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がんばりすぎずにあるこうや。

Jリーグが、はっじまっるよ~♪

いよいよ今週末、2017年シーズンのJリーグがはじまります。長いようで短かったオフを経て、「サッカーのある日常」が戻ってくる高揚感は、毎年のことですがやっぱりドキドキワクワクしますね。楽しみな季節がまたやってきます。

今季はなんと言っても、試合中継のメインストリームが「放送」から「通信」に変わるという、大変大きな変革の年になります。10年間に渡ってJリーグを中継放送してきたスカパー!に代わり、DAZNによるインターネット映像配信がスタートします。これまでもスカパー!の付帯サービス「スカパー!オンデマンド」で映像配信が行われてきましたが、今年からはこの形がメイン。サポーターとJリーグの関わり方が大きく変わることになります。

メリットもデメリットもあります。これまでスカパー!が積み上げてきた映像制作やコンテンツ企画のノウハウがリセットされるのは大きな損失ですし、ルヴァン杯天皇杯はこれまでどおりスカパー!で中継されることで、大会によって視聴方法が変わってしまう分かりづらさはマイナス面が大きい。録画ができなかったり、通信のタイムラグによる影響でいわゆる「Twitter実況」に向かないという懸念もあります。
一方で、アプリの対応デバイスが充実すれば文字通り「どこでも見られるJリーグ」に近づいていきます。興行面では、放送チャネル数の制約がなくなったことで各チームが開催曜日・時刻を自由に設定でき、入場者数と収入の増加が見込まれています。昨年までは毎節2試合が限度だったJ3が全試合中継されることになったのも大きなメリットです。それからなんと言っても視聴費用の安さは最大の好材料。スカパーの半額以下ですから、なんともお手軽です。huluやNetflixamazonプライムビデオなどのサービスが次々立ち上がって、日本でもVOD(ビデオ・オン・デマンド)の文化が根付きつつある中で、スポーツのリアルタイム中継がここに踏み入れる意義は大きいと思います。

リーグ自体も大きな変革を迎えます。J1は2シーズン続いた2ステージ制を廃止し、1ステージ34試合でチャンピオンを決めるレギュレーションに戻ります。賞金も大幅に増額され、いよいよクラブ間の格差が本格化しそう。J3は沼津が加わって17チームに拡大します。J3はそろそろ"定員"に達しそうで、Jリーグ入りを目指すJFL以下のチームにとっては今後数年が勝負どころとなりそうです。定員に達した場合にJFLとの関係をどうするのかという議論も、今後2~3年で本格化するでしょうね。

J2のレギュレーションには基本的に変化はなく、今年も42試合のノンストップ。開幕週から11月下旬の最終節まで、全ての週末に試合がびっしり組まれています。加えて平日開催もあり、さらに今年から天皇杯が平日開催になることで、日程の過密さは昨年以上。チームとしてコンディションを上手く調整して戦闘力を維持できるかがカギになりそうです。また今季からJ2/J3間の入替戦が廃止になり、下位2チームが自動降格となります。終盤戦はサバイバルがいっそう激しくなりそうです。

前述の通り開催日程の自由度が増しましたが、ジェフの試合はそのほとんどが土曜開催になりました。日曜開催は直前のミッドウィークに試合が組まれている箇所だけです。クラブとしてはやはり土曜開催のほうが集客が見込めるという希望があったということですね。 ただ、世の中には「土曜は仕事、日曜と平日のどこかが休み」という働き方をしている人も少なくないわけで、僕の友人にもホームにほとんど見に行けなくなってしまった人がいます。これはこれで良くないかなという気も。今季日程は決定済みなので仕方ありませんが、例えば遠方のチームが来るホームゲームは土曜、関東近郊のチーム相手なら日曜にするなど、上手くやりくりできないものかな。来年に向けて要望は多く出されそうです。

開幕戦は町田とのアウェイゲーム、ホーム開幕は山形が相手で、その後は初のJ2登場となる名古屋戦になります。あなどれないですね。町田には強力なアタッカー陣が揃っていますし、山形はあの木山さんが監督に就任して順調に仕上げてきているチーム。名古屋は選手層が大きく入れ替わりましたが、風間新監督のアイデンティティを現すような前線の大型補強を慣行しました。プレシーズンゲームで勝利のないまま本番に突入するジェフにとってはタフな相手が続きますが、開幕からの3試合は非常に大事な3試合。長いようで短いシーズンに、勢いをつけて自信を持って入っていけるよう、万全の準備をしてしぶとく戦い抜いてほしいと思います。

さあ!意気揚々とスタジアムに向かおうではないか!