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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第33節 いいとこなし

2013 Jリーグ Division 2
第33節 ジェフユナイテッド市原・千葉●1 - 2○京都サンガF.C.
4位(勝点55)→5位(勝点55)

昇格争いのライバル相手のホームゲームでしたが、スコア以上に完敗でした。手も足も出ないとはまさにこのこと。残り10試合を切ってのこの体たらくじゃ、ちょっと見てるほうとしてもしんどいもんがありますなぁ。試合後のゴール裏からブーイングが起こるの、今季はこれで何度目でしょうね。なんともむなしいし悲しいです。はァ。

スタメンです。GKは岡本。4バックは、米倉、竹内、山口智高橋峻希佐藤勇人伊藤大介のドイスボランチに、右ワイドに田中佑昌、左に谷澤、セカンドトップには町田也真人が抜擢されました。最前線にはケンペスです。佐藤健太郎は累積警告でサスペンション。長らくスタメンが続いた大塚は久々のベンチスタートです。天皇杯でいいパフォーマンスを見せたという森本もベンチからになりました。

前半は中盤のプレスがある程度効果的にかかり、ミドルシュートも打って押し込めていました。セットプレー崩れとはいえ先制点も取ったし、京都の攻撃にも冷静に対応して決定的なフィニッシュは打たせてませんでした。45分終えたときには、よしよしと、これならそうそう崩されることはないと、ロースコアでも優位に試合を運べるはずだと楽観視していました。

それが、後半に入って京都がやり方を変えたとたんに、それに全く対応できずに流れをぜーんぶ京都に持ってかれてしまいました。もともと完成度の高いパスサッカーに右に左にと振り回され、ペナルティボックスに入ってくるハイボールもどうにかかき出すのが精いっぱいで前線まではつなげられない。クリアランスすら満足できずにセカンドボールを全部拾われ、どうにかケンペスのところに縦のボールを飛ばしても、バヤリッツァの巧みな対応に全くボールが収まらない。たまにうまいことボールを奪えて前に持ち上がっても、30mラインでミスを犯して奪い返され、また自陣に逆戻り。無駄に疲れちゃうもんだからポジションの押し上げも遅くなって、中盤から後ろがみんなディフェンディングサードに張り付きっぱなしでした。落ち着いてセンターバックから組み立てようとすれば、京都の速いフォアチェックに見事に動揺してしまって何もできず。悪いとこあげたらキリがないな。これじゃあサッカーになりませんよ。どうしちゃったの。

下位からも上位からもポイントをあげられないのでは、順位を上げていくことなどできようはずもないのです。残り9試合で2位とは13ポイント差ですから、もう自動昇格すら現実的ではない。幸い3位から6位が2ポイント差に詰まっていてその下は5ポイント開いてますから、徳島、長崎、京都とプレーオフ圏内の順位を争うことになります。この中でいかに上位でフィニッシュしてプレーオフの状況を有利にし、そして短期決戦を勝ち抜くかを考えなきゃいけない。どこも一度は完敗してる相手なんでむちゃくちゃ怖いですが、それでも方法を考えなきゃいけません。

今月のホームゲームはこの1試合だけ。次からヴェルディ、岡山とアウェイ2連戦です。とにかく、ゴールを奪って試合に勝つため"だけ"のサッカーを。なんでもいいから勝ちたいです。勝てばなんでもいいです。どんなサッカーしたって文句言わないから、とにかく勝つサッカーを作ってほしいと思います。

[J'sGOAL]【J2:第33節 千葉 vs 京都】レポート