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がんばりすぎずにあるこうや。

土浦花火大会に行ってきました

茨城県南地域の一大イベント、土浦全国花火競技大会を見に行ってきました。当初は行く予定もなかったんですが、当日になって会社の後輩ちゃんに「行きませんかぁー?」と誘われて、ちょうど時間もあったので乗っかることに。行きあたりばっかりのノープラン行軍ですよ。

土浦の花火大会は、新潟・長岡、秋田・大曲と並んで「日本三大花火大会」に数えられる大規模なイベント。競技大会ということで、翌年の夏に向けて製作した花火を打ち上げて審査し、各種入賞を決めるというちょっと変わった花火大会です。なので、いろいろと規模がケタ違い。打ち上げられる花火は90種類以上、約25000発、時間にして2時間半ひっきりなし、そして動員はおよそ80万人。メイン会場だけでなく、桜川の河川敷をはじめいろんな場所が観覧エリアに設定されていて、どこのかしこも人でいっぱいです。打ち上げエリア周辺は立ち入りが規制され、ちょうど打ち上げ場所にあるイオンモール土浦は臨時休業。ここまでするか。すごいな。

当日は昼の2時半にはバスで現地入り。場所取り合戦を見越しての早め入りでしたが、意外とすんなり河川敷を確保できました。もうちょっとゆっくりしていってもよかったかも。始まるまで時間があったので、屋台を物色したりプログラムを見たり、あと後輩ちゃんのスマホでツムツムやらせてもらったり(笑)して時間つぶしてました。

肝心の花火のほうは、やはり競技大会なので、老舗の花火屋さんの作品はものすごく気合が入っている。新鋭や大学の研究会などが出す花火は、逆にユーモアに寄っていて面白い。10号玉部門、創造花火部門、スターマイン部門とあるんですけど、10号玉はたった1発の花火で実に鮮やかな色彩を出していて見事です。創造花火は、プログラムでテーマを確認してから見るとなかなか趣深い。この部門の優勝は「チョビひげ親父は髪の毛1本」というタイトルですが、これはもう完全に波平さんをパクっていた(笑) 入賞作品はたしかにどれも印象的でした。クラゲとか巧いこと作るよなー。

圧巻はスターマイン。「連射連発」という言葉の通りに、何百発もの花火を一気に打ち上げる壮大なスケールがウリですが、しかし本気度が違う。視界に収まりきらないほどの大規模なものもあるし、上から下までいろんなところで打ち上げていて、見るほうも忙しい。時間も長いので、本当に圧倒されます。どれもすごくきれいで、スターマインの後は毎回拍手が上がってました。すごかったなー。

地べたにシートを広げて座っていたので、ずっと上を見上げてるとだんだん首が痛くなってきちゃってね。なので、仰向けに寝っころがって、バッグを枕にして見たりもしてました。そしたら、今度はだんだん眠くなってきちゃうのね。起きたり寝転がったりを繰り返しつつ、2時間半たっぷりと楽しみました。

帰りはバスも激混みなのがわかっていたので、土浦からつくばまでおよそ7kmの道のりをてくてくと歩いて帰ってまいりました。大変だったけど、意外と歩けるもんだ。今回は行きあたりばっかりでいろいろ失敗した部分もあったので、来年行くときはもっとちゃんと準備して行こうと思います。本当は桟敷席を買っちゃうのが一番いいんだけどね。