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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第27節 徹底的リアクションサッカー

2013 Jリーグ Division 2
第27節 ジェフユナイテッド市原・千葉○2 - 0●水戸ホーリーホック
3位(勝点47)→3位(勝点50)

いよいよ8月。気温もぐんぐん上がって大変蒸し暑いなか、それでも9600人のサポーターが集まりました。夏休みということで子供たちもたくさん来ていて、ジェフィユニティみなちゃんはわらわらともてあそばれておりましたねw かわいいマスコットで子供たちのハートをぐっとつかんで、ジェフサポに引っ張り込む!なんという完璧な作戦!w

ではスタメンです。GKは岡本。最終ラインは、米倉、竹内、山口智高橋峻希。ドイスボランチ伊藤大介佐藤健太郎。右のサイドハーフに今回は兵働が先発しました。大塚、谷澤が2列目で、ワントップにケンペスです。キム・ヒョヌンは前節一発退場で今回は出場停止。ベンチには深井が戻ってきました。田中佑昌は今回はベンチスタートです。

シュート数が6本と19本。また極端に押し込まれたものです。そういう展開でも最後の仕事だけはやらせずに、90分間必死に耐えて耐えて無失点。決定的なピンチもいくつもありましたが、竹内や山口が体を投げ出してブロックしたり、岡本が見事な反応で防ぎ続けました。前節に敗戦を喫して、連敗だけは絶対に避けなければいけないという意識は選手たちにも大きくあったでしょうから、とにかく失点しないこと、点を取られなければ最低限負けることはないわけなので、まずそこから入ろうという考えはありありと見えました。ボランチのサトケンはもとより、伊藤もかなり守備の意識が高く相手のボールホルダにアプローチしていたし、ケンペスも積極的にフォアチェックにいって後ろを助けていました。全員の守備意識がしっかり共有された結果の無失点ですから、自信を持っていいと思います。

攻撃陣は、実に効率よくゴールを挙げて2得点。先制点は8割は谷澤のゴールですね。見事な個人技での突破でした。パスがよくつながって押し込んでいた時間帯とはいえ、米倉もよくあんなゴール前まで上がっていたものです。試合前には「今度は前線に起点ができるかどうか関係なく上がってみようと思っている」と話していた米倉が、有言実行の攻め上がりで先制ゴールを挙げました。2点目は終了間際のトドメの一発。トリックスターの谷澤と交代出場の佐藤勇人田中佑昌が絡んだカウンター一発のゴール。田中はよく突っ込んで決めましたね。ああいうのって得てしてパスが弱かったり突っ込み切れなかったりで決まらないことも多いんですけど、佐藤のアイコンタクトを見逃さずに突っ込んだのはえらい。

水戸は鈴木隆行と橋本が獅子奮迅の大活躍で、あの2人だけで攻撃を形作れてしまうほどのハイパフォーマンス。ジェフの守備陣も相当手を焼きました。おっかないことこの上ない。フィニッシュの精度不足に助けられたところもありましたし、課題は確かに山積みです。J2で現実的に価値を積み重ねていくには、やはり徹底的にリアクションサッカーに徹するしかないということなのかなぁ。見ているほうには何ともストレスの溜まる試合で、終わったあとにはどっと疲れが出て大変です。今回は淳さんの采配もバチッと当りましたし、選手たちも現状が決していいわけではないことはわかっていると思うので、8月はまず目の前の試合にしっかり集中して勝っていくということが大事になるんでしょう。辛抱強く闘わねば。

次は北九州とのアウェイゲームになります。お盆休みの入りですので、駆けつける人も多いんでないかな。僕はゆっくり自宅でスカパー観戦です。ここからまたコツコツと連勝を積み重ねていきましょう。

[J'sGOAL]【J2:第27節 千葉 vs 水戸】レポート