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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第35節 サッカーは頭を使うスポーツ

2011 Jリーグ Division 2
第35節 ジェフユナイテッド市原・千葉○1 - 0●ガイナーレ鳥取
6位(勝点52)→5位(勝点55)

勝ちました!7試合ぶりですよ!僕は愛媛に入ってないので、生観戦で勝ったのは9月の北九州戦以来です。もうね、喜び方をすっかり忘れちゃってるし、「勝ったィヤッホーウ!」というより「はー、勝ててよかった・・・・」という感じの方がどうしても強くなっちゃってました。いかん、サッカーを楽しめてないぞ!

スタメンを振り返っておきます。GKは岡本。4バックは山口、竹内、ミリガン、渡邊。今回は佐藤勇人ファン・ゲッセルのダブルボランチ。右に米倉、左に深井、トップ下に伊藤が入って、最前線にはオーロイがスタメン復帰です。大島がベンチに復帰しました。前節初ゴールを決めた久保も引き続きベンチ入りしています。

もうね、今回は井上のスーパーセーブショウでしたよ。とにかく彼にゴールを阻まれまくりました。井上が防いだ失点は2点や3点じゃ済まないでしょう。きた!と思ってガッツポーズの準備をして、それを止められて頭を抱えるなんてことを、もう何度も何度も繰り返す羽目になりました。あれはキツイわー。どうしたら入るんかわからんもん。"ぬりかべ"の異名をとる井上ですが、よくもまぁあそこまでやれるもんです。敵ながらあっぱれだわ。

井上には散々苦労させられましたけど、逆に言うとそれだけ決定的なフィニッシュが増えたってことです。公式スタッツではシュートは21本。前半はオーロイをターゲットにした高さでの勝負、後半は大島と深井、米倉の3人をワイドに使ってのポゼッションサッカーオーロイファン・ゲッセルもあまり動ける選手じゃないので、前半は人の動きが緩慢であんまりワクワクしない展開になってましたが、バックラインから単純にオーロイに当てるだけじゃなく、サイドをえぐってのクロスも増えてオーロイの高さを本当の意味で脅威にすることができるようになっていました。鳥取も必死にオーロイの高さに対抗してきて、自由にやれない場面を多かった。でもそのせいで、後半のためのスタミナを前半で使っちゃったんですよね。そこで後半はシステムを4-3-3にして、今度は前線での人とボールの動きをどんどん増やして、相手がついてこれなくなるところを狙うと。これはかなり効いてましたよ。交代枠を2つも消費するというリスクの非常に高い戦術ですが、前半と後半でここまでコントラストをつけると相手も対応しづらくなります。シュートで終わるシーンも増えて、とても良い傾向です。なので、これだけうまくいったんだからゴールが欲しい。もうあと少しではあるんですよ。鈴木がハンドをしてPKになったシーンも、ハンドがなければ大島がズドンを仕留めていたんだし。・・・・たぶんw

動きがあって狙いもはっきりして、だんだん形のできてきたサッカーですけど、米倉恒貴が自身の強みを活かしきれていません。右アウトサイドでフル出場した米倉ですが、ボールを持ったときに次のプレーをどうするか迷うシーンが度々見られました。ゴールまでまだ距離のある場所で受けても、ゴールまでの直感的なイメージができていないのかもしれません。サポ仲間は「サッカー脳が育ってない!」と言っていましたが、持っている技術にインテリジェンスがついていけてないんですよね。これは大変もったいないこと。相手DFに身体を寄せられても、それを振り切ってボールを死守できるフィジカルや、ロングボールをワンタッチでしっかり自分のコントロール下におけるテクニックを持っているんだから、それをどうにかしてもっと活かしてほしい。今はサイドアタッカーとして起用されていますが、もしかしたら、"No.11"としての仕事が合っているのかもなぁ。

ピッチレポーターの佐藤さやかさんも、ようやくヒーローインタビューができてよかった。長くかかってしまってすいませんでしたなぁ。スカパーのクラブ応援コーナーを見てても、佐藤さんはまだまだ"千葉の人"になってないんで、引っ張りこめるようにがんばらないと。ラスト3試合。次はヴェルディとのアウェイゲームですね。その前に天皇杯の磐田戦があるか。僕はどちらも現地には行けないので、テキストライブでおっかけることにします。

[J'sGOAL]【J2:第35節 千葉 vs 鳥取】レポート