマインダを出せなかったことがありました。あれは痛恨だったなー。調べスキルをもっと上げなければならぬと思った出来事でした。

そういうわけで、今オフはちょいちょい不具合出るかもしれません。今のうちに謝っておきます。。。

ジェフユナイテッドニュースは永遠に "ベータ版" です

ジェフユナイテッドニュースは、開設以来ずっと「パブリックベータ」として公開しています。この先も「正式版」と銘打つつもりはありません。あくまで僕の遊び道具なので、ポンと思いついたことを試して実装してみて、うまくいくかいかないか、面白いか面白くないか、そういうのを実験しています。その過程でとんでもない不具合を起こすこともあるんですけど(過去記事を30Postくらい連続投稿してタイムラインを埋め尽くしちゃうとか)、トップチームと同じように生暖かく見ていただければと思います。

ご利用の皆さんからのご要望を取り入れることもできます。こんなお知らせが欲しいとか、このサイトの新着記事を教えてくれとか、説明ページちゃんと更新しろよとか(ゴメンナサイ)。お気軽にお聞かせいただければと思います。そういうところから僕には思いつけないアイディアが見えたりもするし、そこから新しい技術を学べることもあるので、ご意見はたくさんいただければありがたいです。

バグも不具合も想定外もあるけれど、楽しく作ってます

自宅でちまちまいじったり、ときにはラップトップPCを持ち出してスタバでコーヒー飲みながらガッツリとコーディングしたりの日々です。ちまちまとモノを作るのは性に合っているようで、悩みながらも試行錯誤を繰り返して作っていくのは楽しいです。「自分の好きなものをテーマにしたほうが長く続くだろう」という最初の読みは、見事に当たってましたね。

Twitterは反応が見えるので、みなさんがRTやFavをつけてくださるのも嬉しいです。たまにもの凄い罵詈雑言を浴びせられることもあるんですけど、まぁこちらは人じゃなくて機械(bot)ですから、そういうこともあらぁなと。そういう部分から「そうか、これはこうしたほうがいいのか」と発見することもあるので、わりとポジティブに転換してます。

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ここ1か月のトップツイートはこれ。ユンさんどうぞよろしくお願いします。

ジェフユナイテッドニュースは、ジェフ千葉の「公式アカウント」ではありません。この先も公式にはならないでしょう。2分に1回、1日に510回も公式サイトにクロールをかけるという、運用側から見たら結構うざったいことをやってまして、なのでWebサーバには不要に負荷をかけている立場です。いまのところ怒られたりはしてませんが、公式サイトの管理側が気づいていないはずはないので、お目こぼしをいただいていると思ってます。寛大なお心に感謝です。これからもどうぞよしなに。

これからも、僕のやる気が続く限りは運用を続けていこうと思いますので、ご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

ついでに

今月に3x回目の誕生日を迎えます。プレゼントは前後半年間受け付けておりますので、お気軽にどうぞ。
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それでは皆さま、良いクリスマス&良いお年をお迎えください。


退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
 
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ライブセットリスト See-Saw LIVE - Dream Field 2019 -

See-Saw LIVE - Dream Field 2019 -
2019/12/15(Sun.) 18:00 東京国際フォーラム ホールA

M01. 優しい夜明け
M02. 黄昏の海

- Talk -

M03. Love
M04. Emerald Green
M05. 不透明水彩絵具
M06. Swimmer

- Talk -

M07. 静寂はヘッドホンの中
M08. また会えるから

- Talk -

M09. うた
M10. 千夜一夜
M11. 夏の手紙

- Talk -

M12. 記憶
M13. Obsession
M14. edge
M15. 君がいた物語

- Talk -

M16. あんなに一緒だったのに
M17. Indio

E01. Jumping Fish

- Talk -

E02. 君は僕に似ている


See-Saw are:

石川智晶(vo.)
梶浦由記(key.)

Supported by:

西川進(Gt.) / 是永巧一(Gt.) / 高橋 "Jr." 智治(B.) / 佐藤強一(Dr.) / 今野均(Vn.) / 櫻田泰啓(Key.) / 中島オバヲ(Per.) / 大平佳男(Mp.)

