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がんばりすぎずにあるこうや。

つくばFCの2019シーズン前半戦を振り返ります

4月に開幕したつくばFCのシーズンは、夏の中断期間に入っています。ちょっとひと息入れるタイミングかなと思うので、個人的な視点でチームのシーズン前半を振り返ってみようと思います。

チームの強みを失った【ジョイフル】

ジョイフル本田つくばFC
第53回関東サッカーリーグ1部 後期第3節終了 6位(勝点13、3勝4分け5敗、得失点差-7)
第55回全国社会サッカー選手権関東予選 代表決定戦敗退
第22回茨城県サッカー選手権 準優勝

昨年7位からの巻き返しを期した男子トップチーム。ホームでの開幕2連勝でスタートダッシュに成功したものの、大型連休以降は思うように結果が出ず、12試合で3勝どまり、7試合勝ち無しという状態のまま中断を迎えました。

低迷の原因は、数字から明らかです。昨シーズンまでと比べて、はっきりと得点が獲れていません。ここまで12試合で11得点と、1試合平均で1.0を下回っています。勝った3試合はいずれも3得点と結果が出ていますが、一方で7試合で無得点に終わっており、これまでのジョイフルの強みであった高い攻撃力が完全に鳴りを潜めてしまいました。ツートップを組むFW宮本とFW川島、新加入のFW山下やFW櫻井など、アタッカー陣のポテンシャルは高くともパフォーマンスを発揮できない試合が続いていて、小松監督としてはなんとも苦しいシーズンになっていることでしょう。

他方で守備陣はここまで18失点と大崩れすることなくきています。前期第3節ではV市原に4失点の大敗を喫したものの、DF佐藤と筑波大卒のルーキー・DF竹中のセンターバックはなかなかに強靭。両サイドも、強さのMF堀西と高さのFW今井渓太、スピードのDF池本などタレントが揃っていて、安定した4バックを形成してチームの土台を支えています。それだけに、攻撃陣には何とか守備陣の奮闘に応えてもらいたいところです。

リーグ戦では苦戦が続き、全社も予選で敗退して出場権を逃しましたが、一方で天皇杯茨城県予選では初めて決勝に進出しました。準決勝では流経大ドラゴンズ龍ヶ崎に延長の末3-2で勝利。決勝では流通経済大のファーストチームを相手に大健闘し、惜しくも0-1で敗れたものの、その差は本当にわずかなものでした。試合後の選手たちは一様に悔しそうな表情をしていましたが、しかし天皇杯本大会への道筋が初めてはっきりと見えかけた試合でもありました。来年こそは、ハイレベルな茨城の大会を勝ち抜いて、本大会出場を達成したいですね。

新戦力の躍動でステップアップを果たした【レディース】

つくばFCレディース
2019 プレナスチャレンジリーグEAST 全日程終了 4位(勝点19、4勝7分4敗、得失点差-3)

レディースのトップチームは、6チームによる3回戦総当たり15試合のレギュラーシーズンを終了。チーム史上最高成績となる東地区4位、19ポイントを獲得して、毎年入替戦にまわっていた昨シーズンまでから一転、例年より5か月も早く来季のチャレンジリーグ残留を決めて、夏の中断期間に入りました。

5年目の全国リーグとなった今季は、シーズンオフの大幅な戦力整理からスタートしました。即戦力を中心に実力派の獲得に成功し、第1クールを初めて5試合負けなしで通過。第2クールは3連敗スタートと苦しい時期もありましたが、その後の2連勝と、最終節には新潟医福との4位争い直接対決を制して、見事に残留を決めました。

数字上、勝点・得点数・失点数・敗戦数で過去最高成績となり、チーム戦力が大きく向上したように見えます。確かに例年に比べれば著しい成長ではありますが、特に失点数は15試合で23失点、シャットアウトゲームはわずか3試合ですから、守備面は見ている感覚ほど安定していたわけではありませんでした。過去最少失点はGK中橋の能力に寄るところが大きく、ほぼ毎試合のスーパーセーブでチームを救ってくれました。チームは今季新たにスリーバックシステムに取り組みましたが、中盤構成も含めて現状の最適解を見出せているとは言い難いかもしれません。左CBに入っているMF廣田はたびたびポジション的なミスマッチを感じる場面もあって、前で使うことができればな、もったいないな、と思うことは多かったです。

ではなぜ成績がこうも良くなったかというと、攻撃面で強みを引き出せたことが大きかったのではないでしょうか。今季は大台の20得点に乗せ、初めて1試合平均得点が「1.0」を超えたわけですが、中でもFW豊嶋が4得点、FW原島はキャリアハイの5得点と「獲るべき人が獲る」ことができました。特に原島は、90分得点率が0.41、決定率29.4%と高いパフォーマンスを見せ、まさに本領を発揮した形です。
そしてそれを支えたのが、中盤のMF内田、MF衣奈、MF亀井。内田のフィジカルと運動量はチーム随一で、攻撃の起点となり、また相手のカウンターを防ぐことにも大きく貢献してくれました。衣奈と亀井は、本来の位置と逆のポジションで新境地を開拓。ベテランらしい気の利いたプレーでチームに落ち着きをもたらしました。

