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がんばりすぎずにあるこうや。

2015年の気になった○○

晦日ですね。というわけで、恒例の今年気になったコンテンツを振り返る企画を今年もやろうと思います。一気にばばっと振り返りますよ。

では、どうぞ!

1. つくばFC

地元つくばのクラブチームが今年から本格的なホームゲーム運営に乗り出したのを機に、僕も会場に足しげく通うようになりました。4月に結成された応援団にも参加して、実はなんとタイコを叩いておりますw こちらでのサポーター仲間もたくさんできて、1年間どっぷりとアマチュアカテゴリに浸かりました。
こじんまりした地方のスタジアムで、少ない人数で声をからして応援する。気力も体力もJリーグ以上に使うからめちゃめちゃ大変だけど、でも単純に楽しかったです。人が少ない分、よく会う人たちとの関係がとても密になるというか、すぐに知り合いになってしまう。子供たちもけっこう来てて、ちびっ子サポーター仲間もたくさんできました。 もっとサポーターの人数が増えてくれれば、できることも増えるに応援も盛り上がるけど、でも身の丈に合った規模で、今できることからコツコツと積み上げていけばいいかなとも思います。来年もがんばろう。

2. てさぐれ!部活もの

「てさ部」を知ったのはアニメ第2期の末期ごろで、そこからわずか数回の放映を録画で見て「うわなにこれチョー面白いじゃん」となったのでした。今年のはじめに続編が放映されるということで、待ってましたとばかりに全話視聴。
台本パートと、アドリブによる大喜利パートの2部構成という斬新なつくり。大喜利パートは、先にアドリブを収録してしまって、あとからそれに合わせて絵を付ける、「プレスコ」と呼ばれる大変難しい作り方をしています。この大喜利コーナーがめちゃくちゃ面白くてね、毎回アタマをからっぽにしてゲラゲラ笑いながら見てました。部活動の「校外活動」という名目で外ロケをすることもあって、アニメで動いてるのに音声や声は全部"生"のものだから、臨場感ライブ感がすごい。
アニメって本来娯楽なんで、こうやって何も考えずにただ笑って見られるってのは、なんか安心しますね。こういう作品ももっと増えるといいね。

3. 響け!ユーフォニアム

音楽がテーマになってるドラマやアニメは、僕は何はなくともとりあえず手を付けてみるようにしてます。その中でもこの「ユーフォ」は、実に真摯に"音楽"に向き合い、純粋に音楽を楽しめる作りになっていて、見ていてとても気持ち良かった。高校の吹奏楽部が舞台なので、学生らしい心の機微に触れる場面もありますが、しかしそれも過剰にならず、重くなりすぎず、「主役はあくまでも音楽」という構成を徹底したのは見事です。
演奏される曲もどれも素敵で、これは洗足学園の生オケを収録したそうです。最終話のコンクールのシーンで「課題曲4番」を演奏しますが、これは実際に2015年の第63回全日本吹奏楽コンクールで「課題曲IV」として採用された曲。こだわってますね。自由曲「三日月の舞」は僕の大好きな旋律でして、しばらくはヘビロテしてました。イントロがむちゃくちゃカッコイイんだ。音楽は良いね。
続編の制作も決まったそうで、北宇治ウィンドの素敵な演奏がまた聴けると思うと今から楽しみです。

響け!ユーフォニアム 1 [Blu-ray]
ポニーキャニオン (2015-06-17)売り上げランキング: 2,211
【TVアニメ化】響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ (宝島社文庫)
武田 綾乃 宝島社 (2013-12-05)売り上げランキング: 7,293

