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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第31節 一発攻勢

2013 Jリーグ Division 2
第31節 ジェフユナイテッド市原・千葉△1 - 1△FC岐阜
3位(勝点51)→4位(勝点52)

8月は結局1勝しか挙げることができず、5試合で5ポイントという散々な結果に終わりました。7月は大変調子が良かったので、今年のジェフは夏でも強い!って自信を持っていたんですけど、結局例年通りの夏でした。監督も変わって選手もある程度入れ替わっているのに、なんで同じリズムになってしまうのかなぁ。不思議なもんです。はァ。

スタメンです。GKは岡本。米倉がサスペンションで、バックラインはキム・ヒョヌン、竹内、山口智高橋峻希の4人。中盤は佐藤勇人佐藤健太郎が並び、伊藤大介がそのやや前に位置取る三角形にトレスボランチ。前線はケンペスをワントップに、大塚と谷澤のツーシャドウという形です。前節からはナム・スンウと深井がメンバーアウト。代わりに町田也真人と、登録の完了した森本が入りました。

開始3分で幸先よく先制して、そのあともポゼッションを握って前を向き、前線の3人がよく動いてボックス内に侵入し、決定機もいくつも作ったんですが、最終的には追加点を奪えずじまいでした。益山のシュートはまさにゴラッソで、ベストゴールに選出されてもいいレベルなので仕方ないといえば仕方ないですが、ルーズボールに対する反応が遅いシーンが目立ったのは気になります。人数は揃っているのにズルズルと引きずられるように下がってしまい、結局センターバックに体を投げ出させてしまうというのは、中央のブロックのバランスがうまくいっていない証拠ですね。

中盤に守備的なインサイドハーフを2枚置いて中央の守備を厚くしたのは、岐阜の攻撃がセンター寄りになることを見越してのもの。このチョイス自体はうまくいっていたものの、スピードの面でやはり後手を踏んでしまって、カウンターアタックの対処は相手のミス待ちになっていました。またサイドハーフを置かないためにサイドの深いところを制圧しきれず、良質のサイドアタックを見せることもできませんでした。両サイドバックがいずれも"本職"ではなかったこともあって、岐阜のスリーバックの両脇を使えなかったのは悔やまれます。松本戦、群馬戦でも同じ問題が露呈していたはずなんですが、対策はまったく取られませんでしたね。

結果至上主義ですから最下位相手にドローでいいはずはまったくありませんし、試合後にはまたしてもブーイングも起きました。結果にも内容にも全く満足はしていませんが、しかし群馬戦から比べれば遥かにポジティブなドローではあります。裏へ抜け出し動きに対してチャレンジングなパスも多く通りましたし、カウンターアタックも複数回見られました。サイドバックは本職でないながらもなんとか状況を打開しようと、足技や不慣れなクロスボールに挑戦しました。ライン際のボールに対して食らいつくとか、相手の突進に勇気をもってブロックアタックするといった部分が欠けていたのは残念ですが、意識は徐々に改革されていると感じます。あとはもう少しの意思の共有と、自分がヒーローになるのだという気迫、そして閉塞感を打破する起爆剤が必要です。森本や鈴木隆雅はその起爆剤になれるでしょうか。

自動昇格圏とは9ポイント差で、残りが11試合。状況としてはかなり厳しくなりました。順位も一つ落として、早くも崖っぷちです。これ以上不調が続くと命取りになる。次は福岡とのアウェイゲームです。雨の予報も出ていて心配ですが、9月に入りますし、どうにか浮上のきっかけをつかんで帰ってほしいと思います。僕も福岡に行きます。がんばりましょう。

[J'sGOAL]【J2:第31節 千葉 vs 岐阜】レポート