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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第7節 春が来た!

2015 明治安田生命J2リーグ
第7節 ジェフユナイテッド市原・千葉○2 - 0●大宮アルディージャ
2位(勝点14)→1位(勝点17)

昇格候補に挙げられる強豪チームとの戦いが続く4月のJ2。この日も午前中は雨が降る中でのマッチデーになりましたが、開場のころには雨も上がって、肌寒いながらも悪くないコンディション。昨年J1の大宮が相手ということで動員も好調で、12000人弱が集まりました。こんなに10000人超えを連発しているのは久しぶり。チームが好調だと、やっぱり動員に直結しますね。

強い相手ですが、それに気負うことなく堂々と立ち向かったジェフ。セレッソや京都、難敵・岡山が相手でも自分たちのサッカーが十分に通用したことで、どんな相手でも自信を持ってピッチに立てるようになっています。労を惜しまぬハードワークとしつこく粘っこいプレスを継続して相手に主導権を渡さない。ボールを持つと、縦に速いパスを入れたりサイドのオープンスペースに展開してドリブルで強襲したり、多種多様な攻撃で大宮のゴールを襲います。実にアグレッシヴ。

「堅守速攻」と言ってしまうと簡単なんですが、ただ真ん中をガチガチに固めて少ない人数で攻める、というカウンターサッカーとは全然違います。バックラインから中盤、前線まで、全員がサボらずに守備をし、攻撃でも全員がボールにコミットして入れ代わり立ち代わり波状攻撃を仕掛ける。これだけの運動量を90分間継続するのは本当に大変なことですが、選手たちはそれを見事に実践してくれています。それがいろんなチームに通用しているというのもすごい。今はサッカーが楽しいだろうな。「やれる!」っていう手ごたえが十分にあるからな。

セレッソ戦から中央に配置転換されたネイツ・ペチュニクが、いよいよ本格的にチームにフィットしてきました。高さとスピードを兼ね備えたストライカーは、まさに"いるだけで"相手の脅威になる存在。セレッソ戦でゴラッソを決めたようにキックの精度も高い。ドリブルではボールが脚につかないことが見受けられますが、それを補って余りある存在感を示しています。ネイツが躍動することで、FWの森本のマークが軽くなってさらに動けるようになっているのも好循環。このツートップは強力だ。すごい選手が来てくれたものだ。

井出の2ゴールはいずれも見事なものでした。アカデミー出身の生え抜き選手が活躍して勝つというのは、チームにとってもクラブにとっても大きな財産。U-22代表に選ばれたこともいい刺激になっているでしょうし、逆に3月に落選したことも大きなモチベーションになっていると思う。来年の本大会を狙える位置にいるわけだし、ジェフで獅子奮迅を活躍をしてもらって、誇りを持ってまたジャパン・ブルーを着てほしいと思います。

次はアウェイで愛媛。愛媛といえば、木山さんの率いるチームですね。愛媛は上位チームにめっぽう強いという話も聞きますし、木山さんの作るサッカーが素晴らしいことは僕らもよく知っている。でも負けるわけにはいかんのです。ひとつひとつ勝ち点を積んでいくしか、昇格する道はないのだよ。

「首都圏バトル」ということで、大宮からアルディとミーヤが来てくれました。カーレース対決は、ミーヤの反則でジェフの勝ち。あれはねーよw アウェイの動員数もポイントに反映されるので大宮サポーターも大勢来てまして、喜作のソーセージ盛りはなんと完売したそうです。9月のNACKではジェフがお返しをしないとね。

 


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