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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第1節 "ローマは1日にして成らず"

2014 Jリーグ Division 2
第1節 ジェフユナイテッド市原・千葉●0 - 2○栃木SC
-位(勝点0)→21位(勝点0)

3月に全くふさわしくない冷たい雨に打たれて、ぶるぶると震えながらの開幕ゲームになりました。ちょっとの間でも上着を脱ぐ勇気が出なくて、結局ユニフォームはカバンに入れたままになっちゃいました。けっこうガッチリ防寒してったつもりなんですけど、それでも寒かったですね。せっかくの開幕なのに、この週末に限って雨に降られてしまうとはなんとも運がない。

試合は0-2で敗戦。今年も黒星スタートになってしまいました。町田也真人が負傷欠場でトップ下に谷澤、右には田中佑昌を配置しましたが、ペナルティボックス周辺は終始大渋滞。みんながゴールに寄っちゃう、みんながボールに寄っちゃう。肝心のボールホルダへのサポートはいまひとつ不十分だし、スペースを使ったスピーディな攻撃も不発で、ゴール前まで行ったのにシュートすら打てないなんてシーンがいくつもありました。ポンポンとテンポよくパスをまわせるのは良いことで、そこから攻撃のリズムを作るというやり方もわかりますが、フィニッシュへの流れが見えてこないのでは困るのです。パスのはシュートのための、ゴールのためのパスでなきゃいけなくて、パスのためのパスになっては本末転倒なのでね。

失点はいずれもミスからで、2失点目は前がかりになった結果のカウンターなのでまぁ目をつぶるとしても、1失点目は良くないです。山口慶や大岩だけを責めるわけにもいかず、結局は選手間のコミュニケーションが上手くいってないってことです。なのでポジションの距離感もちぐはぐになっちゃって、複数人で相手にアプローチしても、全然効果がなくパス1本で簡単にぶち抜かれちゃったりする。ちばぎんのときにも露呈した弱点ではありましたが、2週間程度でどうにかなるレベルではないってことか。我慢するしかない。我慢して熟成を待つしかありません。

後半は身体を張ってがんばれる森本が入ったことで、ボールがひとつ落ち着いて決定的なシーンも作れました。中村のアーリークロスはとてもレベルが高くて、あれはあとは中で合わせるほうの問題だけ。ケンペスも森本も一級品のフィニッシャーなんですから、その精度は早いうちに上げてかないとね。チャンスのパターンは一つ見えたわけですから、それは活かさないと損ですよ。右の天野は今回は守備に体力を使ってしまうシーンが多くて、攻撃的な強みは発揮できませんでした。

厳しいスタートにはなりましたけど、でもまだ1試合終わっただけですから。昨年のストロングポイントだった両サイドをまるごとぶっこ抜かれて、それをどうにか埋め合わせて、そんなんでいきなり昨年のクオリティが発揮できるわけはないのです。淳さんのサッカーが相当の我慢を要求されるってことは、昨年と同じです。焦れずに見守らにゃ。

2戦目はまたフクアリで、岡山戦です。サッカーは娯楽。だから僕はもっと楽しみたいし、何をどうやって楽しむか、どうしたら楽しめるか、探しながら過ごそうと思います。試合以外にも、スタジアムには楽しいことがいっぱいあるのだよ。

[J'sGOAL]【J2:第1節 千葉 vs 栃木】レポート