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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第5節 J2は魂が磨かれるリーグ

2012 Jリーグ Division 2
第5節 水戸ホーリーホック△0 - 0△松本山雅FC

土曜日はK'sスタに行ってきたんですが、また雨になっちゃいました。なんだかなー。帰りには小降りになりましたけど、駐車場の水たまりとか泥とか大変なんよね。今年はこういう役回りなのかしら・・・・。

両チームのスタメンです。ホームの水戸はGKに本間。4バックは、市川、キム・ヨンギ、塩谷、輪湖。村田とロメロ・フランクのダブルボランチ、2列目は小澤、橋本、島田。前線は鈴木隆行です。対する松本のGKは野澤陽輔。飯田、飯尾、鐡戸、多々良の4バックに、喜山康平、玉林、小松のトレスボランチ。右に弦巻、左に船山、センターに片山真人というスリートップでスタートです。

共にジェフが4月中に対戦する2チームの試合なので、良い敵情視察かなと思って見た試合でしたが、まぁはっきりいって「凡戦」という一言に尽きると思います。ピッチコンディションの影響なのかなんなのか、とにかく中盤でのゲームの組み立てが双方ともにまったくできませんでした。ショートパスやボールコントロールのミスがものすごく多くて、変に相手にボールを渡してしまう。でも奪えた方も、前に急ぎ過ぎたり逆に判断が遅すぎて全く攻撃にスイッチできない。シュートは水戸が11本、松本が6本ということですが、ゴールの匂いがしたチャンスって、両チーム合わせてもいくつあっただろうかねぇ。

それでも、両チームのセンターフォワードは力の強さを見せていました。水戸の鈴木隆行は、もうあのピッチの中で一人だけレベルが違う。ボールを持てるし、ちゃんと抑えられるし、フィジカルでも全然負けないし。スピードこそありませんが、あれでボックス内まで持ってこられたらちょっと対処に困るかもしれません。両サイドとのコンビネーションがもうひとつうまくいってなくてフィニッシャーとしての役割は果たせませんでしたが、あれはモノが違うわ。さすが、って感じ。 松本の片山は、ハイボールの競り合いでは水戸のセンターバックに完勝でした。あれだけきちんとターゲットになってくれるなら、野澤もなかなか心強かったんじゃないかな。残念だったのは、片山が落としたボールを拾ったその次の展開が拙かったこと。中盤、サイドともに攻撃への切り替えが遅いんですよね。結果的にバックラインから「蹴りだすだけ」になってしまう。ちょっとかわいそうだったなぁ。弦巻と船山の両翼は良くボールを拾って奮闘していましたが、それも単騎突破になりがちでした。

松本のキャプテン・飯尾が試合後のコメントで「今日の内容は今季で一番だと思う」と言っているのを見て、驚きを禁じ得ませんでした。これが選手たちの実感に沿っているのだとすれば、見ている方としては多分に物足りない。サポーターたちも、しばらくの間は相当の我慢を強いられることになります。サッカーの基本動作のひとつひとつ、その正確性がまだまだ足りなくて、つまらないミスでボールをロストしまう。練習で良くしていける部分ですが、課題はどっさりです。昇格1年目の今季は厳しい戦いになることはみんなわかっているでしょうけど、この内容で手ごたえを感じてしまうのでは、ちょっと意識が低すぎやしないかなぁと・・・・。

そうはいっても、ジェフとしては敵にまわすと決して楽な相手ではありません。なんせK'sスタでは過去2年で勝点を取れていないし、一昨年の北九州も昨年の鳥取もアウェイではものすごく苦労させられているわけで。気を引き締めてかからないといけません。油断してると足元すくわれるぞ。

ようやっと念願のドラゴンカレーを味わうことができました。思ったより辛くて食べるのに苦労しましたけど、評判通りに美味しかったですよ。

[J'sGOAL]【J2:第5節 水戸 vs 松本】レポート