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がんばりすぎずにあるこうや。

J2第5節 春よ来い

2014 Jリーグ Division 2
第5節 ジェフユナイテッド市原・千葉○3 - 0●ロアッソ熊本
18位(勝点4)→13位(勝点7)

開幕戦以来の現地観戦。雨と風が強くまさしく「春の嵐」到来で、見てるほうにもタフな試合になりました。でも試合は3-0の快勝。いやー嬉しい!やっぱり勝つって良いですね。雨を避けていつもと違う場所から俯瞰視点で見てたんですけど、今回のサッカーは面白かったです。久しぶりにとても充実したサッカーウィークエンドになりました。

兵働、谷澤、井出とスタメンを3人入れ替えて臨んだ一戦。ボールを送る技術、運ぶ技術、収める技術に長けた選手を中盤に配置していました。開始早々からどんどんゴールを狙っていって、その過程で2分に先制ゴール。早い時間にゴールを奪って試合の主導権を握れたのは大きかったですね。スタンドも俄然強気になって、90分間イニシアチブを取り続けられたのは、選手にとっても監督にとっても大きな自信になるはずです。ただ、メンバー構成や戦術を攻撃的にシフトした分、決定的な大ピンチというのも少なくありませんでした。熊本の精度の低さに助けられたり、バックスが体を張って相手シュートをはじき出したりと奮闘して無失点で終えることはできましたが、反省材料がないわけではないですね。

まぁリスクを犯さずに積極的な策なんか打てるわけもないので、淳さんはこうなることも多少織り込み済みだったのかなという気もしますね。今回はそれがうまくハマりました。全員のコンディションがとても良くて、動きがみんな軽快でした。こういう状態を維持するのはなかなか難しいですが、なるべくムラのないようにコンディションを整えて試合に臨みたいですね。自分の力を100%発揮できるかどうかってのはとても大事なことなので。

2年ぶりの出場でリーグ戦初スタメンに抜擢された生え抜きの井出遥也は、サイドハーフの位置で躍動してサポーターに強烈なインパクトを残しました。僕が井出のプレーを見たのは2012年の天皇杯以来ですかね。その時は左サイドバックでの出場で、隣の山口智にガッチリ手綱を引かれて緊張しながらプレーしてたのを覚えています。長らく公式戦に出られない間にもしっかりトレーニングを積んだようで、プレーがすっかり洗練されてまさしくプロのものになっていました。ユース時代の持ち味だった軽快なステップからのドリブルや長短のスルーパスはもとより、スペースを見つけてフリーで走りこんできたり、相手選手のギャップを突いて上手くボールを引き出したりと、プレーの幅がかなり広がっていたのには驚きです。兵働や町田とのコンビネーションもすごく良くて、「山中の代役」と言うのが失礼なくらいの大活躍。アカデミーから昇格した選手がこうして活躍するのを見るのは、なんとも嬉しいものですね。

58分に退場処分を受けてしまって残念な今季初出場になってしまいましたが、この退場劇はむしろジェフの選手たちの結束を強める結果になったと思います。井出がいなくなって左サイドの中盤にボッカリとスペースができてしまいましたが、ケンペスは終盤まで必死に走ってその穴を埋めようとしていました。山口慶もサイドの守備によりパワーを割いて、その分真ん中は大岩がしっかりケアをしていました。町田も相当キツかったと思うんですけど、交代直前までフォアチェックをやめなかった。代わって入った佐藤勇人は中盤を引き締めて盤石のクローザーとして役割をこなしました。谷澤はダメ押しの3点目を叩き込んで試合を決めましたし、本当にチームとしての一体感を感じました。素晴らしいですね。良いチームだ。

井出の活躍は、今季2種登録された仲村京雅専修大に進学した佐藤遵樹など、アカデミーの後輩たちにも大きな刺激になったようです。身近な先輩が活躍すると感動するものよね。これからのジェフを背負っていく若者たちには、大いに期待しています。がんばれ!

次は水戸とのアウェイゲームですね。毎年毎年苦戦する相手ですけど、どうにか踏ん張って勝ち点をもぎ取ってもらいたい。せっかくの近場なんですが僕は別用があって行けないので、現地に行かれる方はどうぞよろしくお願いします。そしてできれば水戸にお金落としていってくださいw

[J'sGOAL]【J2:第5節 千葉 vs 熊本】レポート