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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第10節 暗中模索

2014 Jリーグ Division 2
第10節 ジェフユナイテッド市原・千葉●0 - 2○ジュビロ磐田
14位(勝点12)→17位(勝点12) 

現地に行っていた友人によると「札幌よりも寒かった」というヤマハスタジアムは、冷たい雨も降って観戦には厳しいコンディションだったようです。スカパーで見ているとアウェイ側のスタンドがけっこう黄色くなっていたので、ジェフサポも思いのほかたくさん行ってるんだなと思いましたが、動員は6000人を少し超えたくらい。雨とはいえジュビロの試合でこの数字はちょっとさびしいものがありますねぇ。 

今回はケンペスと森本のツートップ。ケンペスはけっこう左右に自由に動くタイプでもあるので、事実上森本が真ん中でドンと構え、谷澤、田中佑昌ケンペスが1列後ろで動いてボールを引き出すような形になりました。森本に当てて落としてから裏へとか、サイドに開いて深いところまでいってマイナスのクロスからミドルとか、けっこうバリエーション豊かに攻めてはいました。前半はジュビロのセンターラインがいまひとつアンバランスで大きく穴が空いていたので、そこをうまく使ってボックス内まで侵入してました。シュートも打ててたし、守備もバランスよく守れていたし、リズムよく試合を運べていたなーと思って見ていました。 

ただ、なーんとなくうまく「やらされている」感じがしてちょっと気持ち悪くて、後半から磐田がエンジンかけてきたらちょっと怖いなと思ってはいたんですけど、こうも当たるとはね。嫌な予感は当たるものね。 

バランスを修正した磐田の中盤にしっかりを捕まえられて、ボランチから前線へのルートは見事に寸断されてしまいました。中盤のところが上手くいかないとバックラインにも影響してしまうもので、2失点はいずれもとてももったいない形。人と人との距離がをしっかり意識していれば防げたし、もうちょっとしっかり声を掛け合っていればよかったかもとも思います。いずれにしろ、失点したところから急にリズムが悪くなってプレーがまた臆病になり、打開策もないままにあっさり敗戦。 

磐田がリードしている中でも次々交代カードを切ってきたのに対して、淳さんの交代策は遅れに遅れました。でもこれしょうがないですよ。リズムを変えるだけの個性を持った選手がベンチにいなかったし、先発メンバーは現状ではベスト・オブ・ベストだったので、これで上手くいかなければどうしようもない、ということだったのかもしれません。でも、現実的に勝つことだけを考えて臨んだこの2試合で、たったの1ポイントしか取れなかった。この事実はとてつもなく大きいですよな。 

過密日程の中で大きくサッカーをいじっていくってことは本当はあまりするべきじゃないと思うんですけど、現状を打開するには試行錯誤を続けるしかありません。とにかく最短で勝利することだけを狙う方針でいくのか、もしくは中堅や若手を我慢して使って試合の中で育てていって、夏以降の戦いの土台をつくることにリソースを投入するか。正直相当難しい選択だと思いますけど、ここで方向性をはっきりさせないと何もかもがボロボロと崩れていってしまう。クラブとチームはしっかりと話し合いをして、道筋を決めてほしいと思います。こればっかりはファンやサポーターは口出しができないことです。それに、チームがどちらを向くのかさえ決まれば、おのずとやるべきことは定まっていくからね。 

次は群馬戦。この日は臨海でレディースの試合もあってダブルヘッダーになります。僕はもちろんその予定。この日は前から楽しみにしてたんでね、モヤモヤなくすっきりと終われるといいなと思います。 

[J'sGOAL]【J2:第10節 磐田 vs 千葉】レポート