4. Fuller House

"気になった"というか、"気になってる"というか。
30代にとっては「アーアーアーアー(*´▽`)♪」のイントロでおなじみ、当時のNHK教育テレビで放送されたアメリカのシットコムフルハウス」。その続編の製作が発表されました。キャストもオリジナルメンバーが多数参加して、タナー家がよみがえります。ミシェル役のオルセン姉妹など、残念ながら参加のかなわなかったキャストもいるものの、プロデュースを務めるジェシー役のジョン・ステイモスをはじめ、みんな「フルハウス」には思い入れに強い人たちばかりなので、きっと続編も素晴らしい作品に仕上げてくれるでしょう。
7月にクランクインして、11月には第1シーズンの撮影がクランクアップ。動画配信サービスNetFlixで、年明け2月26日に全世界一斉公開です。もうホントめっちゃ楽しみ。

5. 千と万

千と万(1) (アクションコミックス(コミックハイ! ))
関谷 あさみ 双葉社 (2013-06-12)売り上げランキング: 19,106

父と中学1年生の娘、二人家族の日常を描いた漫画。
中学1年生という年齢も絶妙だし、父子家庭という構成も絶妙だし、登場するネタの扱い方も絶妙です。思春期の娘とその父のすれ違いというと、まぁいろいろとあれやこれや思い当たるところはあるわけですけど、ひとつひとつをあまり深刻にとらえずに、軽ぅくはじいていくのが、何とも小気味よく痛快です。お父さんが娘に振り回されるシーンはおなじみだけど、逆に中学生らしい娘のドジっぷりをお父さんが大人げなくからかってみたり、そうかと思えば父のちょっとした無神経さを娘が逆手にとって悪知恵を働かせたり。
すれ違ってるんだけど、それでいて妙にハマッてるんですよね。本来緩衝剤になる母親がいないということが、逆にとてもいい風に作用しているのかもしれません。いい話ですよ。面白い。あとはあれだ、詩万ちゃんがかわいすぎるね(笑)
連載していた雑誌「コミックハイ!」が5月に休刊してしまい、連載が一度止まってしまいましたが、9月からは「月刊アクション」で隔月連載を再開したとのこと。単行本は2巻しか出ていませんが、続きが待ち遠しいです。

6. リトルフォレスト

今年のはじめに気まぐれで見に行った映画ですが、妙に印象が強く残ってしまって、そのあともDVDをたびたび借りて見返しています。たぶんもう4・5回は見てると思う。
大きなインパクトのある作品ではないんです。「食べること」を中心にして「生きること」を考える、そんな映画。雪深い田舎での暮らしを垣間見ることは、都会とも田舎ともいえない中途半端な環境でした暮した事のない僕にとって、カルチャーショックのような衝撃があったのかもしれません。小さくても、とても強い印象を残したのかも。
田舎暮らしは厳しいことがたくさんで、そういう苦労もいっぱい描かれています。でも、暗い雰囲気の映画ではないです。むしろ、最後はわーっと華やかに踊って終わって、ふんわりと温かい気持ちで見終われます。軽めの人間ドラマが好きな人にはちょうどいいかも。

リトル・フォレスト 夏・秋 Blu-ray
松竹 (2015-01-28)売り上げランキング: 8,613
リトル・フォレスト 冬・春 [Blu-ray]
松竹 (2015-07-29)売り上げランキング: 7,015

7. 彗星狩り

彗星狩り(上) 星のパイロット2
朝日新聞出版 (2013-04-29)売り上げランキング: 7,015

笹本祐一さんによる長編SF小説。「星のパイロット」シリーズの2作目に当たります。
2014年11月、欧州の彗星探査機ロゼッタチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸機フィラエを投下したころ、宇宙ジャーナリスト松浦晋也さんのTwitterを通じて知りました。「探査機が彗星に到達した今こそ、この物語が注目されるべき!」と猛プッシュ。当初はとりあえずAmazonウィッシュリストに放り込んだだけだったんですが、今年になって積本がなくなってきたころに「よっしゃ、読んでみるか!」とKindle版を購入。
地球近傍軌道の彗星を目指して、民間企業の有人宇宙船が「一着総取り式」のレースを繰り広げるという、まさにSFならではのストーリー。レースの前日談から、準備、発進、地球圏離脱、惑星間航行まで、時間幅もイベントも盛りまくりです。フィクションでありながら、宇宙空間では逃れることのできない厳密な物理法則には忠実に則って、専門性の高いやりとりもたくさんあって(本文でちゃんと解説がついている)、科学的にきちんと検証された構成になっているので妙にリアル。後半、地球圏を離脱して超長距離航行に出てからは、なんだか緊張感も半端なくて、先が気になってまさしく一気に読み切ってしまいました。
僕はもともと宇宙が好きだしSFも好きです。その上エンジニアリング的要素も盛り込まれているとあって、もう大満足でした。これほどダイナミックなSF(スペース・ファンタジー)を読んだのはひさしぶりです。「星のパイロット」シリーズとして朝日ソノラマ版で全4巻ですので、とっつきやすいと思います。超オススメですよ。