そしてシーズン終盤へ

男子は2週、女子は5週の中断を経て、シーズンはいよいよクライマックスに入ります。

全社の出場権を逃したことで、今季JFLに昇格するにはリーグ優勝するしかなくなりました。とはいえ、残り6試合で首位V市原との勝点差が18ですから、現実的にはその目も消えています。となると、絶対安定圏の6位を守りつつ、来季を見据えて戦略を整えていく方へシフトするしかありません。シーズンとしてはまだ半ばであるにもかかわらず方針を変えていくのは難しいことですが、目標設定と動機づけを正確におこなうことが、現時点では最も重要ではないかと思います。

成績面は、6位は最低ラインとして、目標としては4位が目安になるのではないかと思っています。というのも、全社関東予選の組み合わせが前年度成績によってシステマチックに決まるので、4位に入れば今季の関東1部勢との対戦を回避できるわけです。また上位に入れば来季のリーグ戦でも佳境の時期に強豪勢との対戦を避けられるので、シーズンの見通しがしやすくなります。4位流経大FCとの勝点差は4。十分に狙える位置だと思います。停滞する攻撃面を見直しつつ、「勝つためのサッカー」を追及して、上位フィニッシュを狙ってほしい。

そして何より、ホームでは4/20の東京U戦以来、もう4か月も勝利がありません。残りの6試合のうちホームで4試合できるので、ひとつでも多くの勝利を手にして地元のファンと喜び合い、来季へ向けた浮上のきっかけをつかんでほしいと思います。

一方、初めて残留争いに絡まないポストシーズンに臨むレディースは、東西の3位/4位が争う中位プレーオフ3試合を戦います。昇格も降格も関係ない試合ですが、この3試合を上位で終わることで、来季のホームゲーム開催数を8試合に増やす可能性を得ることができます。ホームゲームを有料開催して興行化しているつくばFCにとっては、その開催数は多いに越したことはありません。今季1分2敗の北海道、昨季昇格争いした広島、1部での経験もある湯郷と、いずれも強敵ぞろいですが、プレッシャーなくチームの力を試せる舞台なので、大いにぶつかっていきたいところです。

またプレーオフの直後からは皇后杯の関東予選が始まります。今年は関東の出場枠が6枠になり、より厳しくなった出場権争い。関東女子1部勢をはじめ都県代表もいずれも強いですが、2年ぶりの本大会出場、そして「全国1勝」を目指して、チーム一丸となっての戦いを期待します。

今後の試合日程

ジョイフル本田つくばFC
関東サッカーリーグ1部
第4節 vs. 栃木シティFC
8/17(土) 13:00 栃木市総合運動公園陸上競技場
第5節 vs. 流通経済大学FC
8/25(日) 17:00 セキショウチャレンジスタジアム
第6節 vs. 桐蔭横浜大学FC
   9/1(日) 17:00 セキショウチャレンジスタジアム
第7節 vs. 横浜猛蹴
   9/8(日) 17:00 セキショウチャレンジスタジアム
第8節 vs. 日立ビルシステム
   9/15(日) 11:00 日立ビルシステム大宮グラウンド
第9節 vs. ブリオベッカ浦安
   9/22(日) 17:00 セキショウチャレンジスタジアム

つくばFCレディース
2019 プレナスチャレンジリーグ 順位決定プレーオフ
第1節 vs. アンジュヴィオレ広島
   9/1(日) 13:00 ミツトヨスポーツパーク郷原
第2節 vs. ノルディーア北海道
   9/7(土) 13:00 札幌サッカーアミューズメントパーク
第3節 vs. 岡山湯郷Belle
   9/14(土) 13:00 セキショウチャレンジスタジアム

皇后杯 JFA 第41回全日本女子サッカー選手権大会 関東地域予選
9/16(月・祝) 2回戦
9/21(土) 準々決勝
9/22(日) 準決勝/5位決定戦
9/28(土) 決勝
※栃木県開催。会場、開始時刻、対戦相手はいずれも未定。

なでしこ1部第4節 再出発

2019 プレナスなでしこリーグ1部
第4節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース○1 - 0●マイナビベガルタ仙台レディース
2019/04/20(Sat.) 12:30 Jヴィレッジスタジアム
9位(勝点3)→6位(勝点6)

4月半ばでもまだ肌寒い福島に行ってまいりました。福島第一・第二原発の復旧作業拠点としてその機能を失っていたJヴィレッジが、8年の歳月を経てこの日全面再開。それを記念して、9年ぶりになでしこリーグの公式戦が開催されることになりました。試合には施設復旧に尽力された関係者の方々もお招きし、また地元の皆さんも多数訪れて、1,154人という大入りで、Jヴィレッジの再出発を祝いました。

カップ戦の中断週を挟んで公式戦2連敗となっているジェフレディースは、スピードタイプの小沢と鴨川、ターゲットタイプの大滝と山崎をワイドにバランス良く配置する新機軸に挑戦中。両サイドを中心とした多角的な攻撃を模索します。仙台もサイドアタックが基本戦術で、小野や安本がボールを触るシーンが目立ちました。真ん中でビルドアップすることが両チームともあまりなく、なので、ジェフの西川や仙台の浜田遥・白木あたりがあまり目立った印象がなかったのは、そういうことなんだと思います。中盤センターが機能していなかったわけではないと思います。

