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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第7節 "Goal Attempt"

2011 Jリーグ Division 2
第7節 ジェフユナイテッド市原・千葉●0 - 1○サガン鳥栖
5位(勝点51)→5位(勝点51)

昇格を争い直接のライバルに0-1で負け。この負けは重いですね。鳥栖とのポイント差は9に開き、昇格圏との差も5に開き、残り6試合。もうギリギリの状態です。いや、とっくにギリギリの状態でしたけど、これでさらに追い詰められてしまった。

スタメンを振り返っておきます。GKは岡本。4バックは右から、山口、竹内、出場停止明けのミリガン、左に渡邊。アンカーに佐藤勇人。2列目には米倉、伊藤、村井、左は今回は林が先発。最前線に久保です。今節は深井が警告累積でサスペンションになります。

公式スタッツでは、ジェフのシュートは5本(前半2本、後半3本)。少ないですよね。米倉の3度のシュートもロングスローからの竹内のボレーも決定的ではありましたが、ゴールに収めることはできませんでした。失点するまであれだけゲームのペースを握って、「自分たちのやりたいサッカー」を表現していながら、フィニッシュチャンスの数と精度に難を抱えて、3試合連続の無得点。形ができつつあります。それはわかるんですけど、結局はシュートを打たないと何も始まらない。フットボールコメンテーターとして名高い倉敷保雄さんは「シュートは勝利への扉を叩いているノックのようなものです」と言ったことがありますが、完璧な形じゃなくても少々強引でも、ゴールにアプローチしなければ勝つことはできない。サッカーって、そういうスポーツです。

失点シーンは、豊田の揺さぶりに一瞬動揺してマークを被らせてしまって、結果ノンプレッシャーでコントロールされました。十分にケアしているはずなんですけど、一瞬だけ切れてしまったんですよな。正直、あのたった1秒だけですよ。あの差がすごく大きな差になってしまった。その後の20分間、あわてずに形を作り続けてゴールにアプローチし続けられれば良かったんですが、結局は後ろからの放りこみ一辺倒のサッカーに戻ってしまいました。伊藤や渡邊はなんとかリズムを掴みなおそうと必死に動き回りましたが、選手間の意識がいまひとつ合わずにパスが繋がらない。ロングボールは跳ね返され続けてチェックも雑になって、最後はクールに逃げ切られました。

監督交代というカンフル剤の効果は、長くもっても次の徳島戦まででしょう。その次の大分戦までは1週間空くし、そうすればライバルチームのスカウティングも充実してくる。残り6試合で5ポイント差ですから、あと全部勝ってようやく肩を並べられるかどうかってとこです。時間はほとんど残されていませんが、少ない中でこのスクランブルの体勢をどうにか"闘える"ところまでもっていかなきゃいけない。強引でもやれることは全部やらないと。

次は竹内がサスペンションで出られません。はー、キツイなー。キツイけど踏ん張らないと。ヘンに達観した感情とかいらない。一生懸命に応援しよう。残り全部行けるわけじゃないけど、どこからでも精いっぱいに声援を送ろう。うん、そうしよう。

[J'sGOAL]【J2:第7節 鳥栖 vs 千葉】レポート