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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第24節 "ジョーカー"の要素

2011 Jリーグ Division 2
第24節 ジェフユナイテッド市原・千葉○2 - 0●F.C.岐阜
4位(勝点35)→2位(勝点38)

なでしこリーグを見にいった影響で、オンタイムで見られたのは前半の残り10分からでした。この前半残り10分の間にも、岐阜に決定的なチャンスを2つも作られていましたから、やはり前半は難しい内容だったんだなと理解せざるを得ません。ハイライトを見ると、岡本が何度も大ピンチを救ったようで、彼はエルゴラッソでも高評価をもらうことでしょうね。

では、スタメンを振り返っておきます。GKは前述のとおり岡本。バックスは右から、山口、竹内、ミリガン、坂本。ボランチファン・ゲッセルが復帰し、佐藤勇人とのコンビ。林と深井の両ウイング、トップ下には米倉。オーロイが負傷欠場のワントップには、やはり久保が入りました。なお後半開始時点で、右ウイングが青木孝太に代わっています。

後半開始5分、セットプレーからファン・ゲッセルのヘッドで先制ゴールをゲット。これまでセットプレーの際の「オーロイ裏」という得点パターンが盛んに叫ばれていましたが、今回はさながら"米倉裏"といったところでしょうか。久保や竹内と、高さのあるターゲットがたくさんいるわけで、やはりその武器を活かさない手はないですよね。ファン・ゲッセル自身、オーロイについで高さのある電柱なわけで、こういうときはどんどん狙っていけばいい。ボランチでアンカーのような役割を期待されている彼ですが、流れの中でも、バランスを取りつつボックスの中で園高さを活かしてくれるといいなと期待しています。

青木の2点目は、あれはちょっとファウルじゃないかと正直思っているんですが、ここ最近のJリーグの試合では「ボディコンタクトで倒れたのは、フィジカルの差で負けたから」というジャッジが増えていますから、今回もおそらくそういう判断なんでしょう。いいチェックでボールを奪って野田と1対1になり、しっかりとコースを見つけてゴールへ流し込みました。あそこで焦ることなくゴールして見せたって事は、メンタルの落ち着きも出てきているってことです。僕は、青木には試合中盤で攻撃のリズムを活性化させる「ジョーカー」としての役割を期待しているので、今回見せた積極的なプレーで、これからも相手を翻弄してほしいなと思うわけです。

終盤は岐阜に主導権を握らせず、しっかり試合をクローズ。アウェイでいいイメージのなかった岐阜を完封したんで、これは大きな自信につながるはずですよ。次はまた苦手の札幌が相手ですが、自身を確かな力にするためにも、過酷な連戦をちゃんとモノにしていきましょう。ミッドウィークは現地に応援には行けませんが、週末のホームゲームに向けて、白星を持って帰ってきてくれると信じています。行かれる方、よろしくお願いします。

[J'sGOAL]【J2:第24節 岐阜 vs 千葉】レポート