つくばFCの2019シーズン前半戦を振り返ります

4月に開幕したつくばFCのシーズンは、夏の中断期間に入っています。ちょっとひと息入れるタイミングかなと思うので、個人的な視点でチームのシーズン前半を振り返ってみようと思います。

チームの強みを失った【ジョイフル】

ジョイフル本田つくばFC
第53回関東サッカーリーグ1部 後期第3節終了 6位(勝点13、3勝4分け5敗、得失点差-7)
第55回全国社会サッカー選手権関東予選 代表決定戦敗退
第22回茨城県サッカー選手権 準優勝

昨年7位からの巻き返しを期した男子トップチーム。ホームでの開幕2連勝でスタートダッシュに成功したものの、大型連休以降は思うように結果が出ず、12試合で3勝どまり、7試合勝ち無しという状態のまま中断を迎えました。

低迷の原因は、数字から明らかです。昨シーズンまでと比べて、はっきりと得点が獲れていません。ここまで12試合で11得点と、1試合平均で1.0を下回っています。勝った3試合はいずれも3得点と結果が出ていますが、一方で7試合で無得点に終わっており、これまでのジョイフルの強みであった高い攻撃力が完全に鳴りを潜めてしまいました。ツートップを組むFW宮本とFW川島、新加入のFW山下やFW櫻井など、アタッカー陣のポテンシャルは高くともパフォーマンスを発揮できない試合が続いていて、小松監督としてはなんとも苦しいシーズンになっていることでしょう。

他方で守備陣はここまで18失点と大崩れすることなくきています。前期第3節ではV市原に4失点の大敗を喫したものの、DF佐藤と筑波大卒のルーキー・DF竹中のセンターバックはなかなかに強靭。両サイドも、強さのMF堀西と高さのFW今井渓太、スピードのDF池本などタレントが揃っていて、安定した4バックを形成してチームの土台を支えています。それだけに、攻撃陣には何とか守備陣の奮闘に応えてもらいたいところです。

リーグ戦では苦戦が続き、全社も予選で敗退して出場権を逃しましたが、一方で天皇杯茨城県予選では初めて決勝に進出しました。準決勝では流経大ドラゴンズ龍ヶ崎に延長の末3-2で勝利。決勝では流通経済大のファーストチームを相手に大健闘し、惜しくも0-1で敗れたものの、その差は本当にわずかなものでした。試合後の選手たちは一様に悔しそうな表情をしていましたが、しかし天皇杯本大会への道筋が初めてはっきりと見えかけた試合でもありました。来年こそは、ハイレベルな茨城の大会を勝ち抜いて、本大会出場を達成したいですね。

新戦力の躍動でステップアップを果たした【レディース】

つくばFCレディース
2019 プレナスチャレンジリーグEAST 全日程終了 4位(勝点19、4勝7分4敗、得失点差-3)

レディースのトップチームは、6チームによる3回戦総当たり15試合のレギュラーシーズンを終了。チーム史上最高成績となる東地区4位、19ポイントを獲得して、毎年入替戦にまわっていた昨シーズンまでから一転、例年より5か月も早く来季のチャレンジリーグ残留を決めて、夏の中断期間に入りました。

5年目の全国リーグとなった今季は、シーズンオフの大幅な戦力整理からスタートしました。即戦力を中心に実力派の獲得に成功し、第1クールを初めて5試合負けなしで通過。第2クールは3連敗スタートと苦しい時期もありましたが、その後の2連勝と、最終節には新潟医福との4位争い直接対決を制して、見事に残留を決めました。

数字上、勝点・得点数・失点数・敗戦数で過去最高成績となり、チーム戦力が大きく向上したように見えます。確かに例年に比べれば著しい成長ではありますが、特に失点数は15試合で23失点、シャットアウトゲームはわずか3試合ですから、守備面は見ている感覚ほど安定していたわけではありませんでした。過去最少失点はGK中橋の能力に寄るところが大きく、ほぼ毎試合のスーパーセーブでチームを救ってくれました。チームは今季新たにスリーバックシステムに取り組みましたが、中盤構成も含めて現状の最適解を見出せているとは言い難いかもしれません。左CBに入っているMF廣田はたびたびポジション的なミスマッチを感じる場面もあって、前で使うことができればな、もったいないな、と思うことは多かったです。