サイドを攻撃の軸にするということは、サイドバックが高いポジションを取ることになります。チームによってはいわゆる"つるべ"のように左右でバランスを取ることろもありますが、ジェフも仙台も左右が同時に吊り上がる。センターバックも引っ張られてポジションを上げるので、最終ラインがかなり高くセットされ、そのせいで前半はオフサイドがかなり多くなりました。お互いに高いバックラインの裏を狙おうとしていて、でもそれもよく分かっているので、ラインコントロールには非常に慎重になっていました。運動量と集中力が持続していた60分くらいまで「お!」というシーンがあんまり見られなかったのは、単純にゴールに近づけなかったと、双方とも守備陣が良く集中して守れていたということだと思います。

そうなるともう我慢比べになっちゃうわけですけど、先に綻びができたのは仙台の方でした。気温が上がってくるにつれて体力を消耗したのか、ショートパスやポジショニングのミスが目立つようになりました。高くセットされたバックラインにもズレが生じて、オフサイドを取り逃してGKとの1対1になるシーンも一度や二度ではなく、ジェフはそのミスに乗じて数多くのチャンスを作ることになります。

先制/決勝ゴールも仙台のミスからで、ビルドアップ時のミスパス鴨ちゃんがカット。一瞬ゴール方向を見て池尻が前に出ているのを見るや否や、思い切り右脚を振り抜きました。狙いすました30m弱のロングショットは、風に乗って絶妙な放物線を描き、池尻の右手とクロスバーのちょうど間にすっぽり。仙台のメンタルくじくスーパーなゴールでありました。ロング/ミドルのシュートは狙い目だったし、鴨ちゃんああいうの得意ですからね。素晴らしいゴールでしたよ。

仙台は大幅に戦術を変えてくることはしませんでした。ただバックラインのズレはどうしようもなく顕在化していて、あみさんや山崎が裏に抜け出してチャンスを作ることも多くなっていました。
あみさんは、ひとつ完全にフリーで抜け出して1対1になって、シュートも狙いすましてドン!と撃ったんですけど、これがなんとクロスバー直撃という悲劇。悲劇だよ。その前にも良い形のミドルがあって、それは池尻にセーブされてしまいましたが、しかしあれで取れないのではいつ取れるのかという。シーズン初ゴールはお預けとなってしまいました。
ただ、あみさんの強みや活かし方は、だいぶ見えてきた気がしますね。細かい足技は得意ではないけど、フィジカルも強いし高さもあるし、なにより脚でもアタマでも強引に撃っていけるセンスがある。ポストプレーだけでなく、ゴールに近い位置でフィニッシュに直結する仕事の機会が増えていけば、初ゴールは遠くないでしょう。期待しています。

さて、ごひいきの上野紗稀ちゃんですが。

サイドバックでフル出場。最終ラインでリーダーシップを取りながら、自身の強みを活かしてチームに貢献するべく奔走しています。コンディションも良好状態を維持しているようで、90分を通して運動量も落ちませんでした。嬉しいことです。

1列前の左アタッカーがいろいろと変わっていますが、うまく対応してチームの攻撃を活性化しています。山崎円美は高さもあってポストプレーが得意ですが、ボールをキープして落ち着けることもできる選手。ただパスの技術が高いわけではないので、判断を早くできるように周りがうまくサポートする必要があります。上野ちゃんも山崎の衛星としてボールを引き出し、アタッキングサードの深いところを使ってチャンスを演出していました。良いコンビネーションでしたね。

後半に仙台のチェックがルーズになってくると、さらに攻撃のギアを上げてインサイドに切り込んでいくことも増えました。コンビネーションからボックス内に侵入して、なんと右脚でのシュートも披露。惜しくも枠には飛びませんでしたが、左足のスペシャリストである上野ちゃんに「右脚もある」と思わせることは、相手にとっては脅威。練習しつつなかなか大成しない右脚ですけど、新境地を切り開くために、チャレンジを続けてほしいと思います。


【公式】第4節ダイジェスト:ジェフL vs マイナビ 2019プレナスなでしこリーグ1部 2019/4/20 Jヴィレッジスタジアム

なでしこ1部第1節/第2節 "伝説"を継ぐ者

2019 プレナスなでしこリーグ1部
第1節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース●1 - 3○日テレ・ベレーザ
2019/03/21(Thu.) 14:00 AGFフィールド
第2節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース○1 - 0●ノジマステラ神奈川相模原
2019/03/24(Sun.) 12:00 ゼットエーオリプリスタジアム
-位(勝点0)→6位(勝点3)

2019シーズンのなでしこリーグが開幕しました。ミッドウィークの祝日にアウェイでの開幕戦、そして中2日でホーム開幕。いきなりの過密日程ですが、しかし両日ともよく晴れた青空の下、多くの女子サッカーファンがスタジアムに訪れ、新たなシーズンの開幕を楽しみました。

主力をはじめ、長くチームを支えてきたベテランや中堅の選手が多く退団した今季のジェフレディース。就任2年目を迎えた藤井監督のチームは、昨シーズンからコンセプトを継続して、さらに個のレベルと組織戦術をブラッシュアップするシーズンになります。各ポジションに新たな軸が求められる中、既存戦力と新加入選手がともに力を発揮する開幕2連戦になりました。

