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がんばりすぎずにあるこうや。

つくばに全国リーグがやってきた

2015 プレナスチャレンジリーグEAST
第2節 つくばFCレディース△1 - 1△ノルディーア北海道
1位(勝点3)→1位(勝点4)

2015 第49回関東サッカーリーグ1部
前期第2節 ジョイフル本田つくばFC△1 - 1△東京23FC
7位(勝点0)→8位(勝点1) 

つくばFCのホーム開幕ゲームに行ってきました。この日は午前11時からレディース、15時からジョイフルと、2試合が同会場で開催されるダブルヘッダー。今年から有料試合を敢行しているつくばFCですが、片方のチケットを買えばもう一方もそれで見られるということで、2試合で1000円。これは安い。ホーム開幕ということで、2試合で延べ500人が集まったということでした。男子の5部、女子の3部としては、まずは上々の成果じゃないかな。

昼に行われたつくばFCレディースの試合は、つくばで開催される初めての全国リーグ。会場のセキショウ・チャレンジスタジアムにはフラッグポールがないので、リーグやチームの旗はバックスタンドのネットに括り付けるという不格好なもの。チケット販売もグッズ売店もテントひとつの小さなものだし、飲食屋台はラーメンのキッチンカーがひとつだけ。全体的にこじんまりしたものですけど、地域リーグ時代はここまでもできなかったのでね。アカデミーの子たちもスタッフとしてがんばってたし、急ごしらえながらも運営はがんばっています。

相手は同じ昇格組のノルディーア北海道つくばFCと立ち位置は同じはずですが、サッカーの内容は全然違います。まずフィジカルで圧倒的な差がある。ハイボールの競り合いやボディコンタクトではまったく相手になりませんでした。つくばは中盤とバックラインに上背がないので、ロングフィードからのセカンドボールはほとんど北海道のもの。なので、平面でのプレスディフェンスで相手を絡め取ってボールを奪うしか手がない。ないけど、そういう意識をチーム内で共有すれば、それはそれで効果的に機能しました。終始攻められっぱなしということはありませんでした。

つくばのストロングポイントは、左サイドの藤井と柴田恵見のスピードを活かした攻撃と、トップの柴田佳南歩が相手の裏に抜ける動き。ボランチの亀井はボールを落ち着けて展開できる能力を持った選手で、それに周りが呼応して相手のギャップを突くことができます。先制点はこの形で柴田佳南歩がゲットしたもので、前節に続き2試合連続、シーズン3ゴール目。パターンを持ってそれを効果的に発揮できるという意味で、このチームは昨年よりも進化しています。

得点の直後にセンターバックの前の圧力がややルーズになったところを使われて、ゴラッソで失点しまったのはもったいなかった。ですが後半は常に集中した守備を続け、GKの国香もスーパーセーブをいくつも見せて、1ポイントを獲得しました。現実的な今年の目標を考えれば、開幕2戦で4ポイントは上々の結果です。

代わって、午後のジョイフルの試合。昨年リーグ2位の東京23FCを迎えた試合は、中央と両サイドとで激しいぶつかり合いが続く引きしまったゲームになりました。個々の技術が抜群に高い東京23に対して、つくばは奇をてらったことをせずに全員がボールにアプローチするシンプルなサッカー。「いまできることを最大限にやる」スタイルで、強豪チームと互角に渡り合いました。

ジョイフルはボランチの小黒翔太が攻撃のキーマン。ボールを持つと素早くルックアップしてパスコースを見つけられるし、ドリブルで仕掛けて自分でフィニッシュまで持っていくこともできます。また、ワントップの川村とシャドウの高柳はアタッキングサードを自由に動いて相手のDFをかく乱し、空いたスペースに深澤や塚本が入ってくるという波状攻撃シフト。流れから得点が奪えなかったのは残念ですが、相手も強いしめちゃめちゃ巧かったですからね、この1ポイントは大きいと思いますよ。

男女ともホーム開幕戦を白星で飾ることはできませんでしたが、しかし負けることもなかった。次週もまた揃ってホームゲームですし、課題を修正して気持ちを切り替えて、今度は勝ってバンザイしましょう。まだまだ始まったばかりなのだ。