ではなぜ成績がこうも良くなったかというと、攻撃面で強みを引き出せたことが大きかったのではないでしょうか。今季は大台の20得点に乗せ、初めて1試合平均得点が「1.0」を超えたわけですが、中でもFW豊嶋が4得点、FW原島はキャリアハイの5得点と「獲るべき人が獲る」ことができました。特に原島は、90分得点率が0.41、決定率29.4%と高いパフォーマンスを見せ、まさに本領を発揮した形です。
そしてそれを支えたのが、中盤のMF内田、MF衣奈、MF亀井。内田のフィジカルと運動量はチーム随一で、攻撃の起点となり、また相手のカウンターを防ぐことにも大きく貢献してくれました。衣奈と亀井は、本来の位置と逆のポジションで新境地を開拓。ベテランらしい気の利いたプレーでチームに落ち着きをもたらしました。

そしてシーズン終盤へ

男子は2週、女子は5週の中断を経て、シーズンはいよいよクライマックスに入ります。

全社の出場権を逃したことで、今季JFLに昇格するにはリーグ優勝するしかなくなりました。とはいえ、残り6試合で首位V市原との勝点差が18ですから、現実的にはその目も消えています。となると、絶対安定圏の6位を守りつつ、来季を見据えて戦略を整えていく方へシフトするしかありません。シーズンとしてはまだ半ばであるにもかかわらず方針を変えていくのは難しいことですが、目標設定と動機づけを正確におこなうことが、現時点では最も重要ではないかと思います。

成績面は、6位は最低ラインとして、目標としては4位が目安になるのではないかと思っています。というのも、全社関東予選の組み合わせが前年度成績によってシステマチックに決まるので、4位に入れば今季の関東1部勢との対戦を回避できるわけです。また上位に入れば来季のリーグ戦でも佳境の時期に強豪勢との対戦を避けられるので、シーズンの見通しがしやすくなります。4位流経大FCとの勝点差は4。十分に狙える位置だと思います。停滞する攻撃面を見直しつつ、「勝つためのサッカー」を追及して、上位フィニッシュを狙ってほしい。

そして何より、ホームでは4/20の東京U戦以来、もう4か月も勝利がありません。残りの6試合のうちホームで4試合できるので、ひとつでも多くの勝利を手にして地元のファンと喜び合い、来季へ向けた浮上のきっかけをつかんでほしいと思います。

一方、初めて残留争いに絡まないポストシーズンに臨むレディースは、東西の3位/4位が争う中位プレーオフ3試合を戦います。昇格も降格も関係ない試合ですが、この3試合を上位で終わることで、来季のホームゲーム開催数を8試合に増やす可能性を得ることができます。ホームゲームを有料開催して興行化しているつくばFCにとっては、その開催数は多いに越したことはありません。今季1分2敗の北海道、昨季昇格争いした広島、1部での経験もある湯郷と、いずれも強敵ぞろいですが、プレッシャーなくチームの力を試せる舞台なので、大いにぶつかっていきたいところです。

またプレーオフの直後からは皇后杯の関東予選が始まります。今年は関東の出場枠が6枠になり、より厳しくなった出場権争い。関東女子1部勢をはじめ都県代表もいずれも強いですが、2年ぶりの本大会出場、そして「全国1勝」を目指して、チーム一丸となっての戦いを期待します。

今後の試合日程

ジョイフル本田つくばFC
関東サッカーリーグ1部
第4節 vs. 栃木シティFC
8/17(土) 13:00 栃木市総合運動公園陸上競技場
第5節 vs. 流通経済大学FC
8/25(日) 17:00 セキショウチャレンジスタジアム
第6節 vs. 桐蔭横浜大学FC
   9/1(日) 17:00 セキショウチャレンジスタジアム
第7節 vs. 横浜猛蹴
   9/8(日) 17:00 セキショウチャレンジスタジアム
第8節 vs. 日立ビルシステム
   9/15(日) 11:00 日立ビルシステム大宮グラウンド
第9節 vs. ブリオベッカ浦安
   9/22(日) 17:00 セキショウチャレンジスタジアム

