J2第41節マジック1が減らないまんま

2013 Jリーグ Division 2
第41節ジェフユナイテッド市原・千葉△1 - 1△栃木SC
5位（勝点64）→5位（勝点65）

今年のホーム最終ゲームはドローになりました。栃木とはこれで1勝1敗6分ということで、まーよくもここまで引分が続くものですな。島田社長も言っていたように、試合内容自体は両チームともとてもアグレッシヴで見どころもあり、ゴールが少ないだけで見どころは多いゲームだったと思います。でもプレーオフのためには勝ち星が必要だったわけで、そういう意味では残念ながら不完全燃焼ですね。

とはいえ連敗は脱出。幸先よく先制してひとつ波に乗れたこともあって、気持ちで引かずに前を向いて、ゴールを目指すサッカーをやることはできてました。町田や兵働、田中佑昌が前線で躍動して何度もチャンスを作り、中央でのテンポの良いパス回しから素早くサイドにはたいて高速クロス、それに点で合わせるという形でゴールも生まれました。シーズン初めに得点を量産した形からまた結果が出たというのは、ある意味やりたいことができてるってことですよな。

センターラインではもう球際激しくガツガツとファイトしていて、町田なんかはフィジカルがマッチ棒なもんで吹っ飛ばされちゃったりもしてましたけど、でも二重三重にチェックにいって簡単に楔のパスを出させない粘り強さもありました。ボランチのところの守備がしっかりしてきたのでセンターバックの負担が減って、その分ビルドアップから崩されることはだいぶ少なくなりました。栃木は大きなサイドチェンジとDFラインの裏を狙ったロビングを多用してきて、事実そこから失点もしてしまいましたが、それはもう割り切ってしまうしかないかもしれません。なんせもうあと1試合＋2試合しかないわけですから、作り直してるヒマなんかないし。昨年のこの時期に露呈していた弱点がまだ治ってないってのは歯がゆいですけど。

決定的なチャンスもえらくたくさんあったんですけど、結局精度不足でゴールならず。どいつもこいつももってないなー。ケンペスは10月は5ゴールで月間MVPも取りましたけど、11月はいまだノーゴール。ムラっ気があるのはブラジル人らしいというかなんというか。熊本戦みたいに点が入る時は入るし、今回みたいに打っても打っても入らないときもある。だからまぁ、そういう日だったんでしょう。しょうがない。勝ちたかったけど。

札幌戦からの4試合で1勝すればプレーオフ確定なのに、その1勝がえらく遠いです。ホーム開催どころかまさかプレーオフ出場すら確定しないまま最終節を迎えるなんて露ほども思ってませんでしたけど、もうそうなってしまったからには開き直って戦うしかない。まだホームで開催できる目も残っていますしね。僕は鳥取には行けませんが、もう一度フクアリで試合ができることを願って、こちらから念を送ることにします。

櫛野の最初で最後の「俺たちジェフ！」、すごく嬉しそうにやってましたねぇ。ゴールキーパーはなかなかこういう場面に立てないですからね。来期からはコーチになるそうで、No.17を託せる立派な選手を育ててもらいたいと思います。おつかれさま。