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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第3節 無意識にしんどいゲーム

2013 Jリーグ Division 2
第3節 ジェフユナイテッド市原・千葉△0 - 0△栃木SC
9位(勝点3)→8位(勝点4)

今年の栃木アウェイはキックオフが16時と例年より遅く、朝も余裕があってゆっくりできて、帰りもすんなりと帰路についたはずなんですが、帰ったらなぜかストンと寝落ちてしまいました。そんなに体力を消費した実感はなかったんですけど、後から振り返れば、疲労感の残る試合内容であったのは確かかなぁと。無意識のうちにずいぶん消耗していたのかも。

スタメンを振り返ります。GKは岡本。高橋峻希、竹内、山口智キム・ヒョヌンのバック4。ボランチ佐藤勇人佐藤健太郎。米倉、谷澤、ジャイールが2列目で、ケンペスのワントップ。前節・熊本戦と同じラインナップになりました。兵働は負傷がまだ癒えないということで欠場。連戦になる次の鳥取戦も厳しいかもしれませんね。ベンチには大塚が入っていますが、深井がアウト。こちらもケガでしょうか。

ほとんどに時間で主導権が栃木にあったのは明白でした。栃木は「やるべきサッカー」がはっきりしていて、選手たちがそれをしっかり共有していましたね。守備面では、サイドでは常に複数人でライン際に追い込んでジェフのボールホルダを自由にさせず、中央ではパウリーニョを中心にブロックを形成してプレスをかけ、パスコースを全部切って効果的なパスを入れさせない。ボールを奪うと、クリスティアーノの機動力と廣瀬のスピードで一気にアタッキングサードまでボールを運び、遠目からでもゴールめがけてバンバン打っていく。徹底されてましたね。攻撃パターンは多くはないですが、洗練された連携にずいぶんと手を焼きました。正直、よく無失点で終えたと思いますよ。19本もシュート打たれてゼロで抑えられたのは、栃木がシュートを枠外にはずしまくったこと、竹内、山口智佐藤健太郎の中央3枚がべったり守備に張り付いて四方八方をフォローしまくったこと、それと岡本に神が下りていたから。このあたりの出来はほぼパーフェクトだったと思います。よくふんばってくれた。

攻撃は、正直書けることがほとんどないんですよねぇ。前半は終盤のジャイールのチャンスひとつくらいしか攻撃機会そのものがなかったし。後半は立ち上がりからかなり明確にロングボール主体に切り替わって、米倉やケンペスのフィジカル面を活かそうとする意図はうかがえました。70分過ぎからは栃木もやや電池切れ気味になり、そこにナム・スンウが入ったことで、ゴールに迫る回数がぐっと増えました。スンウは短い時間の中で最大限の働きをしてくれたと思いますよ。明らかにリズムが変わりましたもん。兵働が離脱して"ゲームメイカー"タイプのプレイヤーがいないので、周りを見て的確にボールを捌けるスンウには求められるところが大きいと思います。もっと長い時間プレーできればいいんですが、谷澤のトリックスターな要素も捨てがたいですしね。悩ましい。

終盤にお互いに超決定的なチャンスがあったのが、もったいなかったし危なかった。こういう試合でしぶとく1ポイントを獲得できたってことはプラス材料でしょう。課題は多いですけど、次は中2日でホームゲームがきてしまうので、劇的な改善は望めない。でもちょっとでも上積みをして、調子のいい鳥取に対抗してほしいと思います。そろそろゴールでワァーッ!とみんなで喜びたいもんです。

[J'sGOAL]【J2:第3節 栃木 vs 千葉】レポート