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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第32節 前へ前へ

2011 Jリーグ Division 2
第32節 ジェフユナイテッド市原・千葉△0 - 0△栃木SC
5位(勝点50)→5位(勝点51)

個人的アウェイ初勝利はまたもお預けというね。しかし関東ではなぜここまで勝てないかなぁ。なんか変な力でも働いてるんじゃなかろうか・・・・

スタメンです。GKは岡本。4バックは右から、山口、竹内、青木良太、渡邊。今回は佐藤勇人がアンカーの位置にいて、その前に深井、伊藤、村井、米倉。最前線に久保。システムは4-1-4-1です。ベンチに林が復帰しました。ミリガンは前節レッドカードを受けてのサスペンション。大島はどうやらケガをしてしまったようです。前節後半開始直後に交代という不可解な事態がありましたが、あれもケガの影響だったんでしょうか。

金曜日にドワイト監督を解任し、神戸TDを新監督に据えるというバクチを打ったジェフですが、土曜日の浦和のように鮮やかに勝利を挙げることはできませんでした。3連敗は回避しましたが、徳島が勝って結果的に昇格圏との差が開いてしまったことを考えると、やはり「痛恨のドロー」と言わざるを得ません。現実的に考えてもまだ可能性はありますが、残留争いと違って昇格争いは「勝つ」ことが前提になる部分が多いので、以前として状況は厳しい。

ただ、内容はそれほど悲観するようなものでもないと思いました。8月の札幌戦以降ずっと蔓延していた前線の窮屈感はある程度払しょくされて、センターバックの青木と竹内から始まるビルドアップが形になるようになりました。中盤と最終ラインの間に佐藤を据えて、そこをひとつのリンクノードとして米倉と深井につなぎ、両ワイドの深い位置にあるスペースを使わせると。2列目センターに構えた村井と伊藤は、個人でも栃木のチェックをかいくぐってチャンスを演出しました。欲をいえば、もっと遠目からのチャレンジがあっても良かったかな。最前線の久保は、ムリに競り合いをせず比較的低い位置でボールを収めてはたく、という仕事に徹していて、中盤省略の放りこみ一辺倒がなくなりました。シュート10本は決して多い数字ではないですが、かなりゴールの近くまで迫れていたし、何より攻撃のコンセプトがはっきりと見えた。ここでもう一度ベースを掴むことができるというのは、正念場を前にして好材料ではないかと思います。

とは言え、連敗のあとで監督交代という劇薬を使ったわけですから、「内容云々よりもとにかく何が何でも勝つ」という積極性がもう一つ見られなかったのは残念。ミドルサードでボールを奪ってカウンターを仕掛ける場面は少なくなかったんですが、どうしてもゴールに迫る一歩手前で止まってしまう。そこをもう強引にでも相手を振り切ってフィニッシュまで持っていくぐらいの気迫があれば、米倉も久保ももう一つ上に行けると思うんです。久保はルーキーですが、もうあと丸3試合くらいでA契約の900分に到達します。それまでになんとかひとつ結果を出してほしい。みんな期待してるわけですから。神戸さんの采配も、結局交代枠を1つしか使わなかったことについては、消極的になってしまったと言わざるを得ない。青木や林を使って、少しでもリズムを引き寄せてやろうっていう感じが出てこなかったのは、これはアウェイゲームだったからなのか、たった2日ではそこまではできないと思ったのか。

とにかく、次とその次は本当に重要です。残り試合は7、もしかしたら「ラストチャンス」かもしれない。今回のミリガンに続いて今度は深井がサスペンションですが、この試合である程度の手ごたえはつかんだはずです。あとはそれをモノにして、結果を出すだけ。鳥栖には行くことができませんが、勝利を信じて応援します。がんばろう。がんばろう。

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