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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第28節 サマータイムブルー

2013 Jリーグ Division 2
第28節 ジェフユナイテッド市原・千葉●0 - 1○ギラヴァンツ北九州
3位(勝点50)→3位(勝点50)

お盆休みのアウェイ連戦の初戦は、最終盤の失点であえなく敗戦となりました。選手のチョイス、気象条件、アウェイ、疲労、いろいろと複合的な要因で大変に難しい試合になってしまったのかなぁという印象です。こういうやられ方は一番堪えるよね。僕はまだお盆休みに入れないので、1週間仕事するのがシンドイです。

スタメンです。GKは岡本。バックスは、米倉、竹内、山口智、大岩。伊藤と佐藤健太郎のドイスボランチに、2列目は田中佑昌、大塚、谷澤。最前線にケンペスです。高橋峻希はサスペンション。前節スタメンの兵働は今回はベンチスタートでした。

前半に相手にガンガン押し込まれて攻めまくられるという展開自体は、ここ最近の傾向なのでそれほど気にはしていませんでした。決定的なピンチがいつもより多かったのが気になったくらいで、大事なのは失点をゼロで抑えて折り返すということなんだろうなと、ハーフタイムには理解してました。なので、内容はともかく結果的にはミッションの半分は達成したわけなので、そこまではよかったんですよ。湿度が80%を超える蒸し暑さでまさしくハードモードだったし、チーム全体で戦術は共有できていたでしょうし。

ただ、そうまでして後半勝負に出たのに、結局ことごとく空まわって決定機すら満足に作れなかったというのには、なんというか、そう、がっかりしました。相手の運動量が落ちるのを待つはずが、いつのまにかこっちの運動量までガタ落ちしていて、パスの精度は長短かまわず酷いものでした。後半の序盤こそグイグイ押し込んで、15分間でシュートも6本くらい打ちまくりましたけど、この時間帯に得点が奪えなかったことで、あとはもうただの消耗戦に。点の取れる気配が全くしないので、ならば最終ラインをしっかりと固めて1ポイントを取る戦いに終始しても良さそうなんですけど、最終的にはそれすらかないませんでした。得るものなんて何もない、本当にタダ消耗しただけのゲーム。何がいけなかったのかね。「開き直り」とかですかね。

今節はガンバを除いた上位陣がみんなコケていて、なので相対的な傷が最小限に抑えられたのは不幸中の幸いではあります。首位までは10ポイントはなれちゃいましたけど、自動昇格圏までは変わらず6ポイントですからね。極端に悲観的になる必要はないと思ってます。

ただ、次の2試合はトップのケンペスがサスペンションでいません。現状ケンペスに代わる選手はジェフにはいませんから、どうしたってやり方を変える必要があります。シーズンの3分の2を終え、米倉、谷澤、佐藤健太郎と、チームのコアになっている選手が警告3回という状況でもありますし、ドラスティックな変化をつけるには良いタイミングかなとも思います。いろいろな意味で"J2を知っている"淳さんですから、ボランチセンターバックのチョイス、サイドプレイヤーの組み合わせまで、一度フラットにしてガラッと入れ替えてくるかもしれません。むしろ、そこまでしないとこの夏の閉塞感は打破できないかもしれない。

ベンチを温め続けている選手やTGで好調を維持している選手には、「俺がヒーローになってやる!」って気迫でもって、このチームを奮い立たせてほしいと思います。今季はリザーブメンバーもレギュラー組に引けを取らないほどの練習量をこなしているという話だし、ポテンシャルの高い選手がたくさんいるのはみんな知ってますからね。6月にケガの功名で伊藤や大塚が台頭したような流れをもう一度起こすことができれば、このキツイ時期を乗り切れるはず。それができなければ、またいつもの夏を繰り返すだけです。

頼むぞみんな。しんどい季節だけど、ここを踏ん張れば後はラストスパートするだけだ。がんばろう。

[J'sGOAL]【J2:第28節 北九州 vs 千葉】レポート