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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第26節 ちょっとの差、大きな差

2010 Jリーグ Division 2
第26節 ジェフユナイテッド市原・千葉●2 - 3○柏レイソル
4位(勝点42)→4位(勝点42)

2-3。スコア上は接戦でした。でも、柏は強かった。実際、力負けですよね。圧倒されたわけじゃないし、反撃するチャンスはいくつもあったし、惜しいシュートもたくさんありましたけど、けどモノにできなきゃしょうがないわけで。この差は大きいよなぁ。8月に実感した柏との差を、あらためて再確認しました。

今回もまずはスタメンを振り返ります。GKに岡本。DFは、右に青木良太、センターに茶野が復帰して、福元とのコンビ、左は和田。ボランチには山口慶佐藤勇人。右に太田、左に工藤、トップ下に谷澤。ネットは体調不良で、ワントップは青木孝太が今季初スタメン。ベンチには伊藤大介が久々に入りました。アレックスは股関節痛が完治せず、ミリガンは母国に戻ったきりで、今回は純国産の布陣で挑みます。

試合のスタートから、柏にググッと押し込まれて、バックラインと中盤が若干引いてしまったところで、9分に失点。これ、福岡戦の後半立ち上がりと同じなんですよね。福岡では失点になる前で食い止められていたけれど、柏はそうはいかなかった。とは言え、和田の思い切りのいいドリブルからのクロスに、谷澤が点で合わせて、早い段階で同点にし、完全に流れを持って行かれずに済んだのはよかった。そこまでは、悪くはありませんでした。

先発でワントップを任された青木孝太に対して、ジェフはロングボールのポスト役を要求していました。確かにポストが"できないわけではない"青木ですけど、相手がJ2最少失点を誇る近藤と朴のコンビでは、あまりにも分が悪い。青木自身が精彩を欠いていたこともあって、この作戦は奏功しませんでした。青木をうまく「使ってあげられなかった」とも言えるのかな。実際、伊藤大介が入って、縦へのスルーパスが出るようになってからは、青木の本来の持ち味であるDFラインの裏への飛び出しができるようになってましたからね。

流れを今一つつかみきれない中で、苦しいなら苦しいなりのサッカーをすることも大事なんですが、いかんせん小さなミスを連発していてはどうしようもないわけで。なんでもないショートパス、スペースへのスルーパス、FKのクイックリスタートと、もう少し落ち着いてもいいのに。ホームだし、当然勝ちを目指してゴールを意識しなければならない。でも、ココロは熱くても、アタマは常にクールでいなければ。

栗沢が退場になってからの20分間は、とにかくみんな必死でした。選手もサポーターもね。柏ははっきりとわかるほどに自陣に引いて、リードを守り切る体制。それに対して、青木、林、倉田、谷澤の4トップで一気呵成に攻め込むジェフ。失点と得点をひとつづつ重ねて、最後の最後まで気力と体力を振り絞って戦いましたが、あと一歩届きませんでした。あと一歩だけど、とても遠い一歩。

残り11試合。まだあきらめるには全然早いと思う一方で、ある程度の覚悟はしたほうがいいのかもしれないとも思っています。覚悟をしつつ、ひとつひとつ、しっかり戦う。選手たちがしっかり戦えるように、できうる限りしっかり応援する。先のことや他のチームの事を気にしてる余裕はあんまりないので、せめて目の前に集中しないと。ね。

[J'sGOAL]【J2:第26節 千葉 vs 柏】千葉側レポート
[J'sGOAL]【J2:第26節 千葉 vs 柏】柏側レポート