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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第10節 我慢がまんガマン

2012 Jリーグ Division 2
第10節 ジェフユナイテッド市原・千葉△1 - 1△カターレ富山
11位(勝点14)→11位(勝点15)

執念でもぎ取った午後半休を行使して、平日開催のフクアリに行ってきました。わんころの写真を撮ろうと思ってコンコースをぐるっとまわったりしたんですが、どうもいつもと行動パターンが違ったようで、結局会えずじまい。課と思えば、友達はキックターゲットであだっちーとわいわいやってきたとか言うし。なんやねんもうヽ(`Д´)ノ

連戦スタートのスタメンですが、GKは岡本。大岩、竹内、山口智、武田といういつもの4バックに、ボランチが今回は佐藤健太郎とミリガンのセット。ガンバからシーズンローンで加入した大塚翔平がトップ下で初先発、右に兵働、左に深井、ワントップは荒田がこちらも初先発です。レジナルド、藤田、伊藤大介はいずれもベンチスタート。オーロイは登録を外れました。

結果は1-1のドロー。負けたわけではないんですが、なんだか非常にマズイ感じがしています。印象としては、まるで先週の松本戦の延長のようでした。予想に反して4バックの婦人を組んできた富山に対し、シュートを22本放ちながらも結局はセットプレーからの1点のみ。あまつさえ、相手のクイックリスタートに完全に集中を切らしてスコンと失点するという大失態。流れからの攻撃にしっかり対応できていても、ああいうところで致命的なミスを犯してしまっては何にもなりませんわ。あれはしっかりとボールを見てさえいれば防げた失点だし、つまるところゴールに対する意識が相手より劣っていたということ。あれはガッカリでしたよ。

メンバーの入れ替えは、ターンオーバーの意味もあったんでしょうが、ここ数試合パフォーマンスの落ち気味だった布陣へのテコ入れだったんでしょう。ミリガンのボランチ起用は正直個人的にはホントカンベンしてくださいって感じなんですが、守備面での貢献はやはり大きいです。サイドバックが積極的に上がるようになったことで、ミリガン自身が無理に攻撃参加する必要がなくなったことが大きいんでしょうかね。球離れもよく、中盤で良くさばいていたと思います。富山のカウンターを遅らせたりタテへの楔を塞いだり、センターバックの前にもう1枚網を掛けて、富山の強みをうまいこと消せていました。惜しむらくは、佐藤健太郎と役割が完全にかぶってしまっていたこと。中盤のそこに2枚いる場合、1人はアンカー、もう1人がレジスタになるのが理想的ですが、サトケンもミリガンもアンカータイプ。押し込んでいるときに前に飛び出してミドルを撃てるようなボランチがいればいいんですが、残念ながらそういうタイプじゃないんですよね。

フクアリデビューになった大塚は、トップ下というよりもややツートップ気味に陣取っていました。ですが持ち味や強みはもうひとつ出せず。彼の主戦場があのあたりであることは間違いなくて、しかしうまくボールをおさめられませんでした。大塚があの位置でもっとボールを触れるようになると、荒田が裏に抜けてフィニッシュってこともできるし、大塚自身もフィニッシュ持ってますから、攻撃の形も作れるんですがね。もう少し使いながらになるのかな。まだ日も浅いことですし。

とにもかくにも、シュートが打てても枠に行かないわ勢いを殺されて簡単に取られてしまうわDFに引っかかるわで、まるで決定機になりませんでした。問題はそこなんですよね。アタッカー陣に迫力が足りない。攻撃の停滞感・チグハグ感は、ちょっと深刻なレベルになっています。フィニッシュのひとつ前、ふたつ前のパスがもう少し精度がよければ、っていうのがすごく多いんですよ。やろうとしていることが明確な分、それをきちんとした形で具現化できていないのがすこぶる歯がゆい。スタイルを劇的に変化させるのは難しいですから、練習を重ねて熟成させていくしかないんでしょうね。それまではとにかく我慢ガマンなんでしょう。いやー、これは辛いわ。シーズン前にはある程度覚悟していたことでしたが、開幕からホームゲーム3つであれだけのパフォーマンスを見せられたので、僕自身舞い上がってたかもしれません。そこに強烈にしっぺを食らった感じです。うーむ。

中2日で北九州です。北九州もなかなか良いサッカーしてるし、活きのいい若手もいますから難敵です。遠方には僕はいけませんが、こちらから声援を送ろうと思います。

[J'sGOAL]【J2:第10節 千葉 vs 富山】レポート