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がんばりすぎずにあるこうや。

気になるAppleWatch

先週のことですが、Appleの新製品発表イベントがありました。この場では画面サイズが2パターンになったiPhone6とともに、Appleが初めてスマートウォッチに参入するAppeleWatchが発表されました。発表前の噂では「iWatch」という名称で情報が出回っていましたが、「i」の文字は外してきたんですね。iPhoneなどとは、機能として連携はしつつも製品コンセプトとしては別のラインに乗せるという意思表示でしょうか。

詳しいスペック面はIT系ニュースサイトさんにお任せするとしまして、つらつらと感想です。

基本的なデザインは、「スマートウォッチ」というガジェットのイメージとそう遠くないと思います。角型の盤面とかタッチパネルの搭載とか、心拍センサの装備も想定内。というかこれくらいはスマートウォッチとしてはもはや必要なスペックなんでしょうね。その上で他どどう差別化するかってとこなんでしょうけど、Appleはより「時計」に近づけることで差別化したんですね。デザイン面もそうですけど、サイズを2種類用意したり、趣味嗜好に合わせて素材やバンドの形状を何種類も準備したり、こういう部分は時計本来の販売戦略に似てる気がします。バンドの取り換えが簡単にできるようになっているなら、ここはiPhoneケースのようにサードパーティにも解放されるかもしれませんね。

竜頭をモチーフにした「デジタルクラウン」という物理UIは、まず物理UIを付けたことが意外だったのと、位置が「そこかよ!」という感じでした。角型の盤面の右側面。一般的なアナログ時計の竜頭もだいたいこの辺りにありますけど、AppleWatchのような「日常的に使うUI」としてここに置くのはどうかと思うのです。左腕にはめるならまだしも、右腕にAppleWatchをはめて左手で操作しようとすると、このデジタルクラウンはめちゃめちゃ使いづらい。画面隠れちゃいますからね。竜頭ってそもそも時刻合わせとかネジ巻きのためにあるもので、そんなに頻繁に触るものじゃありません。アイディアとしては面白いけど、実際の使い勝手はどうなのかなぁというのは気になるところです。

ジョグダイヤルのようなUIが欲しかったなら、盤面を丸型にしてベゼルを回転させるほうが使いやすいのではと思うんですけど、これだとデザインがスポーツ/カジュアルに寄りすぎちゃうのかな。

個人的に欲しいかどうかというと、気にはなるけど飛びつくほどでは全然ないです。バッテリーがどれくらいもつのかとか、タッチパネルの使い勝手(余計な反応をしないかどうか)とか、iPhoneとの連携なしの単体使用でどれほどのポテンシャルがあるかとか、不透明なところがたくさんあるのでね。値段もアメリカで350ドルということで安い買い物ではないわけだし、ひょいと手を出せるものではないです。

まぁ日本での発売は来年春以降だと思いますし、しばらくは気にしなくてもいいかな。実際の製品インプレッションが出始めたらまた考えようかな、という感じですね。