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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第29節 あー、しんどい

2010 Jリーグ Division 2
第29節 ジェフユナイテッド市原・千葉○1 - 0●カターレ富山
4位(勝点45)→4位(勝点48)

いやー、何とか勝ちました。ギリギリ、どうにか踏ん張ってくれました。ようやくのアウェイ3勝目、初の連勝です。僕の仲間でも富山まで行った人が多かったようですが、苦労して行った甲斐があったというものですね。

スタメンを振り返ります。GKは岡本。右サイドバックには鎌田が久々に入りました。前節まで右サイドを務めた青木良太が、今回はセンターバック。それに福元、アレックスの最終ライン。佐藤と山口のダブルボランチ。右に谷澤、左に工藤、トップ下に伊藤大介。ワントップに青木孝太が3試合連続のスタメンです。茶野は累積警告で出場停止。ベンチには和田が復帰しています。

昨年まで甲府で指揮を執っていた安間さんが新監督に就任した富山は、前節からスタメンを7人交代。江添をアンカーに、石田、木本、平野というスピードスター3人を前に集めてカウンター狙いを明確にし、ジェフのサイドアタックを封じる作戦。これはほぼ完ぺきに奏功していました。ジェフの両サイドは、最後まで思うように攻めることができてませんでしたからね。

左のアレックスと工藤、右の鎌田と谷澤という、ジェフの両サイドのコンビネーションはほとんど機能していなくて、アタッキングサードに持って入れても、そこで止まってしまって、先に進めない。本来なら、ここから小気味のいいショートパスの繰り返しで相手の守備の綻びを作り、そこをぶち破ってゴールマウスを狙わなきゃいけないんですが、そんなレベルまで全然至っていません。栃木戦のゴールシーンのような、鋭いクロスからの攻撃だったり、素早いワンツーから相手DFの裏へぬけだしたりするシーンが皆無で、結局ボールをかすめ取られたり、ラインに追い詰められてボールロストしてしまったり。

また両サイドバックは、アレックスがとにかく上がりまくること、鎌田は久々の試合で勘が戻っていないことから、富山の3トップに何度も蹂躙されました。浅い位置でボールを取られて、一発ロングボールが通って、そこからあとはスピードと勢いでもってフィニッシュ!というシーンが、もう何度も何度もありましたよ。精度が悪くオフターゲットのシュートがほとんどだったことで助けられましたが、何点取られてもおかしくなかった。ホント、ハラハラドキドキしっぱなしでしたよ・・・・。

・・・・なんだか書いてて悲しくなってきた。あーあー。

唯一のゴールは、バイタルで谷澤と青木孝太が華麗なワンツーをキメて、谷澤が突進、倒されましたが、最後を青木が詰めてのもの。谷澤はいい意味で"チョーシにノッて"ましたね。前線でボールをしっかり"持てる"数少ない選手なので、谷澤の調子がいいのは大変助かります。後半にもらったイエローは、完全に不要なものでもったいなかったですけどね。青木は3試合連続ゴールで、今季6ゴール目。ポストに跳ね返ったボールが転がってくるとか、栃木戦では工藤のすらしに勇気を持って飛び込むとか、これぞストライカー。今回は伊藤大介とのコンビネーションが今ひとつうまくいってなかったように見えましたが、代わりに自分が左右に動いて、周りを活かそうとしていました。それがうまくいっていたかは、まぁ、また別の話・・・・。

4位と18位の試合とは思えないほどに苦しい試合になってしまいましたけど、兎にも角にも勝つってことが一番大事。柏、甲府、横浜がドロー、福岡、東京、鳥栖が負けで、今節はジェフの一人勝ちです。運が良かったというか、ねぇ?こういうところで勝てて良かったです。これで福岡まで勝点差「1」ですもん。

今週末は天皇杯、西京極でJ1の京都と対戦です。京都もリーグ戦で相当苦しんでるんで、どういう姿勢で臨んでくるかはわかりませんし、ここで勝つと11月に5連戦が組まれることになってしまいます。けど、J1に向かうための大事な試金石になる試合だし、上のカテゴリのチームに勝つってことは自信になるはずだし、なにより勝ち癖を付けるって大事だし、なのでがんばって勝って帰ってきてもらいたい。

その天皇杯をはさんで、次のリーグ戦はホームで水戸戦です。K'sスタではホーリーくんに火あぶりされて、浮き輪に穴があいちゃいました(いぬろぐさんの見過ぎw)が、今度はそうはいかんぜよ!

[J'sGOAL]【J2:第29節 富山 vs 千葉】レポート