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がんばりすぎずにあるこうや。

ちばぎんカップ 発展途上

2014 Jリーグプレーシーズンマッチ 千葉ダービーマッチ
第20回ちばぎんカップ ジェフユナイテッド市原・千葉●1(4 PK 5)1○柏レイソル

大雪で開催が心配されましたが、地元の高校サッカー部やボランティアののみなさんが懸命に雪かきをしてくださって、ピッチ状態も良好、スタンドも公園広場も不自由ない状態になりました。本当にありがたいことです。天気も快晴で絶好のサッカー日和。素晴らしいコンディションを用意してくれて、サッカーの神様にも感謝したいです。

先発に新加入選手が4人、交代出場で1人と、はっきりとテストの意味合いが強い試合になりました。雪でトレーニングゲームが中止になったり練習も思ったようにできなかったりと難しい状況になっているので、連携面も含めてまだまだという感じです。米倉と高橋峻希の両サイドバックが抜けた穴は相当に大きいもので、彩度の選手を重点的に獲得したものの、埋まりきったとは言い難い状態です。ただ、それならこれまでのストロングポイントだったところを強引に復活させようとするよりも、新たに加わった選手たちの強みを引き出して、彼らにあったサッカーをやろうという意図も感じられました。

左サイドの山中亮輔中村太亮は、この試合でジェフの攻撃を十分に牽引してくれました。サイドバックができるとはいえ、二人とも本職はサイドハーフの選手。つまり強みは攻撃的なセンスにあるわけですね。中村は緩急をつけたドリブルと長短のクロスを織り交ぜて、ボックス内でのフィニッシュチャンスを演出しようとしていました。中盤との連携や前線との意思疎通がまだできていなくて結果は出ませんでしたが、彼自身がどういう選手なのかということを十分にアピールしてくれたと思います。山中は、対面の高山や鈴木大輔に肉弾戦を挑み、それに十分に対応して、フィジカルの強いところを示してくれました。トップスピードからのクロスもあるし、プレースキックも蹴れる。コントロールキックだけでなくパワーショットも持っているということなので、大きな武器が加わりました。柏U-18のときからちょこちょこ見ていた選手なので、山中には本当に期待しているんです。若さなど気にせず、ぜひともジェフの攻撃陣を引っ張ってほしいと思います。

右の天野も"ある程度"守備はできているんですが、やっぱり左右の対人守備にはまだまだ難があります。山口慶がそれをカバーするように走り回り、交代出場の田代も前に後ろに動いてしっかり蓋をしてくれていましたが、あれはあのままでは絶対にマズイですよ。ボランチが疲弊しきってしまうし、それに引っ張られてセンターバックとGKに異常な負担がかかってしまいます。昨シーズンと同じ轍を踏むわけにはいかないんですから、ここは早急に立て直してほしいところ。高木と大岩ははっきりと試合勘の不足が見えてしまいましたね。失点シーン、大岩のミスも言い訳できませんけど、あれだけ角度のないところまで抑えていたのにニアをぶち抜かれてしまうのでは、GKとしては致命的です。

まぁまだ開幕まで2週間ありますから、ピークには遠いでしょうしこんなものでしょう。別メニューになっている選手もいるということなので、2週間でしっかりコンディションを整えてもらって、フクアリ2連戦をきっちり戦いたいところです。昨シーズンはちばぎんがシーズンのピークみたいな感じになっちゃいましたからね、いま好パフォーマンスが見えなくても不安には思いません。本番はこれからなんだから。

ちばぎんはいつもバックスタンドで見ることにしてるんですけど、専用スタジアムのバクスタは本当に近くていいですねぇ。プレーもはっきり見えるし、これまで聞こえてくるし。サポーターの声援も左右から聞こえて楽しいです。写真を撮るのにもゴール裏よりバクスタのほうが向いてるよな。久しぶりにパシャパシャサッカーを撮って、またカメラ欲がむくむくと首をもたげてきました。むむむw