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がんばりすぎずにあるこうや。

スヌーピー展に行ってきました

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されているスヌーピー展に行ってきました。日本初公開のものを含む100点以上の原画を展示して、50年に及ぶ漫画「ピーナッツ」の歴史と作者チャールズ・M・シュルツの生涯をたどる、「かつてない規模の」展覧会です。先月から始まっていたイベントですが、ようやくこのタイミングで見に行くことができました。

兎にも角にも、その展示量にびっくりしました。公式サイトにもある通り展示は大きく4パートに分かれていて、その中でも「ピーナッツ」の歴史をたどるパートでは、初期・中期・後期とさらに3つに分かれて展示されています。それぞれで資料もたっぷり、解説もしっかりまとめられているので、見応えは抜群。漫画の展示は原画なので台詞はすべて英語ですが、傍に日本語訳があるので安心です。アメリカのシュルツ美術館所蔵の資料も多く展示されていて、ピーナッツの前にシュルツが描いた「リル・フォークス」という漫画の原画や掲載された雑誌、アートスクール時代の写真やスケッチなど、ピーナッツに関わる部分以外の展示もたっくさん。週末ということもあって会場は大賑わいで、少し詰まりながら見て回ったということもありますが、全部見終わったころにはたっぷり3時間経っていました。これほどの規模とは思わなかった。大満足です。

入口には音声ガイド端末の貸出もあって、これがまた良いんですよ。展示で紹介しきれないちょっとしたエピソードがあったり、漫画にある英語の名台詞を解説付きで紹介したり、クイズも入ってたりして、スヌーピー展の楽しさが10倍100倍です。ナレーションは関根麻里。場内は決まった順路というのがないので行ったり来たりしながら見て回れるんですが、音声ガイドもメニュー番号を選んで聞くタイプなので、順番にとらわれず好きなところから聞けるので便利。チケットとは別に500円がかかりますが、これは間違いなく借りるべきです。楽しいです。ちなみにクイズの正解率は、僕は半分くらいでした。

で、この展示会場以外にも、今回限定のオリジナルグッズを販売しているグッズショップと、普段から市販されているグッズを売っているセレクトショップがあって、ここでもじっくり見てるとあっという間に時間が経っちゃっていかんですね。今回の展示は、これまで注目されることの少なかった「ヴィンテージ・スヌーピー」と呼ばれる1950年代の作品をしっかりフィーチャーしていることもあって、オリジナルグッズにはヴィンテージ柄のものがけっこう多いです。個人的には中期以降の図柄のほうがかわいくて好きなので、そのあたりをモチーフにしたグッズがもっとたくさんあると良かったなぁと思いましたが、ここでしか買えないものもあるので悩ましいです。僕もいくつかは買いましたけど、いまさら「あれも買っとけばよかったかなぁ・・・・」って思うのもあったり。

六本木ヒルズにあるカフェやレストランでは、今回のスヌーピー展に合わせて特別メニューを出しているところがいくつかあります。けやき坂ベーカリーもそのひとつで、メニューは「ハニーナッツとピーナッツバターのホットサンド」。表面にココアでスヌーピーが描かれていて、かわいくて食べるのがもったいないです。はちみつ漬けのピーナッツを混ぜ込んだピーナッツバターを、パンにはさんでホットサンドにしていて、けっこうボリュームあってこれだけでお腹いっぱい。
他のお店にも行きたかったんですけど、ちょっと無理でした。なかには「1日限定10食」なんていうメニューもあって、全部を試すのは大変そうです。そういえば、六本木駅から比較的近いところにあるAS CLASSICS DINERには大行列ができていましたね。

スヌーピー展の会期は年明け1月5日まで。あと2か月弱ありますけど、年末くらいからは混雑に拍車がかかるでしょうから、行くなら早めがおススメです。僕が行った時もそうでしたけど、週末はやっぱりけっこう混むので、可能ならば平日に行くほうがゆったりと見てまわれそうですね。レストランも混まないだろうし。今まで知らなかったピーナッツがたくさん見られて、すごく楽しかったです。もう1回行ってもいいなー。ぜひぜひ、おススメですよ。