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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第42節 "チーム"

2014 Jリーグ Division 2
第42節 ジェフユナイテッド市原・千葉○1 - 0●カマタマーレ讃岐
4位(勝点65)→3位(勝点68)

まずもって、森本が結果的に大事なくて本当に良かったです。うつぶせに倒れたままピクリとも動かなかったときには、本当に背筋が凍る思いでした。僕はテレビ中継での拡大映像を見ていましたから、森本の手が動いたところも目を開けているのも見ることができたので、それで多少安心できましたけど、スタジアムで応援してた人は生きた心地がしなかったでしょう。無事を祈る精一杯の森本コールがあって、讃岐のサポーターからも盛大なコールをもらって、森本は無事にチームに合流できたそうです。現地でコールを送ってくれた人たち、全国で祈ってくれた人たちすべてに感謝します。

試合は1-0で辛くも勝利しました。森本に代わって入ったケンペスが意地の一発を決めて、その1点を何とか守りきって、J2での最高順位をもぎとりました。讃岐に幾度となく決定機を作られましたし何度も肝を冷やしましたけど、好守備や幸運も重なって、久しぶりのシャットアウトゲーム。他の上位勢が揃って星を落としたので、逆転で3位に浮上して、リーグ戦を締めくくることになりました。

典型的な下位相手のゲームという感じになって、いつものような流動的な連携も上手くいきませんでした。他会場次第でプレーオフの出場や有利不利が決まるというシチュエーションも、選手たちを固くしたかもしれません。それでも、これまで"ここぞ!"という状況で何度も星を落としてきたジェフにあって、今回はしっかり勝ちきって最も有利や状況を手に入れた。その勝負強さを評価したいし、最後の最後までそれを後押ししたい。そう思います。

ケンペスは本当に優しい選手で、ゴールを決めたあとに両手で「11」を表現していました。言うまでもなく救急搬送された森本の背番号。「彼にささげるゴールだ」と言って憚らないブラジリアンストライカーは、今季は印象的なゴールを多くゲットしてきました。ゴール数は昨シーズンよりも大きく減りましたが、欲しいときに獲ってくれる頼れる選手です。思えばホームの熊本戦、初先発の井出遥也が退場処分を受けたあと、その穴を埋めるべく前線で終始走りまくっていたのもケンペスでした。ケンペスをはじめ、チームのみんながひとつの目的のためにひたすら走っているのが今のジェフ。一枚岩になったチームは強いです。

あとひとつ。あとひとつ勝てばJ1に上がることができます。後半戦の成績は文句なしにすばらしいものだし、この勢いをもって最後まで駆け抜けたい。ドローでも昇格はできますが、その気持ちではダメなんだということはジェフに関わる全員が知っています。なにがなんでも、勝たねばならぬのだ。

まずは天皇杯プレーオフにも出場する山形が相手ですね。中2日の過密日程ですが、ここでいまの山形と試合ができるのはメリットもデメリットもあると思います。いずれにせよしっかり準備をしてコンディションを整えて、来るべき大一番に向けて最善の努力をしていきましょう。

俺たちならできる。俺たちならできるよ!