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がんばりすぎずにあるこうや。

変わらぬ想いがチームを変える

サッカー ジェフ千葉 ジェフレディース

2016シーズンに臨むジェフユナイテッドの新体制が発表されました。昨年11月で2015シーズンが終わってからこちら、まさしく激動のシーズンオフになりましたが、ひとまずここで陣容が固まった、ということになります。

6年ぶりにゼネラルマネージャー職が設置され、ヴィッセル神戸を退職した高橋悠太氏が就任。34歳と若い新GMの手腕に注目が集まりましたが、結果として既存戦力の総入れ替えという大ナタが振るわれることになりました。2015シーズンの最終登録29名と他チームへの期限付き移籍4名、合計33名の所属選手のうち、実に3分の2を超える24名がチームを離れるという大転換。まさしく豪腕です。過去最低成績に甘んじたところに外部からの視点が入ったので、大幅に体制が変わるのはやむを得ないことではあります。とはいえ、長くジェフを見て応援しているサポーターにとって、馴染み深い選手、愛着のある選手が多くいなくなってしまったので、寂しさや不満があふれるのも致し方のないところです。

一方で、このジェフを新天地として選びチームに加わってくれた選手も、19名という大人数になりました。J1・J2で実績のある選手、代表経験を持つ選手、若く勢いのある選手、学生時代から評判の高かった選手、出場機会を求めて加わった選手など、その経歴は様々。これだけ大規模な入れ替わりなので、今季のチームがどんなサッカーになるのか、さっぱり見当もつきません。ただ、すべての選手、コーチ陣、スタッフが、ジェフのJ1昇格のために戦ってくれることは間違いない。3年目になる関塚体制と志を持って集まった27人の選手たちがどんな戦いを繰り広げてくれるのか、期待も込みでまずはじっくり見ていこうと思います。

1/17に行われたキックオフフェスタでは、高橋GMが自らの言葉でサポーター向けに編成方針を説明。大型ビジョンに資料を投影してのしっかりしたもので、動画も公開されています。例年開催されていたサポーターコミュニケーションデーが今年は開催されず、貴重な意見交換の場が失われてしまったのは残念ですが、しかし大きな方針転換に際して直接サポーター向けにGMが説明を行うのは大変良いことです。クラブとチームがどこを目指すのか、チームをどう作っていくのかを知れるのは大事なことですからね。一貫した方針で、スローガンのごとくジェフに「REVOLUTION」を巻き起こし、その力がスムーズに上昇気流に昇華してくれることを願うばかりです。

これだけ選手が入れ替わりましたので、背番号も大きく動くかなと思いましたが、昨シーズンから引き続き所属する選手では井出が26から8に変更されただけでした。2番と29番は今季は欠番。昨シーズン空き番になってしまったNo.10は、なんと長澤和輝が背負うことになりました。専修大学在学中にマリノスで公式戦デビューを果たし、卒業後はJリーグを経由せずにドイツ・ブンデスリーガに挑戦した若武者。学生時代のすさまじいパフォーマンスを知る人たちからは、早くも期待の声が止みません。そしてエースナンバーの18は吉田眞紀人です。僕ね、個人的に彼にはすごく期待しているんです。流経大柏高時代の冬の選手権でのプレーがあまりに衝撃的で、今回ジェフに来てくれるとのことでとても嬉しいです。大活躍してジェフをJ1に連れて行ってほしい。

チームは1月下旬から沖縄・宮崎で合宿を張り、練習試合もこなしながらチームの背骨を形作っていきます。今年は宮崎でのニューイヤーカップにも参加するということで、非公式とはいえJリーグのチームと注目度の高い試合ができるのは間違いなくプラス。そして最初の公式戦は、2/14のちばぎんカップになります。2年ぶりの開催ですね。J1で力のあるレイソルとのプレシーズンマッチで、新チームのお披露目とシーズンに向けての実力を測る重要な一戦です。シーズンシートの締め切り前なので、この試合を見て購入を決めるという人もいるでしょうね。楽しみです。

一方のレディースチームは、6人がチームを退団。川村真理さんの現役引退には驚きました。福岡から加入して3年、当初はサイド起用でしたが、ボランチにコンバートされてからその類稀な攻撃センスを遺憾なく発揮してきた"シンさん"。攻撃陣に常に高いレベルを要求するスパルタなパスワークは、見ていて本当に面白かった。昨シーズンはゴールも量産して復活の兆しが見えていただけに、実に残念です。それからキッカー/ストライカーとして活躍してきた筏井さんは、浦和に移籍することになりました。昨シーズンは自分の強みとチームのバランスの間でもがいた1年でしたね。もう一度リスタートして復活する姿を見たかったです。

新加入は5人。いずれも有望な新人選手です。鴨ちゃんはトップに登録されてもう3年になるので、サポにはすっかりおなじみ。他にも、高校や大学のチームですでに高いレベルの公式戦を経験している選手がズラリ。、世代別代表の経験を持つ選手もいます。日体大から加入の石井千晴さんはジェフU-18出身の"出戻り組"。今後もこういう形が増えていくといいね。ユースからの2種登録は、小澤寛ちゃんと佐藤瑞夏ちゃんの2人。これを含めて26名で新シーズンを戦います。三上監督も3年目。過去2シーズンはそれぞれで違った課題が見え、タイトルまであと一歩届きませんでした。今年はレディースも必勝祈願にお参りさせてもらったので、氏神様の力も借りて、今度こそ優勝を勝ち取りたい。がんばりましょう。

今年の女子サッカーは、オリンピックの予選/本大会があるので日程がタイトになります。まずは2月に恒例の千葉合宿からスタート。主力が数人抜けているので最初が厳しい戦いかもしれませんが、オフのうちにしっかりとチームの熟成を高めて貰いたいと思います。今季はトップチームのシーズンシート特典に、レディースのホームゲーム招待券が加わりました。僕の周りにも「今年はレディースも見に行きたいと思うよ」と言ってくれている人もたくさんいるので、今までジェフレディースを見たことがなかった人にもぜひ見に来てもらいたいです。お待ちしてますよ。