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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第31節 まだ、戦える。

2010 Jリーグ Division 2
第31節 ジェフユナイテッド市原・千葉●0 - 1○横浜FC
4位(勝点51)→4位(勝点51)

三ッ沢ね、実は初めて行ったんですよ。ゴール裏の最前列に陣取れて、フェンスが低い分日立台よりもピッチが近く感じたり、名物の「じゃがべーくん」を堪能したり、楽しかったですよ。試合の結果以外はね・・・・。

スタメンを振り返ります。GKは岡本。DFは、鎌田、茶野、青木良太、アレックス。佐藤と山口のダブルボランチに、右に深井、センターに伊藤、左に倉田という2列目。ワントップはネット。前節・水戸戦と同じメンバーでスタートです。ベンチには福元が復帰。また谷澤も出場停止が明けてベンチ入りです。対照的に和田がメンバー外。なぜだ。

横浜FCは、まず徹底的にネットのポストプレーを潰そうとしてきました。渡邊と早川のセンターバックコンビは、渡邊が空中戦でネットにぶつかっていき、早川がそれをフォローするという役割分担をしっかりとこなし、90分間にわたってネットをほぼ完封。足元でのタメにおいては、早川はその巧さを存分に発揮して、ネットに仕事をさせませんでした。

そうなると、今度は両サイドのアタッカーに期待するわけです。実際、倉田と深井はよく動けていたし、カットインからの個人技には可能性を感じました。んが、結局フィニッシュに持ちこめていないという。この試合のシュート数は7本で、前節の1/3も打てていない。前半は佐藤の(決めてしかるべき)フリーでのボレーくらいしか数えられていないので、いかに打開策を見いだせなかったかがわかろうというものです。

失点シーンは、攻めに行って前がかっていたところを、右サイドの裏にロングボールを入れられ、これを難波が折り返して西田のヘッドという、正直「なんでもないような」攻撃パターン。西田はうまいこと茶野の体を使って、高く跳び上がりましたよ。その前の難波を追いかけていたのは鎌田でした。ここ数試合、スタメンながらもあまりに軽い守備でヒヤヒヤさせられつつ、失点につながらなくて胸をなでおろしていた鎌田でしたが、今回はダメでした。せめて攻撃を遅らせることさえできれば、という場面でしたけど、簡単にクロスを上げさせてしまった。鎌田は、ひとつひとつのプレーにどうにも戸惑っている風なのが気になります。ジェフのサッカーの中で「浮いて」しまっている。がんばってもらいたいのだけど、今求められるのは「結果」だからなぁ・・・・。

後半からトップ下に谷澤が入って、ボランチの前である程度タメられるようになってからは、ジェフの攻撃にもリズムが出てきました。ボックスの中でのプレーも増えたし、ボランチの佐藤も前目でプレーできるようになっていた。ものすごく惜しいシュートが3本くらいはあって、でもほんの少し届かなくて。谷澤がゴール正面でワンステップした時、2008年の厚別を思い返したのになぁ。結果は違ってしまいました。

残り7試合、昇格圏までの勝点差は4。うん、まだ戦える。選手や監督には、敗因をしっかり分析してもらって、次に勝つための対策を練ってもらわないと困るけど。そう、「勝つための」メンバー、「勝つための」システム、「勝つための」サッカーをね。

そんで、僕らは一生懸命応援する。今週末もフクアリに行って、精いっぱい声を出しますよ。それに、事情があってスタジアムに行けない人だって、テレビの向こうで、PCモニタの向こうで、携帯の画面を見つめながら、一生懸命祈ってくれてる。とにかく、あきらめてなんかやるものか!絶対にJ1に行くんだ!

[J'sGOAL]【J2:第31節 横浜FC vs 千葉】レポート