つくばFCレディース
2019 プレナスチャレンジリーグ 順位決定プレーオフ
第1節 vs. アンジュヴィオレ広島
   9/1(日) 13:00 ミツトヨスポーツパーク郷原
第2節 vs. ノルディーア北海道
   9/7(土) 13:00 札幌サッカーアミューズメントパーク
第3節 vs. 岡山湯郷Belle
   9/14(土) 13:00 セキショウチャレンジスタジアム

皇后杯 JFA 第41回全日本女子サッカー選手権大会 関東地域予選
9/16(月・祝) 2回戦
9/21(土) 準々決勝
9/22(日) 準決勝/5位決定戦
9/28(土) 決勝
※栃木県開催。会場、開始時刻、対戦相手はいずれも未定。

なでしこ1部第4節 再出発

2019 プレナスなでしこリーグ1部
第4節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース○1 - 0●マイナビベガルタ仙台レディース
2019/04/20(Sat.) 12:30 Jヴィレッジスタジアム
9位(勝点3)→6位(勝点6)

4月半ばでもまだ肌寒い福島に行ってまいりました。福島第一・第二原発の復旧作業拠点としてその機能を失っていたJヴィレッジが、8年の歳月を経てこの日全面再開。それを記念して、9年ぶりになでしこリーグの公式戦が開催されることになりました。試合には施設復旧に尽力された関係者の方々もお招きし、また地元の皆さんも多数訪れて、1,154人という大入りで、Jヴィレッジの再出発を祝いました。

カップ戦の中断週を挟んで公式戦2連敗となっているジェフレディースは、スピードタイプの小沢と鴨川、ターゲットタイプの大滝と山崎をワイドにバランス良く配置する新機軸に挑戦中。両サイドを中心とした多角的な攻撃を模索します。仙台もサイドアタックが基本戦術で、小野や安本がボールを触るシーンが目立ちました。真ん中でビルドアップすることが両チームともあまりなく、なので、ジェフの西川や仙台の浜田遥・白木あたりがあまり目立った印象がなかったのは、そういうことなんだと思います。中盤センターが機能していなかったわけではないと思います。

サイドを攻撃の軸にするということは、サイドバックが高いポジションを取ることになります。チームによってはいわゆる"つるべ"のように左右でバランスを取ることろもありますが、ジェフも仙台も左右が同時に吊り上がる。センターバックも引っ張られてポジションを上げるので、最終ラインがかなり高くセットされ、そのせいで前半はオフサイドがかなり多くなりました。お互いに高いバックラインの裏を狙おうとしていて、でもそれもよく分かっているので、ラインコントロールには非常に慎重になっていました。運動量と集中力が持続していた60分くらいまで「お!」というシーンがあんまり見られなかったのは、単純にゴールに近づけなかったと、双方とも守備陣が良く集中して守れていたということだと思います。

そうなるともう我慢比べになっちゃうわけですけど、先に綻びができたのは仙台の方でした。気温が上がってくるにつれて体力を消耗したのか、ショートパスやポジショニングのミスが目立つようになりました。高くセットされたバックラインにもズレが生じて、オフサイドを取り逃してGKとの1対1になるシーンも一度や二度ではなく、ジェフはそのミスに乗じて数多くのチャンスを作ることになります。

先制/決勝ゴールも仙台のミスからで、ビルドアップ時のミスパス鴨ちゃんがカット。一瞬ゴール方向を見て池尻が前に出ているのを見るや否や、思い切り右脚を振り抜きました。狙いすました30m弱のロングショットは、風に乗って絶妙な放物線を描き、池尻の右手とクロスバーのちょうど間にすっぽり。仙台のメンタルくじくスーパーなゴールでありました。ロング/ミドルのシュートは狙い目だったし、鴨ちゃんああいうの得意ですからね。素晴らしいゴールでしたよ。

仙台は大幅に戦術を変えてくることはしませんでした。ただバックラインのズレはどうしようもなく顕在化していて、あみさんや山崎が裏に抜け出してチャンスを作ることも多くなっていました。
あみさんは、ひとつ完全にフリーで抜け出して1対1になって、シュートも狙いすましてドン!と撃ったんですけど、これがなんとクロスバー直撃という悲劇。悲劇だよ。その前にも良い形のミドルがあって、それは池尻にセーブされてしまいましたが、しかしあれで取れないのではいつ取れるのかという。シーズン初ゴールはお預けとなってしまいました。
ただ、あみさんの強みや活かし方は、だいぶ見えてきた気がしますね。細かい足技は得意ではないけど、フィジカルも強いし高さもあるし、なにより脚でもアタマでも強引に撃っていけるセンスがある。ポストプレーだけでなく、ゴールに近い位置でフィニッシュに直結する仕事の機会が増えていけば、初ゴールは遠くないでしょう。期待しています。

