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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第7節 もう一度!もう一度だ!

2010 Jリーグ Division 2
第7節 ジェフユナイテッド市原・千葉●1 - 2○ファジアーノ岡山
2位(勝点13)→4位(勝点13)

なんだかいろいろとモヤモヤする最近の日常なので、ジェフの試合くらいはスカッと勝ってほしいなーと思っていたんですが、下位のファジアーノにスカッと逆転負け。ポゼッションもアタッキングタイムもシュート数も圧倒的に上回ったのに、まったく活かせませんでした。なんだかなー。

スタメンを振り返りますが、前節と同じです。GKに櫛野。バックラインは、鎌田、茶野、ミリガン、渡辺の4人。アンカーに山口、佐藤と工藤のダブルボランチ。右にアレックス、左に倉田、頂点にネット。ベンチメンバーも変わらず、巻や谷澤、青木孝太が控えます。

前半は、ミドルサードでの積極的なプレス、セカンドボールの保持、バックラインからのビルドアップ、カウンターへの対処。どれをとっても及第点の出来で、ある程度試合をコントロールすることはできていたと思います。ファジアーノは完璧な守備ブロックを敷いて、ジェフにパスを回すスペースを与えてくれませんでしたけど、サイドからの抜け出しとネットのスピードを活かした攻撃で、北九州戦と同じように早い時間からいくつか決定機を作ることはできていました。

北九州戦と違ったのは、それがゴールに結びつかなかったこと。ネットの1対1や、オフサイドになってしまった工藤からネットへのスルーパス、倉田の切れ込みからのシュート、佐藤がボックス内で受けたボールをネットに落とした場面。あげればいくつもあるんですが、その一つでもモノにしていれば、展開は全然違ったんだと思います。北九州戦も横浜戦も、前半の早い時間帯で先制点を挙げたことで、試合を自分たちのものにすることができたわけ、逆にいえば前半のうちに先制できなければ、後半には向こうの流れをもっていかれるってことなんです。

後半の立ち上がりで、佐藤のフィードをアレックスが落として、ネットが強引に右足を振りぬいたゴールは見事でした。結局パスを回すスペースがなくて、それでもネットやアレックスが岡山のバックラインの裏に抜け出すことはできていましたから、それをもっと活かしていってもよかったのではないかと。前節のコメントで、江尻監督は「求めている形ではない」で言っていましたけど、スタイルを追い求めることは大事ですが、今年は何より結果が大事。勝点3を獲らなけりゃいけません。その中では、フレキシブルに中盤からの早いフィードを連発してよかったんじゃないかと。岡山の守備は非常に堅く、セットプレーにも集中して対応していることはわかってたわけですからね。追加点を取りに行くならなおさらです。

失点はセットプレーと、ジェフのセットプレー崩れからのどカウンター。岡山の後半のチャンスはこの2回しかありませんでしたし、シュートもこの2本しか打っていません。で、それを両方とも決められてしまった。追いつかれたコーナーキックは、櫛野はなんでファーに入ったんだろうか。岸田には2人ついていました(鎌田と山口かな?)けど、どちらも振り切られました。ここの不安定さはいつになっても改善されないなぁ。どうしたものか。逆転につながったコーナーのセカンドボール、フリーだった鎌田はなぜ焦ったのか。価値を目指した終盤で、前へ前へという意識があったのかもしれませんが、それならなおのこと落ち着かないといけない。このあたりは試合経験の少なさに通じるんでしょうか。

それにしても、のべ3分間のゲームコントロールで2点も取られてしまうんではなぁ。終盤に点を取りに行く姿勢というのは、草津戦でうまくいったパターンではありましたが、それは今回は通用しなかった。岡山はジェフをよく研究していました。それに対してジェフは、有効な対策をとれなかったんだと思います。選手交代も含めてね。江尻監督は「僕は今日いい勉強をさせてもらったと思う」と言っていますが、もちろん課題が見つかることはいいことですけど、授業料はもう払いすぎるくらい払ったんでないかと。7試合で2敗ですから、もうワールドカップまで一つも負けられない。追い込まれてます。だからこそ、自滅はいけない。自分で自分の首を絞めるようなことは、絶対しちゃいけない。

次はホームに帰って岐阜戦。熊谷の悪夢を振り払うには、岐阜には勝たなきゃいけません。圧倒してほしいとか、内容も伴ってとか、大量点でとか、そんなこといいません。泥臭かろうか、1点差だろうが、ギリギリだろうが、なんでもいい、勝てばいい。勝とう。J1に行くために。

[J'sGOAL]【J2:第7節 岡山 vs 千葉】レポート