システムは4-4-2。バックラインの若林、千野、田中、上野と、瀬戸口・西川のドイスボランチがこのチームの骨格になります。守備時はセンターライン付近から複数人で近接プレスをかけ、相手の選択肢を限りなく少なくしてボールロストを狙う。センターバックサイドバックでチャレンジ&カバーの役割を明確にし、最終ラインの裏を的確にケアする。攻撃時は両サイドのバックとアタッカーが近い距離感でボールを引き出し、前線の大滝を中心としてワイドにペナルティエリアを狙う。
昨年とコンセプトは変わっていませんが、より一人ひとりのスキルが求められるようになったことで、プレーに磨きがかかったように見えます。開幕直後でしっかりコンディションが整っているということもあるでしょう。シーズンオフにいい準備ができたようです。

第2節での先制/決勝ゴールは、中盤からのショートカウンターで西川は鋭角なクロスをボックス内に供給し、これを鴨川がヘディングで決めたもの。流れとしてはパーフェクトでした。2014年以来5年ぶりに代替わりした新"10番"は、本職のセカンドトップの位置で前後左右にスプリントを繰り返し、前線を活性化しました。大滝の衛星として走りまわり、藤代や大澤といった若いサイドハーフからボールを引き出すべく奮闘し、またフォアプレスをしっかりカバーして、ルーキーとベテランのつなぎ役として申し分ない活躍を披露してくれました。
今年22歳とまだ若いですが、トップディヴィジョンでのプレーは中学時代から数えて8シーズン目を迎えるベテランでもあります。ジェフレディースのアカデミー出身選手としてはじめて10番を背負うことになり、緊張感もあると思う。先代に負けないくらいの活躍で、新たな伝説を作ってくれるものと期待しています。

今シーズンの新加入組では、センターバック田中真理子とFWの大滝麻未が2試合フル出場。藤代真帆も第2節に右サイドハーフでフル出場しました。
たなまりさんは上背があるのでこのポジションにはうってつけですが、どちらかというと"巧い"タイプのセンターバックですね。フィジカルや跳躍力で勝負するのではなく、ポジショニングとタイミング・判断力で対峙するのが強みです。スピードはそれほどないのでヨーイドンになると分が悪いですが、水際でとっさに身体を投げ出してのシュートブロックもできますし、最終ラインとしては頼もしいです。
あみさんは、まだいま一つチームにフィットしていないという印象。最前線でターゲットとしての役割は十二分に果たしていますが、周りとの連携、特にワイドからビルドアップして攻撃を仕掛けるときなどに、歯車がかみ合っていないように思います。速いテンポの攻撃でクロスにアタマ一発合わせたり、体幹の強さを活かしたパワフルなシュートには見ごたえがあるので、これからチームとしての練度を上げて、昨シーズン2部得点女王の本領を見せてもらいたいです。
藤代は本職はセンターバックだったと思うんですが、ここ2試合はサイドハーフで出場しています。ドリブルのキレを活かすにはこのポジションがいいのかな。ただ、まだ若干遠慮がちにプレーする場面があったり、フィジカル勝負で派手に吹っ飛ばされたりと、トップリーグの環境に不慣れな面も。ここは経験値が必要な部分ですね。

さて、ごひいきの上野紗稀ちゃんですが。

f:id:bugchan12:20190327213340j:plain開幕2試合はいずれも左サイドバックでフル出場。今季もこのポジションのファーストチョイスとなりました。開幕前にはケガの情報もありましたが、無事にトップコンディションで開幕を迎えることができました。

チームのコンセプトが変わっていないので、やるべきタスクも変わっていません。左サイドの守備では、たなまりさんに代わってスピード面でのエリア全体のカバーリングが重要になります。ここは上野ちゃんの得意分野ですから、特に難なくこなせるところ。攻撃面でいうと、深いところを鴨ちゃんやあみさんが追うようになったので、ミドルサードでのビルドアップと、インサイドに入り込んで逆サイドへのロングレンジフィードが肝要になります。サイドハーフをオーバーラップしてのアーリークロスという武器もありますが、ここ2試合はそういうシーンはなかったかな。クロスよりは、自分でボックス内に侵入してシュートを打っちゃうという意識の方を強く感じました。昨シーズンも度々見せた新たな持ち味を、さらに押し出していこうということのようです。

強い風の吹いた開幕戦では、風上の後半に右コーナーからインスイングで直接ゴールを狙いましたが、枠には飛んだもののコースが甘くなってゴールはならず。セットプレーは今季も基本的には瀬戸口さんが蹴るようですが、こうして場面によってはチャンスが巡ってくるだろうし、また新たな形でポテンシャルを発揮してくれるといいなと思います。

キャプテンとして3年目のシーズン。チームを象徴する選手が多く退団した中で、プロモーションなどで表に出る機会が増えているためもあってか、メインスタンドには2番を着るサポーターがずいぶん増えたように思います。名実ともにジェフレディースの顔となる今シーズン、求められる役割も多くなりますが、持ち前の芯の強さと明るさで、しっかり乗りきってくれると思います。