さて、ごひいきの上野紗稀ちゃんですが。

サイドバックでフル出場。最終ラインでリーダーシップを取りながら、自身の強みを活かしてチームに貢献するべく奔走しています。コンディションも良好状態を維持しているようで、90分を通して運動量も落ちませんでした。嬉しいことです。

1列前の左アタッカーがいろいろと変わっていますが、うまく対応してチームの攻撃を活性化しています。山崎円美は高さもあってポストプレーが得意ですが、ボールをキープして落ち着けることもできる選手。ただパスの技術が高いわけではないので、判断を早くできるように周りがうまくサポートする必要があります。上野ちゃんも山崎の衛星としてボールを引き出し、アタッキングサードの深いところを使ってチャンスを演出していました。良いコンビネーションでしたね。

後半に仙台のチェックがルーズになってくると、さらに攻撃のギアを上げてインサイドに切り込んでいくことも増えました。コンビネーションからボックス内に侵入して、なんと右脚でのシュートも披露。惜しくも枠には飛びませんでしたが、左足のスペシャリストである上野ちゃんに「右脚もある」と思わせることは、相手にとっては脅威。練習しつつなかなか大成しない右脚ですけど、新境地を切り開くために、チャレンジを続けてほしいと思います。


【公式】第4節ダイジェスト:ジェフL vs マイナビ 2019プレナスなでしこリーグ1部 2019/4/20 Jヴィレッジスタジアム

なでしこ1部第1節/第2節 "伝説"を継ぐ者

2019 プレナスなでしこリーグ1部
第1節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース●1 - 3○日テレ・ベレーザ
2019/03/21(Thu.) 14:00 AGFフィールド
第2節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース○1 - 0●ノジマステラ神奈川相模原
2019/03/24(Sun.) 12:00 ゼットエーオリプリスタジアム
-位(勝点0)→6位(勝点3)

2019シーズンのなでしこリーグが開幕しました。ミッドウィークの祝日にアウェイでの開幕戦、そして中2日でホーム開幕。いきなりの過密日程ですが、しかし両日ともよく晴れた青空の下、多くの女子サッカーファンがスタジアムに訪れ、新たなシーズンの開幕を楽しみました。

主力をはじめ、長くチームを支えてきたベテランや中堅の選手が多く退団した今季のジェフレディース。就任2年目を迎えた藤井監督のチームは、昨シーズンからコンセプトを継続して、さらに個のレベルと組織戦術をブラッシュアップするシーズンになります。各ポジションに新たな軸が求められる中、既存戦力と新加入選手がともに力を発揮する開幕2連戦になりました。

システムは4-4-2。バックラインの若林、千野、田中、上野と、瀬戸口・西川のドイスボランチがこのチームの骨格になります。守備時はセンターライン付近から複数人で近接プレスをかけ、相手の選択肢を限りなく少なくしてボールロストを狙う。センターバックサイドバックでチャレンジ&カバーの役割を明確にし、最終ラインの裏を的確にケアする。攻撃時は両サイドのバックとアタッカーが近い距離感でボールを引き出し、前線の大滝を中心としてワイドにペナルティエリアを狙う。
昨年とコンセプトは変わっていませんが、より一人ひとりのスキルが求められるようになったことで、プレーに磨きがかかったように見えます。開幕直後でしっかりコンディションが整っているということもあるでしょう。シーズンオフにいい準備ができたようです。

