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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第18節 鉄壁マンマーク

2014 Jリーグ Division 2
第18節 ジェフユナイテッド市原・千葉○3 - 0●京都サンガF.C.
11位(勝点24)→8位(勝点27)

アウェイで敗戦しての折り返しのホームゲームは、3-0で大勝利でした!今回もまた暑い中での試合になって、おまけに風も全くないというタフなコンディション。こういう試合はやるほうも見てるほうもしんどいよね。勝てて本当に良かったです。鬼門の6月にひとつ勝てたというのは実に大きい。

今季から監督が変わった京都は、昨シーズンまでのスタイリッシュなパスサッカーから随分と様変わりしていました。大黒を最前線に、三平や山瀬というパンチのあるアタッカーをワイドに置いて、中距離以上のパスをふんだんに使った縦に速いサッカー。最終ラインから前線までの距離をコンパクトに保って、パス一発でジェフのバックラインの裏を狙ってきました。やり方が大きく変わったので京都の選手もまだ浸透しきっていないということでしたが、それでも大黒の瞬発力、フィジカル、強引にシュートを狙ってくる迫力はとんでもなく恐ろしかった。自分の強みとそれを100%発揮する術を知っているストライカーというのは怖いですね。何度決定機を作られたことか。

その大黒を封じる役割を任せられたのはキム・ヒョヌン。90分間終始密着マークを敢行し、そのスピードと高さを存分に活かして強靭なストライカーを完封しました。大変にタフなミッションで息を入れる暇もなかったと思いますが、やるべきことをきっちりこなして仕事をやりきりました。いやいやお見事であった。キムがチャレンジしにいった後ろは山口智がしっかりカバーしていましたし、ピンチはあったものの結果的にはシャットアウト。よくがんばってくれました。これがあってこそ、前線が攻撃に集中できたというものです。

京都の中盤があまりポゼッションを志向しておらず、プレスをそれほど強くなかったこともあって、兵働はグイグイ前に出て攻撃陣を操りました。2点目のミドルはしてやったりでしたね。京都のクイックリスタートの場面でちょっとごたごたがあって、そこで京都の選手の足がほんのちょっと止まったのを見逃さずにボールを掻っ攫ってのミドルシュート。よく集中してました。思い切りのいいミドルがスパッと枠に収まっていくのは気持ちがいいです。今回は1G1A。ケンペスはなんだかんだで点を取ってくれるなぁ。例年夏になると調子を上げてくる(らしい)ので、これからもここぞというところでゴールを量産してもらいたいもんです。

これで得失点差がプラマイゼロ。湘南戦での大借金をようやく払い終わりました。点が取れているのはいいことだ。あとはうまくいかないときの「プランB」とか、アクシデントへの対処とか、ですね。これからはもっと暑くなってくるので、運動量対策も必要になる。考えることはたくさんありそうです。

次は北九州とのアウェイゲームです。向こうさん、なんといま4位ですよ!でも勝てば勝点で並びますんで、しっかり勝って弾みつけたい。がんばりましょう!

[J'sGOAL]【J2:第18節 千葉 vs 京都】レポート