【公式】ダイジェスト:日テレvsジェフL 2019プレナスなでしこリーグ1部 第1節 2019/3/21 AGF


【公式】ダイジェスト:ジェフLvsノジマ 2019プレナスなでしこリーグ1部 第2節 2019/3/24 オリプリ

ライブセットリスト フライングドッグ10周年記念LIVE -犬フェス!-

フライングドッグ10周年記念LIVE -犬フェス!-
2019/02/02(Sat.) 14:30 武蔵の森総合スポーツプラザ メインアリーナ

- Opening Presentaion by 田中公平 -

勇者王誕生! / 遠藤正明田中公平

【May'n】
M01. Chase the world
M02. 射手座☆午後九時Don’t be late
M03. ダイアモンド クレバス

【nano】
M04. SAVIOR OF SONG
M05. No pain, No game

梶浦由記 / FictionJunction / FictionJunction YUUKA
M06. salva nos
M07. 暁の車
M08. nowhere

- Presentaion by 河森正治 -

新居昭乃
M09. Voices
M10. キミヘムカウヒカリ

ALI PROJECT
M11. 亡國覚醒カタルシス
M12. 勇侠青春謳

中島愛
M13. 星間飛行
M14. サタデー・ナイト・クエスチョン

M15. ライオン / May'n × 中島 愛

- DJ TIME by kz(livetune) -

PLANET DANCE / FIRE BOMBER福山芳樹 × チエカジウラ)

AKINO with bless4
M16. 海色
M17. 創聖のアクエリオン

石川智晶
M18. 不完全燃焼
M19. アンインストール

M20. あんなに一緒だったのに / See-Saw

- Presentaion by 山寺宏一 -

ブルー・フィールド / Trident

ワルキューレ
M21. いけないボーダーライン
M22. 一度だけの恋なら
M23. ワルキューレがとまらない

坂本真綾
M24. 逆光
M25. Be mine!
M26. プラチナ

さて2019

年が明けてずいぶん経ちますが、明けましておめでとうございます。
今年からblogをはてなブログに移転しまして、これが最初のエントリになります。変わらず今年も拙筆にお付き合いいただければ幸いです。

2018年の振り返り

僕は「今年の目標」というものをあまりカッチリ決めるタイプではないんですが、昨年は年間を通じて心がけようと思ったことがいくつかあります。

  • 映画を毎月1本以上観る
  • 日本酒を飲み慣れる
  • 英語の勉強をする

映画は、公開時期や曜日の関係で"毎月"とはいきませんでしたが、トータル16本を見まして概ね達成。僕は圧倒的に「映画館で見る派」なので、楽しい1年でした。見るぞ!と思って探してみると、ピンとくるものはそれなりにあるものですね。学生の頃にアホみたいに映画を見まくってた時期があったんですが、そのころを思い出しました。今年もこれは続けたいと思ってます。

日本酒は、それなりには飲めるようになりました。銘柄による味の違いも、自分の好みもなんとなくわかってきたので、今までよりは親しめたかなと。相変わらず量はあまり飲めませんが、楽しめるようにはなったかなと思います。

英語の勉強は、残念ながら半年ほどで頓挫してしまいました。なぜかというと、夏ごろに目標を「運動習慣を身に付ける」に切り替えたからです。
昨年の夏は例年と比べても大変に暑かったわけですが、それを踏まえて十分に対策を取っていたにも関わらず、何度か熱中症にかかってしまったのです。暑さのせいもあるけど、これはおそらく僕自身の「体力」が確実に落ちてきているのではないかと思いまして、本格的に運動を始めなければと思ったのでした。
夏のうちに近所のジムに契約して通い始め、週3回のペースで年内はなんとか通いきりました。今までしてこなかったことはしているので、当然身体に相応の負担はかかっていますが、リズムはつかんだので続けていけそうかなと。
英語の勉強も、自分に合った方法を探していたところだったんですけど、新しいことを同時にいくつもはできないわけで。機を見てあらためて、というところですね。

2019年はどうするか

今年の目標は、まず「クルマを買い替える」です。これは目標というかToDoに近い。今のクルマに乗り始めてこの夏で丸7年になります。中古なので初度登録からは13年が経過するので、税金も上がるので負担が大きくなる。加えて10月には消費増税も控えているので、大きい買い物をするならこのタイミングしかありません。なので、これは是が非でも達成しなければなりません。

それから言うまでもなく「ジムに1年間通い続ける」です。年末年始を乗り越えられそうなので、次は年度末の繁忙期と、5月の大型連休が壁になりますかね。ウェイトマシンの負荷なんかで効果は実感しやすいので、うまくモチベーションにしていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。

ライブセットリスト Yuki Kajiura LIVE vol.#14 ~25th Anniversary Special~ 東京追加公演

Yuki Kajiura LIVE vol.#14 ~25th Anniversary Special~ 東京追加公演
2018/07/22(Sun.) 18:00 中野サンプラザホール

M01. overture~L.O.R.D
M02. lancer and assassin
M03. longing

- Talk -

M04. shadows and fog
M05. fiction
M06. forest
M07. key of the twilight
M08. everytime you kissed me

M09. lotus

- Talk -

M10. 媛星
M11. 目覚め

M12. she has to overcome her fear

- Talk -

M13. Rainbow

M14. moon and shadow
M15. 花守の丘
M16. everlasting song

- Talk -

M17. まだダメよ

M18. credens justitium
M19. a song of storm and fire

- Talk -

M20. ring your song

M21. Point Zero
M22. the battle is too the strong
M23. salva nos

- Talk -

M24. maybe tomorrow

E01. 砂塵の彼方へ

- Talk -

E02. open your heart


Performed by:

梶浦由記

YURIKO KAIDA / KAORI / Joelle / ASUKA

戸丸華江 / Remi / 伊東恵里 / 笠原由里

佐藤強一(Dr.) / 高橋"Jr."知治(B.) / 今野均(Vn.) / 赤木りえ(Fl.) / 是永巧一(Gt.) / 大平佳男(Mp.)

