J2第19節 気張れ！若人たちよ！
2012 Jリーグ Division 2
第19節 ジェフユナイテッド市原・千葉○3 - 1●ガイナーレ鳥取
2位（勝点36）→1位（勝点39）
有休を無理やりねじ込んで、ミッドウィークのフクアリに行ってまいりました。鳥取からわざわざマスコッツ一同が遠征してくるというのでね。ネギもらうのに並んでたらいきなり撮影会が始まっちゃって、いろいろ絡みながら楽しませてくれました。トリピーはかわいくて好きですね。ネギマンこえーよ。ガイナマンはニヒルな笑みがちょっと不気味でありました。最近スタジアムでバシャバシャ写真撮ってるんで、なかなか整理が追いつかんｗ
試合の話をしましょう。まずはスタメンから振り返ります。GKは岡本。最終ラインはいつもどおり、大岩、竹内、山口智、武田。中盤が今回は佐藤勇人と伊藤大介の攻撃的なダブルボランチ。田中佑昌と兵働の両翼、藤田と米倉のツートップは前節と変わりません。レジナルドがまたベンチ外でしたが、どうやらケガからのコンディション不良で別メニュー調整しているようです。
キックオフからわずか42秒で先制ゴール。ガッチリ引いてくると思ってましたから、このゴールでだいぶ気が楽になりましたね。ボールをもってパスをまわして人もぐるぐる動き回って、いい意味でいつも通りの試合ができました。その後大岩を基点に兵働の2ゴールを加えて、50分までで3点リード。試合展開に余裕が出てきたところで、町田と大塚の若手を投入してチャレンジ。最後にPKを与えて失点したのは全く余計でしたけど、それ以外はしっかりゲームを締めくくったわけだし、試すところも試せたし、きっちりした試合だったんじゃないでしょうか。もちろん決定機はたくさんあったんでもっと点が獲れてしかるべきでしたけど、次以降にとっとくってことにしときましょう。
鳥取は思ったよりも引いてきませんでした。が、前半は中盤が余りに浮ついていて、伊藤と佐藤がかなり自由にプレーできてました。サイドチェンジもガンガン繰り出せたし、バイタルエリアでの藤田のポストプレーもことごとくハマってたし、大岩と武田もいつもよりも増してかなり高いポジションをとって攻撃に顔を出していたし、やりたい放題でした。兵働はフリーでボールを持つシーンがすごく多くて、自分をやりたいプレーをそのままやれちゃう感じ。2ゴール決めてあわやハットトリックというところまでいきましたし、言うことなしでしょう。後半は鳥取がいきなりボランチを2枚とも変えてきてボールがある程度収まって捌けるようになったことと、試合勘の足りない町田と大塚がいたことでイーブンな展開になりましたが、押し切られずにある程度主導権をとって試合を進められていたのはOKだと思います。ミッドウィークの試合でターンオーバーも考えなければいけないしね。
今回印象的だったのは、ちょうど1ヵ月ぶりの出場になった町田也真人。28分間の出場は今季最長で、そのなかで実に様々なアイディアを見せてくれました。ドリブルでの細かいステップワーク、サイドの深いところを狙った右脚アウトでのロングフィード、サイドの選手を囮にしたタテへの鋭い楔のパス。見ていて本当に面白い。やっぱりたった10分間で持ち味を出せる選手ではないんですよ。試合のリズムに乗って、ボールを数多く触って周りを使っていく選手。ボールを受けてワンステップで前を向いて、すぐにボールを運んでいけるのは魅力だし、こっちもワクワクします。周りと連携を取れなかったりゴール前でシュートを打つ積極性が見えなかったりとマイナス部分はありますが、それは単純に試合勘が足りないということでしょう。忘れてしまいがちですが、インカレの優勝チームで10番を背負ってた"スーパールーキー"ですからね。少なくとも60分動けるくらいになれば、兵働とのターンオーバーも柔軟にできるようになるでしょう。期待してるよ。
大塚は、もうあと一歩なんだろうな。町田との絡みからすごくいい流れでフィニッシュしたシーンがありましたけど、あれが決まってりゃ一皮むけたと思うんだよなー。実に惜しかった。あの姿勢自体はまったく良いものですし、FWなんだからもっとガツガツいくべき。スマートにプレーしようとするあまりあれこれ考えすぎて失敗してしまうんでしょうが、米倉と同じように感性で動き回る方がいいと思います。木山さんの言う「スタメンで出られない大きな理由」というのをしっかり考えて反省して、もっといいプレーを見せてもらわないと。木山さんは相当我慢して使ってると思うし、ガンバサポからの期待もあるし、それに応えないといかんぜよ。
折り返しを前に首位に立ちました。ただ、感覚的には「もう首位に立ってしまった」という感じで、なんともソワソワしています。なんて弱気なｗ 実際いま首位にいることはそれほど重要じゃないし、これをキープしていくってめちゃめちゃ大変だしね。上に目標がある方がやりやすい気がするので、なんとも。でも、首位に立ったからにはこれを維持していけるように、まずは次のヴェルディ戦に勝つことです。図らずも首位攻防戦になってしまいましたが、一閃必勝でがんばりましょう！
