stellacadente.blog

がんばりすぎずにあるこうや。

2016年の気になった○○

年の瀬の折、皆様いかがお過ごしでしょうか。帰省でゆっくりしている方もそうでない方もいらっしゃるでしょう。 さて、年末恒例の今年気になったコンテンツの振り返りをしてみようと思います。 では、どうぞ!

1. シャルパンティエの雑貨屋さん

シャルパンティエの雑貨屋さん 2 (アリアンローズ)
シャルパンティエの雑貨屋さん 3 (アリアンローズ)
シャルパンティエの雑貨屋さん 4 (アリアンローズ)
シャルパンティエの雑貨屋さん 5 (アリアンローズ)

架空世界の「経済」に焦点を当てた、ちょっと異色の異世界ファンタジー
首都の小さな商家に育った女の子「ジネット」を主役に、彼女の視点から商習慣や通貨間貨幣経済、地理と運輸、果ては貴族社会に至るまで、様々な要素が盛り込まれたお話です。これが全部架空の世界の物語で、つまりこれだけの設定をきちんと作りこんで書いているってことで、ものすごい労力がかかっています。
その甲斐あってか、物語はとにかくすごく面白いです。経済の話は僕は知らないことばかりでとても新鮮に読んだし、キャラクターはみんな個性豊かで楽しいです。ゲームの世界に入り込んだような感覚ですね。恋愛方面の話もあるんですけど、それほど濃くないのであっさりと楽しめます。僕にはちょうどいい加減でした。
アリアンローズ・レーベルから全5巻完結。単価がちょっと高いですが、とてもおススメですよ。

2. Fuller House

30代の人々にとっては「アーアーアーアー(*´▽`)♪」のイントロでおなじみ、アメリカのシットコムフルハウス」のスピンオフが、Netflixで配信。2月にシーズン1が、そして先日12/9にシーズン2が配信されました。シーズン1のネタバレレビューはこちら
あれから30年近く経ってるんですけど、当時の楽しかった思い出をすっかり思い出させてくれるような構成で、当時と同じように楽しめました。スタッフもキャストも当時のままというのが、本当に良いほうに作用してくれてますね。これを書いている時点ではまだシーズン2を全て見られていないんですけど、また何度も繰り返し見てしまいそうなくらい面白いです。ラモーナが相変わらずかわいい(´ー`)

3. 歌舞伎/舞台演劇

4月にはじめての歌舞伎を見に行きました。このblogにも書きましたが、とっても面白かったです。御代もそこそこするので頻繁にとはいきませんが、ぜひまた見に行きたい。
で、これに続いて先日12月には、これまたはじめてバレエを見てきました。実は母がここ数年バレエにどっぷりハマりこんでいて、歌舞伎を見た後にその話をしたら、チケットを取ってくれたのです。かの熊川哲也が主催するK-Ballet Companyのクリスマス恒例公演「くるみ割り人形」。初観劇でしたが、なんと最前列の中央寄りという超良席!台詞がないので、1幕では場面やストーリーを理解するのにけっこう難儀してしまいました。とはいえ、くるくると踊る様はとても楽しく、主演の中村祥子さんはとにかく美しくて、2幕に入って「単純に踊りを楽しめばいいのか」と気づいてからは、とても面白く楽しく見ることができました。バレエは歌舞伎以上に御代が高いので、次はいつ見に行けるかね。
来年は現代劇も見に行きたいですね。小劇場でもいいね。

4. ちはやふる

ふらっと映画を見に行って存外に気に入ってしまい、そのごTSUTAYAのコミックレンタルを利用して既刊33冊を一気に読破してしまいました。映画には映画の、原作には原作の魅力がきちんとあって、とても楽しく見たり読んだりしました。百人一首も競技かるたも全然詳しくないですが、情景描写も豊かに描かれる世界観は素敵ですね。序歌はすっかり覚えてしまいました(笑)
映画は続編の製作が決まっているそうで、今から楽しみです。

5. ふらいんぐうぃっち

青森・弘前を舞台にした、魔女が主役のお話。ファンタジー要素満載なんですが、作品としてはいわゆる「日常系・空気系」なんだろうと思います。「魔女がいる日常」という、なんだか不思議な世界観が面白いです。現実と非現実が境界なく溶け合ってて、意外とすんなりと入ってくるんですよね。不思議。
アニメを見て気に入って、すぐに原作のKindle版を全巻ポチったほどです。おススメです。チトさんかわいい。