Revo

ライブセットリスト Yuki Kajiura LIVE vol.#14 ~25th Anniversary Special~ 千葉公演 Day2

Yuki Kajiura LIVE vol.#14 ~25th Anniversary Special~ 千葉公演 Day2
2018/07/01(Sun.) 16:00 舞浜アンフィシアター

M01. overture~L.O.R.D
M02. lancer and assassin

- Talk -

M03. longing
M04. delete
M05. shadows and fog

- Talk -

M06. moonlight melody
M07. Crash
M08. 優しい夜明け
M09. salva nos

- Talk -

M10. dream scape
M11. Calling
M12. 花守の丘
M13. L.A.
M14. canta per me

- Talk -

M15. Fiction
M16. forest
M17. key of the twilight
M18. everytime you kissed me
M19. Rainbow

- Talk -

M20. swordland
M21. moon and shadow
M22. she has to overcome her fear

- Talk -

M23. luminous sword

E01. the world

- Talk -

E02. maybe tomorrow


Performed by:

梶浦由記

YURIKO KAIDA / KAORI / Joelle / ASUKA

Remi

佐藤強一(Dr.) / 高橋"Jr."知治(B.) / 城元絢花(Vn.) / 赤木りえ(Fl.) / 是永巧一(Gt.) / 大平佳男(Mp.)

情熱の炎を燃やして

2018シーズンを迎えるジェフユナイテッドの新体制が発表されました。今年のキックオフフェスタは過去2年から内容を一新して、トップチームの新体制発表に特化。新加入選手の紹介と新ユニフォームのお披露目、所属選手のちょっとしたトークショーのみで、お昼前にはすべてのプログラムが終了するコンパクトな内容でした。いわゆる「ファン感」の要素はほとんどなくなりましたし、レディースに関しては全く触れられませんでしたが、寒い中で長時間のイベントを行うのは見るほうもやるほうも大変だし、これはこれでいいのかなとも思います。

今オフのここまでの戦力整理は、ほぼパーフェクトと言っていいのではないでしょうか。ローン移籍組を含めて退団17人、新加入が12人と、数字で見ればそこそこ規模の大きな出入りになっていますが、昨シーズンのいわゆる"主力"選手の残留にはほとんど成功し、ローン加入していた熊谷、矢田、為田の完全移籍獲得にも成功。さらに上積みを期待できる補強も実現しました。
特に攻撃陣は大変に人材豊富です。センターフォワード、シャドー、トップ下、サイドアタッカー、インテリオール、ボランチ、アンカーなど、システムやフォーメーションによって呼び方は様々ですが、どのポジションにもJ2トップクラスの選手を、それも複数揃えました。昨シーズンの選手起用を見ても、新加入の各選手がエスナイデル監督のリクエストに沿った戦力であることは明らかですし、その分レギュラー争いは熾烈です。昨年主力だった選手も決して盤石ではない。少なくともポテンシャル面では底上げには成功しているので、あとはそのパフォーマンスをどう発揮・維持するかがポイントになります。
一方で、GKを含めたバックラインははっきりと人材不足。センターバックはベテラン2人に頼りっきりというわけにもいかないし、右は現時点では山本真希がファーストチョイスになるでしょうが稼働率の危惧があります。GKは佐藤優也と大野の2人体制で、さすがに心許ない。このあたりは外国籍選手を含めた補強が入ることになるでしょう。高橋GMは昨年同様キャンプ開始ギリギリまで交渉を継続しているとのことですし、開幕してからの獲得もあり得ます。妥協のない交渉でしっかり陣容を固めてくれることを期待しています。 

背番号は、昨シーズンルーキーながら印象的な活躍をした溝渕と高橋が順当に"昇格"。矢田は名古屋でも背負っていた20番になりました。熊谷の18番は驚きましたね。1や2、29はまだしも、4や19、24といったあたりも空いてますから、ここには外国籍を含めた新戦力が入ってくるでしょうか。

チームはフェスタ前日の土曜日からすでに始動。連日2部練習を敢行して、今年も激しく追い込むトレーニングを始めています。16日からは沖縄県南城市に入って、2週間余りに及ぶ春季キャンプを実施します。そして最初の公式戦は、恒例のちばぎんカップです。柏がACLプレーオフに出場するために開催されないかと思われましたが、いつもより早い2月4日にフクアリで開催されることになりました。ジェフはキャンプを打ち上げた翌々日、柏もプレーオフから中4日なので、お互いコンディション的に万全とはいかないでしょうけど、新戦力のお披露目と"千葉ダービー"のお祭り騒ぎを楽しみにしています。

