stellacadente.blog

がんばりすぎずにあるこうや。

J2第7節 コテンパン

2014 Jリーグ Division 2
第7節 ジェフユナイテッド市原・千葉●0 - 6○湘南ベルマーレ
9位(勝点10)→14位(勝点10)

試合開始に間に合わず、フクアリのスタンドに着いたときにはすでに1失点していました。ただこの数字がまさか「6」にまで膨らもうとは思いもよりませんでしたね。リーグ戦で6失点というのは14年ぶりなんだそうで、大変にショッキングな週末のホームゲームになってしまいました。開幕6連勝中で目下J2最強の湘南が相手とはいえ、まさかこれほどまでに差があろうとは、いやはや。

まさしく完膚なきまでに叩きのめされたという感じです。ジェフも連勝中だったし、熊本戦、水戸戦と試合運びの点では好感触を持っていたはずなので、メンタルコンディションは良かったはずなんですよね。0-1の段階ではまだ跳ね返すだけの気力ももちろんあっただろうし、まだまだできるという思いはあったはず。0-2になった後のコーナーからのケンペスのヘッドが入っていれば随分展開も違ったと思いますが、あれが防がれてしまうということは、この日はゴールに見放されるひだっだということかもしれません。そのあとに立て続けに失点を重ねて0-4になって、残念ながらそこで試合は終わってしまいました。

後半から山中を入れて絶対的な推進力そのものを増やしたり、右サイドを竹内にして当たりの弱さを修正したり、井出を中央に配置転換してドリブルで切り込む要素を加えたり、いろいろと策を講じてなんとか一矢報いようとはしました。ただ結果的にはそのどれもが湘南のハードワークの前には奏功せず、あえなく完封。後半開始直後にはゴール裏もエンドレスあっこちゃんでチームに勢いと迫力をもたらそうとがんばりましたけど、立ち上がりに5失点目を食らってしまいそれもダメ。ホント何やってもダメでしたね。いっそ清々しいほどに力負けです。

メンバーを変えていないので、ジェフがやろうとしていたサッカーはいつもと変わらなかったってことで、単純にそれが湘南のサッカーと相性最悪だったという見方もできます。あれだけのスピードとフィジカルを駆使したショートカウンター連発の攻撃スタイルは、それについていけるだけのスピードを持たない最終ラインには相当に難しいミッションだったでしょう。3-4-3の4の選手はみんながみんなハードに身体をぶつけてくるスタイルで、あの山中でさえ2人に挟まれて吹っ飛ばされるくらいなので、町田や井出ではどだいムチャだったという見方もある。ただ、そういう部分を差し引いても、ひとつひとつ積み上げてきた淳さんのサッカーでチャレンジしようという意図だったので、それ自体は否定することはありません。でも、これで他のチームもこの試合をお手本にジェフへの対策を練ってくるでしょうから、これからはいっそうしんどくなりますよ。強化部とコーチ陣は、この試合をいつも以上に分析して反省をして、修正をして、夏補強の参考にもしなきゃいけない。やることは目いっぱいあります。大変ですけどいい機会です。これほどの大敗はそうそうあるもんじゃないから。

課題を認識してその修正方法を確立したら、そしたらあとはしっかり気持ちを前に切り替えて、次の試合に臨むだけです。次は富山、そのあとは讃岐と、いまだ未勝利の2チームが相手。いやだわこわいわ。でもだからこそしっかりとジェフのサッカーのベースを貫いて、きちんきちんと勝ちきっていくことが大事ですよ。もうすぐシーズンの4分の1が終わります。そろそろ助走は終わりにしないとね。

[J'sGOAL]【J2:第7節 千葉 vs 湘南】レポート