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がんばりすぎずにあるこうや。

あと一本が出ずじまい

2015 プロ野球 パシフィックリーグ公式戦
千葉ロッテマリーンズ●3 - 4○北海道日本ハムファイターズ

昼に病院に行くために休みをとったので、午後に時間ができまして。マリンスタジアムでデーゲームが行われるので、フクアリ前に見に行くことにしました。マリーンズは春休みに当たる4月の平日2試合をデーゲームにしていて、県内の少年野球チームを多数招待しています。この日は生憎の雨模様でしたが、大勢の子供たちがスタジアムに駆け付けておりました。

プレイボールのころから静かな雨が降り続く厳しいコンディション。僕は内野A席の最後列で、リボンビジョンがうまい具合に庇になってくれたのでほとんど濡れずにすみましたが、みんなけっこう苦労したでしょうね。雨も、降ったり止んだりだけど、降る時はけっこう降るみたいな感じだったので、ポンチョを羽織るか傘をさすか迷うところもあったでしょう。そんな天気の中で試合は進みます。

マリーンズの先発は藤岡。2012年にドラフト1位で入団以降エースナンバーの「18」を背負いながら、これまでシーズン6勝がキャリアハイといまひとつ結果を残せていません。先発をやったり中継ぎにまわったりと役割も安定しない中でよく投げていると思いますが、開幕ローテーションに入ったからには活躍してもらわないと困る。ただでさえ苦しいマリーンズの先発事情、なんとかきっかけを掴んでほしかったんですが、この日はそれはかないませんでした。

初回から球数を多く費やしてしまい、2回には大谷の今季1号、岡のプロ入り1号を浴びて4失点。3回以降はやや持ち直して失点はしませんでしたが、この2発が重すぎました。投球内容も、サクッと追い込みながらも制球を乱してカウントを溜め、不用意に高めに投げ込んで外野に持っていかれる悪い内容の繰り返し。試合を作ることができずに5回に降板でした。藤岡は翌日4/2に一軍登録を抹消。成瀬が移籍して左のエースが不在の中、藤岡にかかる期待も大きいところなんですが、今季も厳しいスタートになりました。

一方でリリーフ陣の出来は素晴らしかったと思います。藤岡の後を受けた金森はとても安定した投球でファイターズ打線を抑え、松永も打者2人を連続三振でピシャリ。反撃への流れを作るに十分な活躍でした。この2人は接戦の試合で出番が多くなって負担も大きいでしょうが、しっかりコンディションを維持してもらってセットアップの役目を果たしてほしいと思います。中継ぎって大事だからね。

打線は6回7回で3点を返したものの、あと一歩及ばず追いつけませんでした。この日は併殺が多かった。ランナーを出してもうまく打たされて仕留められるシーンが目立ちました。9回裏も二死1・2塁のチャンスで代打サブロー。球場の期待は頂点で、子供たちも大声援を送りましたが、初球をたたいてショートゴロでした。こういうところで打てる勝負強さがまだ足りないのだな。一昨年・昨年と接戦には強かったマリーンズですが、まだその本領は発揮できていないようです。

特に、2番に座っている鈴木大地の不振は気になります。この日は3打数ノーヒット。前の荻野が塁に出ても、送りバントを指示されるという屈辱を味わっています。長打も軽打も打てる器用なバッターのはずですが、どうにもスランプ気味の様子。代えの利かない選手ですし、なんとか吹っ切って調子を取り戻してほしいです。

ファイターズとは3戦目も落としてしまって、カード負け越し。ただ、開幕のホークス戦で勝ち越して、出だしはまずまずです。キューバリーグを戦っていたデスパイネも思ったより早く合流できそうですし、マリーンズの本領はまだまだこれから。良い試合をたくさん見せてもらって、今年はクライマックスで笑えるようにがんばりましょう。僕もたくさん試合を見に行くよ!


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