一方レディースチームは、三上監督と政江コーチの退任が発表されました。2014年にアカデミーから昇格する形で監督に就いた三上さんは、2014/2015シーズンにチーム最高成績となるリーグ戦5位。ここ2年は若干低迷したものの、ジェフレディースのDNAを象徴するチームを作ってくれました。そしてなんといっても、昨シーズンのリーグカップ優勝は、チーム・クラブの歴史に燦然と輝き続ける大成果です。苦しいシーズンも多くありましたが、最後のシーズンにタイトルを獲得してもらえて、本当に良かったと思います。感謝しかありません。

前述のとおりフェスタでの体制発表はありませんでしたが、リリースベースでは3人が退団になりました。鶴見は94年ユース組の最後の砦でしたが、ついに出場機会を得られませんでした。鶴ちゃんといえば、2014年帯広で開催されたINAC戦での「顔面ブロック」。新天地は2部の岡山湯郷ということで、経験を積んで対戦するのを楽しみにしています。
新加入は4人。移籍加入する大久保と山崎は、はっきりと即戦力ですね。そしてユースから昇格する市瀬と曽根は、すでに昨シーズントップ登録されて公式戦を経験済み。フェスタ当日の午後に行われた全日本女子ユース選手権で初優勝を達成し、大きな手土産をもってなでしこリーグにやってきます。若くても力のある選手たちが来てくれました。

レディースの始動はもう少し先、1月中旬からになりそうです。2月には恒例になったなでしこ交流戦も開催されるでしょう。リーグ戦の開幕は3月下旬。今年は4月にワールドカップ予選を兼ねたアジアカップがあるので、リーグ戦も変則日程になるでしょう。新しい監督と新しい戦力を加えたチームで、新たな歴史を刻んでいけるよう、いい準備を整えてほしいと思います。

つくばFCの2017シーズンが終わりました (Additional Time)

>> (1/3) チーム成績を振り返る
>> (2/3) プロモーション戦略の効果は?
>> (3/3) 2018シーズンに向けて

後記~届いている、という実感

9月17日。
この日、レディースはプレーオフ終戦となる福岡戦、ジョイフルはVONDS市原との首位決戦を、それぞれ戦いました。レディースは皇后杯予選と入替戦に向けて少しでも勢いをつけるために、ジョイフルは自力での優勝をつかむために、是が非でも勝利が欲しい試合でした。

この日はあいにくの大雨になって、応援するには大変にタフなコンディションでした。そんな中、レディースは福岡に0-3で完敗し、ジョイフルは終盤に逆転を許して2-3で敗戦。2試合180分、勝利を願って応援を続けましたが、後押し足りず望む結果をつかむことはできませんでした。この試合のあとは本当にキツくて、雨の中で2試合も太鼓を叩いたダメージもさることながら、どうしても勝ちたかった試合に負けてしまったというショックが激しかった。あまりにしんどくて、Twitterに捨て台詞を落として不貞寝しまったほどです。

悔しい。悔しいしかない。ちょっと心身のダメージがハンパないので、ゆっくりお風呂に浸かって、サクッと寝ます。明日までにはちゃんと切り替えます。

翌18日、平塚で行われる皇后杯予選に向かっていた中、件のTwitterにPostに返信がありました。

暑い日も寒い日も雨の日も本当にいつも全力で応援していただいて…感謝ばかりです。 皇后杯入れ替え戦では勝利を贈れるように頑張ります

返信をくれたのは、つくばFCレディースDF小池璃子選手でした。このたったひとつのリプライに、僕は大変救われました。失意のどん底にいたような僕に「まだ終わってないぞ!」と発破をかけてくれた。おかげで気持ちをしっかり切り替えて皇后杯予選に臨むことができたし、価値ある勝利をつかむことができました。本当にありがたかった。

"ゴール裏"のど真ん中にいるようになって3年が経ちましたが、実はもともと僕は「応援が選手のチカラになる」とか「声援で120%の実力が出せる」といったことを、それほど信じていたわけではありません。厳然たる技術や体力の勝負であるスポーツの世界で、フィールドの外にいる僕らが発する声や音といった眼に見えないものが、選手のパフォーマンスにどれほど影響があるものかと、わりと疑ってかかっています。そしてそれは、僕自身にプレイヤーとしての経験が皆無で、声援を背に戦ったことがないからなんだろうということも自覚しています。

今季はジョイフル・レディース合わせて38試合を観戦。本編で書いた横断幕のこともそうですが、今年は選手たちから「いつも来てくれてありがとうございます」「本当に力になっています」「応援があるからがんばれます」という声を、実にたくさんもらいました。つくばFCの戦いを間近で見続け、ホームゲームではメンバー外の選手と気軽に話をさせてもらうこともあり、だから彼ら・彼女らのこの言葉が本当に実感を伴っているものだというのが伝わってきました。こうした声をたくさんもえらえたことで、僕がやっていることにはちゃんと意味があると、単なる自己満足で終わってはいないのだと感じることができた。選手・チームに届いていると実感できたことは、僕自身が自分のやっていることに自信持つきっかけになりました。

昨年に続いて、ジェフのトップチーム、ジェフレディースジョイフル本田つくばFCつくばFCレディースと、カテゴリの違う4つのチームを追いかけた2017年。現地観戦は過去最多だった昨年の69試合を大きく上回って、実に81試合を数えました。3月以降はサッカーを見に行かない週末というのがたった一度しかなくて、まさしくサッカー漬けの1年を過ごしました。このペースをもう1年繰り返すのはさすがに大変だなと思う一方で、一度できたことをいまさら「やれない」とは言えないし、何よりこのチームをどこまでも応援し続けたいとも思います。 気力も体力も時間もお金もハンパなく消耗するタフな稼業だけど、それを差し引いて余りあるほどの面白さ・楽しさがあることも知っています。だから、たぶん結局来年に僕も、毎週末日本中を駆け回ることになるんでしょう。