ふらいんぐうぃっち Vol.1 [Blu-ray]
バップ (2016-06-22)売り上げランキング: 22,620

6. Jドリーム

Jドリーム 1巻
Jドリーム 1巻
posted with amazlet at 16.12.27
電書バト (2016-05-20)

11月終わりごろにKindleコミックの大規模なセールがあって、そこで無料~半額になっていたので勢い余って一気買い。無印が7巻、飛翔編5巻、完全燃焼編4巻、計16冊もだーっとポチるのは、なかなか手の震える体験でした(笑)
Jドリームは僕が小学生のころに週間少年マガジンで連載してされていたサッカー漫画で、ジェフでJリーグを知った直後の僕にサッカーの面白さを教えてくれたバイブル的作品でもあります。今あらためて全てを通して読んで見ると、ほとんどが日本代表を舞台にしたエピソードで、Jリーグは無印編の序盤にちょっと載ってるくらいなんですね。それでも「レッズの鷹」「ジェフの冨永」「ヴェルディカルテット」あたりが印象に残ってるのは、それだけリアリティ高く描かれているってことなんでしょう。
余談ですが、塀内夏子の描く女の子は、揃いも揃ってみんな可愛いですね。アンジェとかティナとか、竹中先生も美人だしね。

7. サポルト!~木更津女子サポ物語~

サポルト! 木更津女子サポ応援記(1) (アース・スターコミックス)
高田桂 泰文堂 売り上げランキング: 6,639
サポルト! 木更津女子サポ応援記(2) (アース・スターコミックス)
高田桂 泰文堂 売り上げランキング: 3,620

サポルト! 木更津女子サポ応援記 1 (アース・スターコミックス) Kindle版
サポルト! 木更津女子サポ応援記 2 (アース・スターコミックス) Kindle版

Jリーグサポーター界隈で話題沸騰、ついにサポーターが主役のサッカー漫画が登場しました。現役ヴェルディサポーターでもある高田桂さんの新作は、元々コミック・アーススターのWebサイトで連載が始まりました。ペースをボリュームを調整しながら、現在は月に一度の更新になっています。元々無料で読めているものが単行本になって発売されましたけど、これならお金を払ってもいいと思ってKindle版で買っています。
主人公の「ムー子」ちゃんは、友人に誘われて(というよりほとんど拉致られて)スタジアムに行くようになった新米サポーター。彼女の視点を通して見るスタジアムの景色は、すっかり「古参」になった僕にとっては逆にとても新鮮でした。はじめてゲートをくぐって緑のピッチを目にしたときの感動や、ゴール裏の真ん中でサポーターの盛り上がりに圧倒された衝撃、応援するチームがゴールを決める歓喜、そういった「サッカーを楽しみ始めたころ」の感覚を思い出させてくれます。サッカー観戦というのは、楽しい嬉しいだけじゃない、苦しいことも嫌なこともたくさんあるけど、でもやっぱり「サッカーって楽しい!」ということをあらためて教えてくれる気がしますね。 「いいじゃん、地元」 「『このクラブが好き』ココロにそれがありゃいいんだよ」 名言だね。

やー、今年は漫画ばっかりですね!でも僕は今までの人生で漫画をあまり読んでこなかった人間なので、これだけお気に入りが見つかったというのはけっこう画期的なことではありました。音楽やゲームにほとんど触れられなかったのは惜しいですけど、ゲームはPS4を買ってFF15や龍6をやろうかと考えていますし、舞台芸術に触れることはある意味音楽にも接するわけなので、決してゼロだったわけではないのですよ。
まぁ今年はサッカー観戦にどっぷり浸かった1年だったので、サブカル方面が弱くなるのは致し方なかったかな。来年はもう少しバランスを考えられるといいなとは思います。

今年も拙筆にをご愛読いただき、ありがとうございました。エントリもサッカーが中心になりましたが、お楽しみいただけていたら幸いです。来年も引き続きお付き合いいただければと思います。

それでは、良いお年をお迎えください。