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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第39節 楽しいサッカーをしよう!

2014 Jリーグ Division 2
第39節 ジェフユナイテッド市原・千葉△2 - 2△ジュビロ磐田
5位(勝点61)→5位(勝点62)

ラストスパートの11月。4連勝での上位対決2連戦の1試合目は、ドロー決着に終わりました。勝ち点で追いつくことはできませんでしたので結果としては残念ですが、この後の3試合に向けては非常にポジティヴな、希望の見えるゲームでした。後半戦のジェフの進化は、間違いなく本物です。

タレント豊富なジュビロが相手で、個のチカラやチームの総合力も相手が上なのはおそらく間違いない。ただ、中位チームのようにガッチリ引いて守るというやり方はしないはずでしたので、ジェフとしてはそのほうがやりやすくはあるだろうとは思いました。果たしてその通りで、サイドバックや中盤を短く経由してシンプルに前に繋ぐサッカーで、十分に戦えていました。人の動きも活発で労を惜しまないダイナミックなサッカーを続けていましたし、その中で森本や谷澤の個を活かしたプレーも見えました。前への絶対的な推進力というのはいわゆる「関塚サッカー」の真骨頂ですけど、それがこの選手たちでも十分に表現できているというのが素晴らしい。関塚さんは選手たちのストロングポイントをしっかりと引き出してくれています。

佐藤健太郎がサスペンションで、その分相手DF裏を目がけたシンプルな組み立てには苦労しました。いやあ、いなくなって初めてわかるサトケンの効果ね。もちろん山形時代からゲームメイクに力を発揮していたサトケンですけど、昨年あたりからたびたびプレーに迷う部分もあったりしたし、活躍してもあまり目立たないっていう選手なもんで、これほど違うとは思ってませんでした。地味に良い仕事をするってのは実に大事なことよな。次節は戻ってきますし、期待しましょう。

セットプレー崩れから先制されましたが、しかしそれを一度はひっくり返すだけのパワーとメンタルが備わっています。今までのジェフとかこういうところが違うのです。2点目なんて、たくさんの選手が次々と飛び込んでどんどんゴールを強襲するわけですよ。最後押し込んだのサイドバックの大岩ですよ。こういうのスゲーワクワクするじゃん。勢いのあるサッカーっていうのは、見ててもすごく興奮します。

今季最高の14000人が入って、同点ゴールから逆転までの雰囲気というのはものすごいものがありました。月並みですけど、フクアリが"揺れて"いた。チームは好調だし、やってるサッカーは楽しいし、勢いはあるし、フクアリは大歓声に包まれている。実に気持ちがいいです。

正直言って勝てた試合ではありましたし、2-1で終わらせるべきだったと思います。バックパスをさらわれましたけど、高木は一度は止めてますからね。どうにかしてかき出せなかったかなって思うと悔しいです。結果は残念ですけど、でも選手たちは90分間間違いなくファイトし続けました。これだけのパワーがあるなら、今度こそ上に行けるはずでも。反省は反省として、今はもう前を見るしかない。無理やりにでも前向きにいきたいです。

残り3試合。一戦一戦を全力やりきって、こんどこそ上に行ってやるのだ。

あ、試合前のOBOG戦は楽しかったですねー。昔の選手も意外とみんな走れてましたw 中島もってるなー。櫛野はスーパーセーブを2回も見せて沸かせてくれました。武田と中西はずーっとしゃべってましたね。和田さんや昇平ヘイも久しぶりに見られてよかったです。

とりわけ、ジェフレディースOGの井上由惟子さんのプレーが見られたのが嬉しかったです。ユイコさんはU-17ワールドカップにも出場したほどのホープだったんですけど、2011年オフに退団したあと消息不明みたいになっちゃってたんですよね。たぶん僕がレディースで最初に好きになった選手なんで、OBOG戦で主戦場に右サイドを駆ける姿を見られてよかったです。調べてみたら、今は東京で女子サッカー部のコーチをやってるみたいです。元気そうで何より(^-^)