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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第11節 結果至上主義

2012 Jリーグ Division 2
第11節 ジェフユナイテッド市原・千葉○2 - 1●ギラヴァンツ北九州
11位(勝点15)→10位(勝点18)

遠く北九州まで行かれた皆さん、お疲れさまでした。テレビで見たらすごい雨と風だったようで、僕も松本で暴風雨を経験したので苦労が身にしみます。それでも勝ってこれたんだから、少しは疲れも飛んだでしょうかね。やっぱり勝つっていいものよねw

スタメンですが、今回も入替がありました。GKは岡本。バックスは大岩、竹内、山口智、武田の4人。ボランチが今回は伊藤大介とミリガンのセット。右に田中佑昌、左に兵働が開き、大塚と藤田のツートップです。これまでずっとスタメンを張っていた佐藤健太郎はベンチスタート、深井に至っては登録すらされませんでした。バクチではあるものの、ここのところパフォーマンスが落ち気味だったのも事実。中2日続きの連戦で下手に酷使するよりは間をあけるほうが良いと、木山監督は判断したんでしょう。他にも動きの重くなっている選手はいますしね、積極的に休ませていくのは、ケガの予防のためにもいいことだと思います。

ただ、メンバーが変わるとやっぱり今までのようにはいかないわけで。立ち上がりの30分間は、これもうこの試合どうなっちゃうんだろうってくらいに最悪の試合展開でした。北九州のテンポの速いパスワーク、スペースにきちんと入って連動していく動き、サイドバックの裏を的確に突いてリズムを作る攻撃に、ジェフの守備はことごとく後手に回ってしまいました。あれほどけちょんけちょんにされるのは今季初めてじゃないかしら。中盤の新井涼平竹内涼が積極的にボールに絡んでポイントを作り、前のアタッカー陣はDFの間あいだに入ってパスを引き出していく。特に渡大生は噂に違わぬいいストライカーで、目立った高さや速さというのはないものの、DFにとって一番イヤな場所にいつもいるんですよね。そこにスパッとボールが入ると、あとはもうワンステップすればフィニッシュチャンス。ああいうのが、いわゆるFWの「コワさ」ってやつなんでしょうね。あれは恐ろしい選手だ。彼、高卒ルーキーなんですよね。このまま順調に成長してステップアップしていったら、とんでもない選手になるぞ。

この展開が前半ずっと続いていたらもうフルボッコ覚悟だったわけですが、33分に同点ゴールを獲れたことが実に大きかったです。兵働から縦に鋭く入ったパスを、ボランチの伊藤が受けて抜けだすという展開は、それまであった悲壮感を払しょくするに十分なものでした。今まで勝てなかった試合は、ああいう形がほとんど作れなかったんですよね。タテに入っても最後で変に躊躇しちゃったりして。システムの変更もあって、それ以降はボールを保持して攻撃の形を作ることもできたし、守備も冷静に対処できて崩される場面も少なくなりました。後半のミリガンのゴールは、田中佑昌が左脚でよくコントロールしたフィードをあげて、なぜか走り込んでいたミリガンがこれまたしっかりコントロールしたヘッドで左上隅にストン。録画を見返しましたけど、ミリガンは中盤でボールを持ってはたいたあと、その勢いのままにオーバーラップしてるんですよね。あれ、たぶんあの時点では何も考えずに走ってるぜ絶対w

苦しいながらもアウェイで勝ち星を獲れたのは大きいです。次は鬼門中の鬼門の醤油スタで、しかもまた雨の予報が出ています。誰か雨男でもいるんじゃないのw いい調子で連休を締めくくれるように、いい試合をしてホームに帰ってこれるように、がんばりましょう。そろそろ連勝したいぜよ。

[J'sGOAL]【J2:第11節 北九州 vs 千葉】レポート