第2節での先制/決勝ゴールは、中盤からのショートカウンターで西川は鋭角なクロスをボックス内に供給し、これを鴨川がヘディングで決めたもの。流れとしてはパーフェクトでした。2014年以来5年ぶりに代替わりした新"10番"は、本職のセカンドトップの位置で前後左右にスプリントを繰り返し、前線を活性化しました。大滝の衛星として走りまわり、藤代や大澤といった若いサイドハーフからボールを引き出すべく奮闘し、またフォアプレスをしっかりカバーして、ルーキーとベテランのつなぎ役として申し分ない活躍を披露してくれました。
今年22歳とまだ若いですが、トップディヴィジョンでのプレーは中学時代から数えて8シーズン目を迎えるベテランでもあります。ジェフレディースのアカデミー出身選手としてはじめて10番を背負うことになり、緊張感もあると思う。先代に負けないくらいの活躍で、新たな伝説を作ってくれるものと期待しています。

今シーズンの新加入組では、センターバック田中真理子とFWの大滝麻未が2試合フル出場。藤代真帆も第2節に右サイドハーフでフル出場しました。
たなまりさんは上背があるのでこのポジションにはうってつけですが、どちらかというと"巧い"タイプのセンターバックですね。フィジカルや跳躍力で勝負するのではなく、ポジショニングとタイミング・判断力で対峙するのが強みです。スピードはそれほどないのでヨーイドンになると分が悪いですが、水際でとっさに身体を投げ出してのシュートブロックもできますし、最終ラインとしては頼もしいです。
あみさんは、まだいま一つチームにフィットしていないという印象。最前線でターゲットとしての役割は十二分に果たしていますが、周りとの連携、特にワイドからビルドアップして攻撃を仕掛けるときなどに、歯車がかみ合っていないように思います。速いテンポの攻撃でクロスにアタマ一発合わせたり、体幹の強さを活かしたパワフルなシュートには見ごたえがあるので、これからチームとしての練度を上げて、昨シーズン2部得点女王の本領を見せてもらいたいです。
藤代は本職はセンターバックだったと思うんですが、ここ2試合はサイドハーフで出場しています。ドリブルのキレを活かすにはこのポジションがいいのかな。ただ、まだ若干遠慮がちにプレーする場面があったり、フィジカル勝負で派手に吹っ飛ばされたりと、トップリーグの環境に不慣れな面も。ここは経験値が必要な部分ですね。

さて、ごひいきの上野紗稀ちゃんですが。

f:id:bugchan12:20190327213340j:plain開幕2試合はいずれも左サイドバックでフル出場。今季もこのポジションのファーストチョイスとなりました。開幕前にはケガの情報もありましたが、無事にトップコンディションで開幕を迎えることができました。

チームのコンセプトが変わっていないので、やるべきタスクも変わっていません。左サイドの守備では、たなまりさんに代わってスピード面でのエリア全体のカバーリングが重要になります。ここは上野ちゃんの得意分野ですから、特に難なくこなせるところ。攻撃面でいうと、深いところを鴨ちゃんやあみさんが追うようになったので、ミドルサードでのビルドアップと、インサイドに入り込んで逆サイドへのロングレンジフィードが肝要になります。サイドハーフをオーバーラップしてのアーリークロスという武器もありますが、ここ2試合はそういうシーンはなかったかな。クロスよりは、自分でボックス内に侵入してシュートを打っちゃうという意識の方を強く感じました。昨シーズンも度々見せた新たな持ち味を、さらに押し出していこうということのようです。

強い風の吹いた開幕戦では、風上の後半に右コーナーからインスイングで直接ゴールを狙いましたが、枠には飛んだもののコースが甘くなってゴールはならず。セットプレーは今季も基本的には瀬戸口さんが蹴るようですが、こうして場面によってはチャンスが巡ってくるだろうし、また新たな形でポテンシャルを発揮してくれるといいなと思います。

キャプテンとして3年目のシーズン。チームを象徴する選手が多く退団した中で、プロモーションなどで表に出る機会が増えているためもあってか、メインスタンドには2番を着るサポーターがずいぶん増えたように思います。名実ともにジェフレディースの顔となる今シーズン、求められる役割も多くなりますが、持ち前の芯の強さと明るさで、しっかり乗りきってくれると思います。



