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がんばりすぎずにあるこうや。

そして皇后杯

12/23に決勝が行われた皇后杯は、神戸の4連覇ということになりました。決勝は新潟とのカードで、2-2のシーソーゲームの末にPK戦で神戸が競り勝ったとのこと。皇后杯は一発勝負のトーナメントならではのアップセットも多くあって楽しいですね。それでもきっちりタイトルを取っていく神戸の強さはさすがです。これで今季は国内三冠なのか。圧倒的だなぁ。

ジェフレディースは、神戸ユニバーで行われた準々決勝で岡山に敗れ、大宮行きはなりませんでした。神戸に行くのは直前まで検討こそしていましたが、やっぱり安くはないお金がかかるのと日曜開催なのを考えて断念。結果的には行けばよかったなーになってしまいましたが、こればっかりは仕方ないです。シーズン中にもう一度くらいは上野ちゃんのプレーを見たかったんですけど、残念ながらかないませんでした。

シーズン前に積極的に有力選手を獲得してチームの強化を図ったものの、リーグ戦は7位、リーグカップでベスト4、皇后杯はベスト8と、思ったような成績をあげられずに難しいシーズンになってしまいました。主力選手に大きなケガがあってスクランブルが長引いたり、ジャンボさんの戦術・起用方針と選手の個性がうまくマッチしなかったりと、最後の最後まで試行錯誤を繰り返したシーズンでした。昨年の皇后杯で準優勝して、ヤクルトという有力なスポンサーがつき、9月の代表戦にも多くの選手が召集されたにもかかわらず、ホームゲームの動員は昨年を下回ってしまい、運営的にも厳しい1年でした。いわゆる「なでしこフィーバー」から時間が経過して、女子サッカーそのものの人気や注目度がずいぶん下がっていることも影響しているかもしれません。

ジャンボさんが退任して、来年は新たにOGの三上尚子新監督を迎えます。U-18のコーチとして4年間若手の育成に尽力し、有望な選手を多くトップチームに輩出してきた人ですから、選手一人一人の個性はよく把握しているはずです。三上さんもジャンボさんの下でプレーした経験がありますから、基本的にはジャンボさんの戦術やチームコンセプトを継承することになるでしょう。ただ、起用方針についてはゼロスタートになります。今シーズンにレギュラーを獲得していた選手も安泰ではない。監督交代が功罪どちらに出るかは別にして、ジェフレディースが"変わる"ためにはいいタイミングだと思います。

来季のなでしこリーグ大会方式が大きく変わります。シーズン前半に総当たりのレギュラーリーグを行ったあと、上位と下位に分かれてさらにリーグ戦を行う形。前半戦で下位に沈むと、終盤まで残留争いに巻き込まれるだけでなく、その時点でリーグタイトルの望みが消えるわけですから、このレギュラーリーグは非常に重要です。戦力面やコンディション面をしっかり整えなければいけない。フルアマチュアのチームにはなかなか大変なミッションですが、それでもやらなければいけません。また、リーグカップが廃止されるそうなので、リーグ戦と皇后杯の2つのタイトルの価値は必然的に上がることになりますね。

レディースにもこれから選手の出入りがあって、悲喜交々のシーズンオフになるでしょう。新しくなくチームで、今度こそしっかり陣容を整えて、タイトルを狙えるチームになってほしいと思います。来年も何試合か現地観戦できるといいな。僕もがんばろう。