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がんばりすぎずにあるこうや。

手術を受けました

3月から続けていた副鼻腔炎の保存療法ですが、薬を飲むだけでは改善の見込みが薄いということで、大きな病院に移って精密に検査してもらいました。結果的には、やはり左鼻の奥に大物のポリープができているということで、根治するには手術によって切除するしかないということに。

そういうわけで、ポリープの切除と副鼻腔炎治療のための手術を受けてきました。

慢性副鼻腔炎の根治手術は、軽いものなら日帰りでの手術も可能だそうです。ただ僕の場合、鼻のポリープの規模が正確に分からないので、5日間程度入院して全身麻酔での手術を受けることに。事前に手術のことはいろいろ調べたりしてたんですが、いざ詳しく説明を聞いたり入院してみると、急に現実味が出て怖くなっちゃったりしてね。病気を治すためとはいえリスクもあることなので、やっぱり怖かったですよ。気を紛らわすのにずいぶん苦労したもん。

手術自体は、予定より少し延びて5時間ほどかかりました。ポリープの大きさも思ったより大きく場所も深くにあって、想定よりちょっと苦労したみたいです。もちろん僕は全身麻酔で寝ちゃってたんで、術中の苦労なんか何もありませんでした。むしろ大変だったのは手術のあと。

手術痕もなかなかふさがらなくて、出血量が大変多くなってしまいました。術中も胃のほうに大量の血液が流れてしまったみたいで、際限なく血を吐き続ける事態に。いわゆる嘔吐のようなものに何度も襲われましたが、赤黒い血がドロドロ出てくるのには自分でもビビッてしまいました。それがなんと手術翌日の昼過ぎまでひたすら続くもんで、もう精神的にもまいっちゃって。

手術から丸1日以上経ってようやく落ち着いて休めるようになりましたが、これだけ多くの血を吐き出してしまったので、当然の如く重度の貧血に。予定していた退院日を過ぎても改善せず、入院が数日間延長されることになりました。一時は立つだけでフラフラしちゃって、トイレに行くのもままならない状態でした。食事のときは談話室まで歩いていくんですけど、壁につかまりながらゆっくりゆっくり歩くのが精一杯。たった数十メートルなのに、それでも途中でひと休みしないとたどり着けなかったからね。大変でした。

手術から1週間後の検査でようやく「退院自体はできるが、1人暮らしで日常生活を継続するには支障があるレベル」まで改善。ただ1人暮らしをするのは難しいので、しばらく実家に帰省して療養して、家の中で少しずつ動いたりしながら、日常生活に耐えられるレベルになるのを待つことにしました。会社の休暇も1週間延長させてもらいました。

貧血の症状を治すには、食事をしっかりとって栄養を補給するのが重要とのこと。実家で家族のサポートをもらいながら、リラックスしつつ体調を戻すことに専念した結果、調子はだいぶ良くなりました。朝に低血圧のような症状が出たり、座ってる状態から立った際に強く立ちくらみがあるなど、まだ完全復活とは言い難いですが、日常生活をおくるには問題ない程度まで回復。仕事にも復帰しましたけど、仕事になると勝手が違って、思ったよりもけっこうしんどい。しばらくはリハビリです。

退院後診察も受けてきましたが、貧血の症状が手術前の平常時の状態まで改善するには、さらに3週間程度はかかるということです。なので、長い時間外を歩きまわるのは難しいし、残業も当分はできそうにありません。でも、順調に回復傾向にはあるということですから、食事や休息に気を使いながら回復するのを待つことにします。あせらないのが肝心。ゆっくり、ゆっくりね。