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がんばりすぎずにあるこうや。

CASIO PHYS TIMERS 11 を買いました

全社で松山に行っていた2日目のこと。FC今治とのPK戦までもつれ込む激闘を制して浮かれ顔で片づけをしていたところ、左手首の辺りが突然「パチーン!」と破裂したんです。は?と思って見てみると、はめていた腕時計のバンド部分が根元からもげて外れてました。スポーツウォッチですから苛酷な環境で使うことが多かったものの、一体成型されているパーツが前触れなく破砕するというのは衝撃的。僕にとってサッカー観戦に時計は必需品なので、仕方なく買い換えることにしたのです。

いわゆる「レフェリーウォッチ」と呼ばれるスポーツウォッチは、設定した時間が経過すると音で知らせてくれる「カウントダウンタイマー」が搭載されているのが特徴で、僕もこれが気に入って使っていました。フクアリの45分計はアナログなので細かく時間が把握できないし、下位カテゴリだとそもそもスタンドから見えるところに時計がないなんてこともあるので、手元での時間管理は不可欠。時計としては比較的安価に手に入るし、とても重宝しています。

今回買ったのは、CASIO PHYS TIMERS 11。あらためてレフェリーウォッチの評判をいろいろ調べてみたところ、この機種の評判がとにかく良いんですね。ストップウォッチモードでは、ランニングタイム(試合開始からの通算時間)とプレーイングタイム(実際にプレーしている時間)を同時に計測できるというのが大きな特徴のようで、主審をしていると確かにこれは便利。今までは両腕に1本ずつつけて役割分担させてましたから、ひとつで済むなら楽ですね。2007年発売とレガシーな一品ですが、その分信頼性は十二分に確保されているといえそうです。

もちろんカウントダウンタイマーも備えています。9種類のプリセットのみで自分で細かく設定できないのは残念ですが、サッカー観戦に必要な時間は満足しているので十分かな。2段表示で常に現在時刻が確認できるのは助かるかもしれません。電子音だけでなくバイブレーションで通知してくれるモードがあるのも、騒がしいスタジアムでは効果的です。このほか、インターバルタイマーや世界48都市対応のワールドタイムも搭載していて、このあたりはCASIOのアンデンティティを感じます。

ちなみに今まで使っていたのはadidasADP3054です。上位機種にはJリーグの公式レフェリーウォッチに認定されているADP9000シリーズがあって、信頼性とブランド力の高さを示しています。毎年ボディカラーが変更された新モデルが出ているんですが、今年のモデルは全体がライムグリーンという奇抜な意匠なので、ちょっと手を出しづらかったですねw

デザインは、さすがにadidasのほうが洗練されている感じはします。ラウンド型のフォルムとバンドのスリーストライプが印象的で、マットな質感もけっこう気に入ってたしね。それに比べればCASIOのほうはややチープ。色合いや造型がどうしても安っぽく見えてしまいます。日本のメーカーは機能や性能は随一なのにこういうところが弱いんだよなーとはよく言われますが、さもありなんという感じです。もうちょっと気を使ってもいいと思うのよね。

一方で、本体の軽さとスイッチの押しやすさはCASIOの勝ち。ADP3054は、フロントボタンもサイドボタンも、ぎゅーっと力をこめて押し込むようにしないと反応してくれないこともあって、ちょっと窮屈でした。TIMERS 11はその辺がとても軽快に動いてくれて、ピッピッと楽に操作できます。使いやすさという点では、日本の技術に一日の長がある感じがします。

この時計も先代同様にハードワークしてもらうことになりますが、雨にも風にも、暑さにも寒さにも負けずに、長くがんばってくれるといいなと思います。