【公式】ダイジェスト:日テレvsジェフL 2019プレナスなでしこリーグ1部 第1節 2019/3/21 AGF


【公式】ダイジェスト:ジェフLvsノジマ 2019プレナスなでしこリーグ1部 第2節 2019/3/24 オリプリ

ライブセットリスト フライングドッグ10周年記念LIVE -犬フェス!-

フライングドッグ10周年記念LIVE -犬フェス!-
2019/02/02(Sat.) 14:30 武蔵の森総合スポーツプラザ メインアリーナ

- Opening Presentaion by 田中公平 -

勇者王誕生! / 遠藤正明田中公平

【May'n】
M01. Chase the world
M02. 射手座☆午後九時Don’t be late
M03. ダイアモンド クレバス

【nano】
M04. SAVIOR OF SONG
M05. No pain, No game

梶浦由記 / FictionJunction / FictionJunction YUUKA
M06. salva nos
M07. 暁の車
M08. nowhere

- Presentaion by 河森正治 -

新居昭乃
M09. Voices
M10. キミヘムカウヒカリ

ALI PROJECT
M11. 亡國覚醒カタルシス
M12. 勇侠青春謳

中島愛
M13. 星間飛行
M14. サタデー・ナイト・クエスチョン

M15. ライオン / May'n × 中島 愛

- DJ TIME by kz(livetune) -

PLANET DANCE / FIRE BOMBER福山芳樹 × チエカジウラ)

AKINO with bless4
M16. 海色
M17. 創聖のアクエリオン

石川智晶
M18. 不完全燃焼
M19. アンインストール

M20. あんなに一緒だったのに / See-Saw

- Presentaion by 山寺宏一 -

ブルー・フィールド / Trident

ワルキューレ
M21. いけないボーダーライン
M22. 一度だけの恋なら
M23. ワルキューレがとまらない

坂本真綾
M24. 逆光
M25. Be mine!
M26. プラチナ

さて2019

年が明けてずいぶん経ちますが、明けましておめでとうございます。
今年からblogをはてなブログに移転しまして、これが最初のエントリになります。変わらず今年も拙筆にお付き合いいただければ幸いです。

2018年の振り返り

僕は「今年の目標」というものをあまりカッチリ決めるタイプではないんですが、昨年は年間を通じて心がけようと思ったことがいくつかあります。

  • 映画を毎月1本以上観る
  • 日本酒を飲み慣れる
  • 英語の勉強をする

映画は、公開時期や曜日の関係で"毎月"とはいきませんでしたが、トータル16本を見まして概ね達成。僕は圧倒的に「映画館で見る派」なので、楽しい1年でした。見るぞ!と思って探してみると、ピンとくるものはそれなりにあるものですね。学生の頃にアホみたいに映画を見まくってた時期があったんですが、そのころを思い出しました。今年もこれは続けたいと思ってます。

日本酒は、それなりには飲めるようになりました。銘柄による味の違いも、自分の好みもなんとなくわかってきたので、今までよりは親しめたかなと。相変わらず量はあまり飲めませんが、楽しめるようにはなったかなと思います。

英語の勉強は、残念ながら半年ほどで頓挫してしまいました。なぜかというと、夏ごろに目標を「運動習慣を身に付ける」に切り替えたからです。
昨年の夏は例年と比べても大変に暑かったわけですが、それを踏まえて十分に対策を取っていたにも関わらず、何度か熱中症にかかってしまったのです。暑さのせいもあるけど、これはおそらく僕自身の「体力」が確実に落ちてきているのではないかと思いまして、本格的に運動を始めなければと思ったのでした。
夏のうちに近所のジムに契約して通い始め、週3回のペースで年内はなんとか通いきりました。今までしてこなかったことはしているので、当然身体に相応の負担はかかっていますが、リズムはつかんだので続けていけそうかなと。
英語の勉強も、自分に合った方法を探していたところだったんですけど、新しいことを同時にいくつもはできないわけで。機を見てあらためて、というところですね。

2019年はどうするか

今年の目標は、まず「クルマを買い替える」です。これは目標というかToDoに近い。今のクルマに乗り始めてこの夏で丸7年になります。中古なので初度登録からは13年が経過するので、税金も上がるので負担が大きくなる。加えて10月には消費増税も控えているので、大きい買い物をするならこのタイミングしかありません。なので、これは是が非でも達成しなければなりません。

それから言うまでもなく「ジムに1年間通い続ける」です。年末年始を乗り越えられそうなので、次は年度末の繁忙期と、5月の大型連休が壁になりますかね。ウェイトマシンの負荷なんかで効果は実感しやすいので、うまくモチベーションにしていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。