彗星狩り(下)-1 星のパイロット 2
朝日新聞出版 (2013-09-04)売り上げランキング: 28,249
彗星狩り(下)-2 星のパイロット 2
朝日新聞出版 (2013-09-04)売り上げランキング: 12,113

8. 特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER

10年経っても、僕の中ではスーパー戦隊シリーズのナンバー・ワン。デカレンジャーの10周年記念作品を見た途端、もう懐かしいやらビックリするやらで、大興奮でした。こんなに時間が経っても変わらずに楽しめるなんてね。それだけのクオリティに仕上げてくれたキャストとスタッフには感謝です。
発売されてすぐに見て、思い入れもある作品なのでblogにレビューをしっかり書こうと思ってるんですけど、思い入れが強すぎてまとまらないわ、なんか公私ともに忙しい時期になっちゃって筆が進まないわで、2か月以上経っても書きあがってません(笑) でもちゃんと書くから!デカレンジャーに対するぼくの思いのたけをぶちまけるつもりですよ。
10周年記念作品がリリースされると、これから先も15周年、20周年と続くのを期待したくなっちゃうけど、でもそれはせずに、これはこれでちゃんと区切りをつけておこうと思います。次があると思っちゃうと中途半端に消化しちゃうからね。デカレンジャーの「今」を受け止めて、しっかり僕の中で生かそうと思ってます。

特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER [Blu-ray]
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) (2015-10-07)売り上げランキング: 8,355

9. Amazonプライムビデオ&Fire TV Stick

Fire TV Stick
Fire TV Stick
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Amazon (2015-10-28)売り上げランキング: 1

Amazonが今年から動画配信サービスを始めました。Webブラウザスマートフォンタブレット向けのアプリを経由しての利用なら基本的に無料で使えて、Prime会員ならさらに視聴できる番組が大幅に増えるという仕組み。サービス開始当初はiPadで見ていたんですけど、専用端末「FireTV」の発売割引キャンペーンに乗っかって、エントリー版の「Stick」を購入してみました。
USBメモリくらいのサイズにWiFiBluetoothモジュール、ストレージを搭載して、テレビのHDMI端子に挿せばすぐに使えてしまうお手軽さ。家に届いてからというもの、地上波のテレビ番組をほとんど見なくなってしまいました。もともと家にいる時間はそんなに長くないんですけど、その時間もずっとFireTVでAmazonビデオを見ちゃってます。「あ、そういえばこれ見たかったんだよな」っていうドラマや映画がたくさんラインナップされていて、しかも視聴期限もないので、ウォッチリストにとりあえずバカスカ放り込んでおいて、あとは空いた時間に好きなように見る。僕の生活スタイル・視聴スタイルにクリーンヒットです。
NetFlixなどの外部サービスも利用できるということで、そろそろそっちにも手を出してみようかな。それこそ「Fuller House」がFireTVで見られるなら最高ですね。

今年は以上の9つです。今年で4年目ですけど、なかなかキリのいい数にならないね(笑) 今年は「音楽」「ゲーム」がないかー。今年は公私ともに環境の変化やアクシデントがあって、あまり余裕がなくて時間を作れませんでした。なので、手を出す方面もちょっと偏ってしまったかも。来年は心身ともに穏やかに過ごしたいものです。

今年も1年間、拙筆にお付き合いいただきありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。