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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第19節 セカンドプラン

2014 Jリーグ Division 2
第19節 ジェフユナイテッド市原・千葉●0 - 1○ギラヴァンツ北九州
8位(勝点27)→12位(勝点27)

北九州のアウェイゲームは雨の降っていることが多い印象ですね。今回も大雨の中でのゲームで、屋根のないスタジアムですから観に行った方には大変なコンディションになってしまったようです。こういう観戦は負けが一層こたえるものですからね・・・・

もともと守備に定評のある北九州ですので、当然のようにゴール前をしっかりを固めて入ってきました。こうなると今のジェフはなかなか状況を打開できないもので、8人でガッチリ守った相手のディフェンスを崩し切れず、逆に一発の抜け出しでディフェンスを間に入られて失点。渡大生に真ん中に入りこまれたあの形、あれ昨年の試合のまったく同じですよ。デジャヴですよ。福岡戦と違って、いいように"やらされた"試合でもなかったし、イニシアチブは確実にとってたはずですから、正直1点も取れないというのはちょっとどうなのと思ってしまう内容でした。

セットプレーからの決定機だったり、縦へのスルーパスからディフェンスの間に入ってのシュートチャンスもあるにはありましたが、でもカウンターを仕掛けても結局スローダウンしてシュートも打てないなんてシーンも何度かあったし、あれでは相手は怖くない。シュートは16本打ってますが、もっとできただろうという印象がぬぐえません。

真ん中をがっちり固めている相手をどうやって剥がしていこうかというのは、横浜戦以降の課題でしたんで、それをなんとかしようという意図は見えました。先のエリア内への縦のスルーパスというのもそうだし、左右のクロスはは高いの低いのを織り交ぜてやってましたし。戦前に予想された状況をこうやって打開しようという意図はすごく伝わってきたので、それはとても良かったです。

でもそれが上手くいかなかったときにどうしようか、というのが何にもないのがシンドイところ。愚直に今までやってきたサッカーを貫き通すのは悪いことじゃないけど、相手がしっかり対応しているのに同じことをやっても、上手くいく確率は低いわけで。分の悪い賭けをするより、次善の策を用意して切り替えていくということをしてもいいんじゃないかな。京都戦では、選手たちの判断で守備のやり方を修正したということですが、ならばそれを攻撃のほうにも当てはめたっていいんですよ。みんなで考えて変えていってもいいと思う。

それと、やっぱりフィニッシュに向かう姿勢や迫力が欠けているもんで、結局はそこが足りてないんですよ。相手は必死になって守ってるんだから、こっちも必死になって、ゴールにねじ込んでやるわオラァ!ぐらいの気迫がないとさ。個人として与えられたタスクをこなすことはできているわけだから、あとはホントそういう「ひと押し」を達成するためのエゴイズムなのよ。

大塚だって井出だって谷澤だって森本だって、そういう我を通した個性を発揮することができるってわかってるから、だからそれを出してほしいんです。俺がヒーローになってやる!っていう気概をもっと感じさせてほしいと思うのです。

あと、ケンペスは頼むからちょっと落ち着いてください。出場停止が明けてからの4試合で警告3回って、いくらなんでもこれじゃ困ります。ジェフの一番の得点源がポンポンサスペンションになるんじゃ、勝てる試合も勝てないよ。

次は松本か。また嫌なタイミングで嫌な相手になりました。とにかく臆病にならずに必死に戦うしかない。もうすぐシーズン折り返しです。 

[J'sGOAL]【J2:第19節 北九州 vs 千葉】レポート