やればやるほど、続ければ続けるほど、毎年のように新たな発見や喜びを教えてくれる。サッカーってのは素晴らしいものです。ジェフを、ジェフレディースを、つくばFCを好きになって、本当に良かったと思います。2018年もたくさんの楽しさを笑顔を見られるように、できることを地道にがんばろうと思います。

ピッチでがんばってくれた選手の皆さん、チームを支えてくれたコーチの皆さん、ホームゲーム内外で助けていただいた運営スタッフの皆さん、スタンドで一緒に応援してくれたサポーターの皆さん。1年間ほんとうにありがとうございました。来年もいいシーズンにしましょう。よいお年を。

(了)

つくばFCの2017シーズンが終わりました (3/3)

2018シーズンに向けて-アニバーサリーイヤーを実りある1年に

この3年間で数々の得難い経験を蓄積したつくばFC。選手、チーム、クラブ、スタッフ、そしてサポーターも、普通に暮らしているのでは決して得ることのできない貴重な経験値を、様々な方面で獲得することができました。2年前に目標にしていた「テンプレート(型)を作り、定着する」という部分に関していえば、十分すぎる成果をあげていると言えます。

1993年に発足したつくばFCは、来季2018年に設立25周年の記念すべきシーズンを迎えます。このメモリアルなシーズンにさらなる実績を積み重ね、「次の25年」に向けた確かな一歩を踏み出す礎を固めなければなりません。

悔しい準優勝から巻き返し、5年ぶりの地域CL出場と悲願のJFL昇格を目指すジョイフルは、関東リーグ1部、全国社会人大会、地域CLの3つの大会で「優勝」を狙います。来季の関東リーグは、すでに各方面で騒がれているように「地獄の関東」となります。JFLから降格した栃木Uと浦安の2チームが加わり、昇格リベンジを目指す市原、着々と力をつける東京U、地力を持つ東京23、このカテゴリで長く実力を発揮するV那須、フレッシュな勢いとエリート力で見せる流経大FC、入替戦でしぶとさを発揮したさいたまと横浜。正直に言って、10チームすべてが上位候補、優勝候補です。この激戦区でたったひとつの優勝を勝ち取るのは、並大抵のことではない。ですが、それを成し遂げることができれば、それは大変大きな自信と財産になります。チームスローガンのとおりに「Think+α」(進化)を続け、必ず上への挑戦権を獲得したい。
また、来季の全国社会人大会は、地元茨城での開催です。地元開催の全国大会で、存在感を見せつけないわけにはいかない。地の利を活かして上位に食い込み、日本中に「ジョイフル本田つくばFC」の名をさらに知らしめたいところです。設定されている開催県枠の扱いが気になりますが、地元茨城にも知名度を上げるチャンスなわけですから、是が非でも結果を残さなければいけません。
あとは、やはり天皇杯本大会への出場ですね。大学勢が隆盛を誇っている茨城ですが、来季は流通経済大がアマチュアシードを獲得しているため、県予選に参加しません。一方で、関東2部に昇格したアンデンティみらいがおそらくシード参加になるので、都合6チームによるトーナメントになります。黄金時代を迎えている筑波大学をはじめ強豪ぞろいですが、今度こそまずは決勝のカシマへ、そして全国の舞台にたどり着きたいです。

ギリギリで踏みとどまって全国リーグ4年目を迎えるレディースも、これまでと目標はほぼ変わりません。2部昇格が大目標ですが、やはりレギュラーシーズン15節での残留を決めることが現実的な目標です。チームは大きな変革を迫られることになりますが、2016シーズンの勝点16、15得点を上回る結果を残してほしいと思います。
そして、今季皇后杯本大会に初出場したことで新たな目標ができました。つまり「全国一勝」です。本大会で1回戦を突破すれば、なでしこ2部以上の強豪チームと真剣勝負をできる機会に恵まれます。今季は残り1分足らずのところで逃したそのチャンスを、今度こそ掴みたい。

そして、せっかくの25周年シーズンですから、PR体制をしっかり強化して、地域へのアピールと知名度向上、観客動員増加を目指してほしいと思います。ホームゲームの企画で記念っぽいことをやってもいいし、所有しているフットサル場(スポーツシューレつくば)の運営を通じてできることもあるはず。街頭PRも、駅前だけでなくイオンモールをはじめとする商業施設でもできないかな。人的・物的リソースの限られた中で"あれもこれも"と手を出すのは大変ですが、その中でも「できることからひとつずつ」やっていければ、地道でも成果は上がってくるんじゃないかなと思うのです。

観客もサポーターもスポンサーも、ここまでは順調に増えてきている。この流れと勢いを持続して、地域に根差した確かな地位を持つサッカークラブとして、名目だけでなく実績も伴った、素晴らしい25周年イヤーとできるよう、チーム、クラブ、サポーターが一丸となってがんばりましょう。

(本稿、了)