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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第13節 どんな勝ちでも勝ちは勝ち

2013 Jリーグ Division 2
第13節 ジェフユナイテッド市原・千葉○1 - 0●FC岐阜
8位(勝点18)→6位(勝点21)

天敵中の天敵である岐阜とのアウェイゲームは、86分のどさくさゴールで1-0の勝利と相成りました。これで今季2度目の連勝です。4月は1勝しかできなかったのに5月に入ってもう2連勝とは、なかなか幸先がいい。時間が合えば長良川まで行こうかとも思ってましたが、さすがに連休最終日にナイトゲームはきついよなー。地元の人たちは行きやすいでしょうけどね。

スタメンです。GKは岡本。米倉、竹内、山口智、大岩のいつもの最終ライン。ボランチも変わらず佐藤勇人佐藤健太郎の2人。2列目は右から、田中佑昌ナム・スンウ、兵働。前線は谷澤達也の"ゼロトップ"です。ケンペスは警告の累積でサスペンション。代わってベンチには大塚翔平が入りましたが、残念ながら出番はありませんでした。

全体として見どころの少ない試合になりました。ボールを持ってもいつもの通りに遅攻の連続で迫力がまるでなく、そのくせ岐阜の圧力がほとんどかからない状態だったのである程度主導権を握れてしまって、なんだかだらだらと時間が過ぎていくような締まりのないゲーム。90分間のほとんどを岐阜陣内でプレーしていたし、相手のポジションを押し込んだままずっと戦っていましたが、「ジェフの時間が続いている」感じはまったくしませんでした。シュートもコーナーキックもとんでもない数を打っているのに、チャンスの臭いが全然しないのよね。なんだったんだあれは。

前線で体を張ってボールをおさめることのできるケンペスがいないことで、まず攻撃の起点がほとんど作れませんでした。にもかかわらず、ケンペスがいるのと同じようにアタッキングサードの入口にポイントを置こうとする戦い方をするもんだから、そりゃ上手くいくわけないのですよ。今回は谷澤とスンウが中央のアタッカーの位置にいましたけど、どちらも体を張るんではなくてパスをつなぎながら自分も動いてフィニッシュへのリンクをするタイプで、ケンペスとはまるで違いますからね。京都戦、愛媛戦と、スンウが入ってから全体のバランスが落ち着いて得点が生まれていますけど、スタートから入った際の彼の役割や、ジャイールを含めたブラジル人コンビとのコンビネーションの面ではまだ強みを活かせていません。彼のポテンシャルを最大限発揮するにはどうしたらいいんだろうね。

でも、最終的には勝ったのだから、それでいいとも思うのです。「泥臭いサッカーでもいいからとにかく勝ちをとって帰ってきてほしい」と言ったわけだし、何よりもJ2は「結果至上主義」。華麗なサッカーを展開して負けるよりも、どんなにグダグダでもわけがわかんなくても勝つほうがいいに決まっているのです。中2日の連戦でコンディションも万全ではなかっただろうしね。

次はホームに戻って富山戦です。富山はなかなか粘りのあるチームになっていて、先制するとなかなか負けないんですよね。今季のJ2はどことやってもタフなゲームが続きますが、我慢してしぶとくポイントをもぎ取っていくしかあるまい。この日は復刻デザインのグッズも販売されるし、楽しみにしながら休みボケのアタマにムチ打って1週間がんばろうと思いますよ(笑)

[J'sGOAL]【J2:第13節 岐阜 vs 千葉】レポート